中国サッカー界が改革! 中国スーパーリーグが新シーズンの年俸上限や外国人枠などを発表

2019.12.25 19:56 Wed
Getty Images
2020年シーズンの中国スーパーリーグの概要が発表。給与面や外国人枠など、様々な部分での変更が発表された。

かつては“爆買い”が大きな話題となり、ヨーロッパで活躍するトッププレーヤーを資金力に任せて大量に獲得していた中国スーパーリーグのクラブたち。しかし、近年は中国サッカー協会(CFA)の方針転換などもあり、給与面などが改善されている。

今回の変更点で大きな部分をピックアップすると、まずは外国人枠の変更だ。これまでよりも1名増加され、各チームは5名まで外国人選手を保有可能に。試合には4人が同時にピッチに立てるようになった。
また、選手の給与にも上限が設定されている。今冬の契約から適用され、中国籍選手の上限は1000万元(約1億5600万円)となり、中国代表選手は20%増の1200万元(約1億8700万円)となる。一方で、外国籍選手は3000万元(約4億6900万円)に上限が設定されている。いずれも税抜きの金額だ。

また、U-21の選手は年間30万元(約470万円)の給与が上限となる。中国スーパーリーグで一定の試合に出場した場合は、この条件が免除されるとのこと。積極的に国外でのプレーを奨励することを目的としているようだ。
一方で、帰化選手に関する規則は決定していない。ブラジルから帰化したエウケソン(広州恒大)らが対象となるが、外国籍選手と同等に扱う可能性も出てきている。

その他、2021年までにクラブ名から企業名を削除することも決定した。既に変更を行っているチームもある。例えば、広州恒大は、広州FCや広州ユナイテッド、広州シティに名前を変更しなくてはならなくなる。

中国スーパーリーグの関連記事

ビルの11階から転落死したことが伝えられた中国スーパーリーグの浙江職業足球倶楽部(浙江FC)に所属するガボン代表FWアーロン・ブペンザだが、自殺と他殺の可能性が出てきているという。 今年1月に浙江FCに加入したブペンザ。今季から挑戦している中国スーパーリーグでは6試合で4ゴール2アシストを記録するなど、好スタート 2025.04.17 17:35 Thu
中国スーパーリーグの浙江職業足球倶楽部に所属するガボン代表FWアーロン・ブペンザが中国でビルから転落し、帰らぬ人となった。28歳の若さだった。 フランスのボルドーの下部組織で育ったブペンザは、ポーFCやアジャクシオ、トゥールFCでプレー。その後、ポルトガルのフェイレンセ、トルコのハタイスポル、カタールのアル・アラ 2025.04.16 23:15 Wed
悲願のワールドカップ(W杯)出場を目指す中国代表だが、新たに2選手の帰化が認められたという。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 2002年の日韓W杯で初めて出場した中国代表。2026年の北中米W杯の出場を目指す中で、アジア最終予選では日本代表と同組に。6試合を終えて最下位に沈んでいるが、出場権を獲得できる 2025.02.19 17:20 Wed
中国代表入りの可能性が伝えられるDRコンゴ出身FWオスカル・タティ・マリトゥ(25)。どうやら中国クラブへの復帰が決まったようだ。 オスカルは18歳でDRコンゴから中国へ。プロキャリア全てを中国国内でプレーし、延辺富徳(解散)、陝西長安(解散)、滄州雄獅(解散)で超級(1部)通算109試合28得点、甲級(2部)通 2025.02.18 17:00 Tue
元ブラジル代表FWリバウド氏の長男、FWリバウジーニョ(29)が中国2部クラブへ移籍した。 セレソンが最後に世界を制した2002年日韓W杯の背番号「10」リバウド氏。ブラジルサッカー史に燦然と輝くスーパースターであり、クラブキャリアではバルセロナなどに所属した。 その長男がリバウジーニョ。2017年からルー 2025.02.10 20:23 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly