【2019-20ブンデス前半戦総括】最優秀選手はレヴァンドフスキ!

2019.12.30 20:00 Mon
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◆ライプツィヒ&ボルシアMG躍進で混戦の上位争いに
優勝争いの本命と目された王者バイエルンドルトムントが思うように勝ち星を積み重ねられなかった一方、ライプツィヒとボルシアMGが躍進を見せ、上位争いを盛り上げている。

8連覇を目指す王者バイエルンはニコ・コバチ監督の2季目となった中、ケガ人に苦しめられた。ドルトムントに電撃復帰となったDFフンメルスに代わってディフェンスリーダーに成長しつつあったDFジューレに加え、新戦力のDFリュカが長期離脱とセンターバックの枚数不足に陥った。エースFWレヴァンドフスキが開幕から11試合連続ゴールのブンデス記録を打ち立てたものの、守備に難のあったチームは11月のフランクフルト戦で5失点惨敗を喫し、コバチ前監督の首が飛んだ。

また、ファブレ監督2季目を迎えたドルトムントも守備に問題を抱え、乗り切れなかった。攻撃陣は新戦力のMFトルガン・アザールやMFブラントがチームにフィットし出しているものの、フンメルスの復帰した守備陣がなかなか締まらず、首位ライプツィヒに7ポイント差の4位と躓いた。バイエルンの出遅れを生かしたいところだったが、まさかのお付き合いで勝ち点を伸ばせずにいる。
2強の間隙を縫ってヘルプストマイスターに輝いたのはライプツィヒとなった。ナーゲルスマン新監督の下、ラングニック前監督が植え付けた攻守の切り替えの早いサッカーを成熟させたチームは、チャンピオンズリーグ(CL)でクラブ史上初の決勝トーナメント進出。そして、リーグでは11勝4分け2敗の好成績を収め、最高の前半戦を過ごした。

そのライプツィヒを2ポイント差で追走しているのがボルシアMG。ザルツブルクで実績を上げたローゼ監督を迎えたボルシアMGは、ラングニック・スタイルのサッカーで躍進。快足FWテュラムを迎えて攻撃力を増したチームは、守護神ソンマーを軸としたリーグ最少失点の堅守で勝ち星を堅実に積み重ねた。
また、昨季残留争いに巻き込まれたシャルケも前半戦を終えて5位と健闘している。昨季ハダースフィールドを指揮していたワグナー監督を迎えた中、堅守を武器に上位に食らいついている。一方、日本人所属チームではFW大迫のブレーメンが降格圏の17位、DF長谷部、MF鎌田のフランクフルトがそのブレーメンと4ポイント差の13位と残留争いに巻き込まれそうな様相を呈している。

【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆FWロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
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開幕から11試合連続ゴールのブンデス新記録を樹立したレヴァンドフスキを選出。前半戦を終えた段階で19ゴールと驚異的なペースで得点を重ねている。ヴェルナーが1ゴール差で迫っているが、3シーズン連続の得点王へ盤石の状態。コンディションも高いレベルで維持し、ハイパフォーマンスを出し続けている。

★最優秀監督
◆マルコ・ローゼ(ボルシアMG)
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ザルツブルクで実績を残し、ブンデスリーガ初挑戦となったドイツ人指揮官が今季前半戦を終えてボルシアMGを2位に導いている。ヨーロッパリーグ(EL)との並行を強いられた中、ELでは惜しくもグループステージ敗退となったが、スタメンを固定せずうまくターンオーバーしながらリーグ戦で好位置をキープして見せた。

【期待以上】
★チーム
◆ライプツィヒ
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優勝候補のバイエルン、ドルトムントを抑え、前半戦を終えて首位に立ったライプツィヒを選出。CLでも2度目の出場で初の決勝トーナメント進出を果たすなど、ナーゲルスマン新監督の下、順風満帆なシーズン前半戦を過ごした。

★選手
◆ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ)
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レヴァンドフスキとのハイレベルな得点王争いを演じているヴェルナーを選出。攻守の切り替えの早いサッカーをする上でスピードに優れるヴェルナーの存在は欠かせない。7試合連続ゴールを挙げるなど決定力にも磨きがかかり、もう一回りストライカーとして成長していることを示している。

【期待外れ】
★チーム
◆ブレーメン
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エースFWクルーゼの移籍の穴を大迫で埋めたいところだったが、やや荷が重かったか。守備の崩壊が止まらず、得点力不足にも陥り、このままでは残留争い必至。コーフェルト監督の進退問題に発展しそうだ。

★選手
◆カイ・ハフェルツ(レバークーゼン)
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昨季、17ゴールをマークして大ブレイクしたドイツの次代を担うファンタジスタが2年目のジンクスに苦しんでいる。ここまでコンスタントに試合に出場しながら2ゴール1アシストと大不振に陥ってしまった。

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