総額91億円! 冬の移籍市場で最も投資したクラブは?

2020.02.06 22:20 Thu
Getty Images
欧州主要リーグの冬の移籍期間が1月31日で終了。新天地ですでに結果を残している選手もいる中、移籍市場で最もお金を使ったのはどこのクラブなのだろうか。『Transfermarkt』の情報をもとに算出した。

プレミアリーグからデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン、元イングランド代表MFアシュリー・ヤングらを積極補強したインテルや注目株のポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスを獲得したマンチェスター・ユナイテッドなども候補に挙がる中、最もお金を使ったのは…。

そのクラブは、ヘルタ・ベルリンだった。

ヘルタ・ベルリンは冬の移籍市場で4人の選手を獲得。ポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテク(ミラン/2200万ユーロ)、ブラジル人FWマテウス・クーニャ(ライプツィヒ/1800万ユーロ)、U-21フランス代表MFリュカ・トゥザール(リヨン/2500万ユーロ)、アルゼンチン人MFサンティアゴ・アスカシバル(シュツットガルト/1100万ユーロ)が加入した。
クラブレコードとなる移籍金で獲得したトゥザールの加入は夏になるものの、将来を期待される若手を多く補強したヘルタは合計7600万ユーロ(約91億2000万円)を投資。意外にも、冬の移籍市場で最も派手に動いた。

なお、ヘルタの次にお金を使ったのはナポリ。イタリア代表FWアンドレア・ペターニャ(SPALへそのままレンタル)、イタリア代表FWマッテオ・ポリターノ(インテル)、元ドイツ代表MFディエゴ・デンメ(ライプツィヒ)、スロバキア代表MFスタニスラブ・ロボツカ(セルタ)、コソボ代表DFアミル・ラフマニ(ヴェローナ)の計5選手に6550万ユーロ(約78億6000万円)を費やした。
3位はモナコ。U-20フランス代表MFオレリアン・チュアメニ(ボルドー)、U-21フランス代表MFユスフ・フォファナ(ストラスブール)、U-21セルビア代表DFストラヒンヤ・パブロビッチ(パルチザン・ベオグラード)、U-19フランス代表DFジャン・マルスラン(オセール)、U-20ポーランド代表GKラドスラウ・マイェッキ(レギア・ワルシャワ)ら若手選手を大量に獲得し、6200万ユーロ(約74億4000万円)もの大金を使用した。

上位3クラブに共通しているのは、今シーズンのリーグ戦で不調に喘いでいること。ヘルタは13位、ナポリは9位、モナコは10位とそれぞれ中位に沈んでおり、後半戦の巻き返しを図るべく補強に動いたというところだろう。

この投資の効果はこれから分かることになるが、果たして。

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