南野拓実のリバプール入り、ヘンダーソンやファン・ダイクらが働きかけ?

12日、イングランドの複数メディアにより、リバプール移籍の可能性が急浮上したザルツブルクの日本代表FW南野拓実(24)。この動きは、リバプールに所属する数選手の働きかけが関係しているという。

2015年1月にセレッソ大阪からザルツブルク入りして以降、今シーズンで6年目の海外挑戦となる南野。大きなケガなく、安定した成績を収め続け、今シーズンもここまで公式戦22試合9得点11アシストをマークしている。

その南野はチャンピオンズリーグ(CL)グループステージで同居したリバプール戦2試合でプレー。最終節でのリターンマッチこそ不発に終わったが、敵地アンフィールドで行われた第2節で1得点1アシストの活躍を披露した。
こうした活躍により、複数クラブの関心を集めているという南野だが、欧州王者リバプールがザルツブルクに契約解除金725万ポンド(約10億7000万円)を支払うことで、基本合意に達したとの一報が飛び出している。

その件を受けて、ザルツブルクのスポーツディレクター(SD)を務めるクリストフ・フロイント氏も12日の会見で具体的な言及こそ避けたが、事実として認知。冬のリバプール入りが現実味を帯びつつある状況だ。そして、イギリス『メトロ』によると、こうした南野のリバプール移籍は、その南野とアンフィールドのピッチで対峙した選手たちのユルゲン・クロップ監督に対する進言により、一気に話が進み出したみられる。

また、イギリス『ガーディアン』によれば、そのなかでも、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンと、オランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクの2人が試合後のクロップ監督に対してサインするよう勧めた模様だ。

これが事実であれば、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがスポルティング・リスボンからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した逸話を想起させるが、南野のリバプール入りは実現なるか。今後の動向から目が離せない。