古巣戦ケイタのゴールなどでザルツブルクを下したリバプールが決勝Tへ! ザルツブルクは3位でELへ《CL》

2019.12.11 04:48 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループE最終節、ザルツブルクvsリバプールが10日に行われ、0-2でリバプールが勝利した。
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この2チームとナポリを含めた熾烈な三つ巴が繰り広げられているグループE。ザルツブルクの突破条件は、勝利且つもう一方の試合でナポリが引き分け以下であること。または、ナポリが勝利した場合、リバプールに4-3以上のスコアで勝利することだ。対するリバプールは引き分け以上、もしくはナポリが敗れた時点で突破が決まる。ザルツブルクは南野が先発、奥川がベンチスタートとなった一方、リバプールは前線にフィルミノやマネ、サラーが並ぶなど、現在のベストメンバーが顔を揃えた。
心理的に有利なリバプールが早速決定機を迎える。5分、ロブレンの浮き球パスで相手の最終ラインを抜け出したサラーがGKと一対一に。しかし、右足のシュートはGKスタンコビッチに防がれた。

ザルツブルクもすぐさま反撃。ボックス右の南野が巧みなヒールパスでファン・ヒチャンのチャンスを演出すると、そのセカンドボールを押し込みにかかるも、シュートはことごとく跳ね返された。
それでも優勢はリバプール。直後にボックス手前からポストを掠める惜しシュートを放ったマネが、20分にもGK強襲の強烈なシュートを見舞う。さらにそのこぼれ球をアーノルドがボレーで狙うも枠の外に飛んだ。

両チームともハイレベルな攻撃を展開する中、リバプールはカウンターからサラーに再び決定機。前半アディショナルタイムには、カウンターから今度はケイタに絶好のチャンスが訪れたが、GKスタンコビッチが立ちはだかった。

後半も一進一退の攻防が続く。リバプールは立ち上がり早々からマネのアシストからサラーが2度ゴールに迫る。最初はループシュートを狙ったが枠の外。2度目はGKと一対一になるも、スタンコビッチの手が先にボールに触ってシュートで終われなかった。ザルツブルクも売り出し中のハーランドが左からシュートに持ち込むがサイドネットを叩いた。

激しいカウンターの応酬となった試合が動いたのは57分のこと。サイドチェンジから左のロバートソンにボールが渡ると、素早く縦のマネに供給。マネは一瞬の加速で相手のチェックを躱し、GKスタンコビッチを引き付けてクロスを選択。これをケイタが頭で押し込み、リバプールが先制した。

さらにその1分後には、自陣のヘンダーソンから前線にロングボールが送られると、これを頭でGKに戻そうとした相手DFがパスミス。奪ったサラーがGKを躱して、角度の小さいボックス右から右足でシュートを流し込んだ。

立て続けに失点を重ねたザルツブルク。素早いリアクションで点差を縮めたいところだが、67分のファン・ヒチャンのシュートはGKアリソンに止められ、74分の南野のシュートは相手のブロックに当たって枠の外に弾かれた。

そんな状況は打開しようと、75分にハーランドを下げて奥川を投入。しかし、その後もチャンスを作るのはリバプールだった。それでもGKスタンコビッチの活躍で何とか更なる失点は防いだものの、結局最後までネットを揺らすことは出来ず試合終了。0-2でリバプールが勝利した。

この結果、リバプールのグループE首位通過が決定。ザルツブルクは3位でヨーロッパリーグ(EL)に回ることになった。

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