ユナイテッドが敵地でのダービー制覇! 敗れたシティは逆転での3連覇絶望的に…《プレミアリーグ》
2019.12.08 04:40 Sun
プレミアリーグ第16節、マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドによるマンチェスター・ダービーが7日にエティハド・スタジアムで行われ、アウェイのユナイテッドが2-1で勝利した。
前々節のニューカッスル戦で格下相手に手痛いドローを喫するなど苦しい状況が続く3位のシティ(勝ち点32)。それでも、ミッドウィーク開催となった前節のバーンリー戦では4-1の快勝。公式戦3試合ぶりの白星を手にしてホーム開催の今季最初のダービーマッチを迎えた。そのバーンリー戦からはオタメンディに代えてストーンズを起用した以外、同じスタメンを採用した。
一方、6位のユナイテッド(勝ち点21)はここまでの不振によってスールシャール監督の進退問題も騒がしい中、直近のトッテナム戦では元指揮官モウリーニョとの初対戦を好内容で2-1の勝利。公式戦4試合ぶりの白星を手にして敵地に乗り込むことに。そのトッテナム戦からは左サイドバックのヤングに代えてショー、最前線のグリーンウッドに代えて負傷明けのマルシャルが入った以外、こちらも大きなメンバー変更はなかった。
試合は過密日程を全く感じさせないダービーらしいオープンな形でスタート。開始2分、左サイドで仕掛けたラッシュフォードを起点に中央のフレッジを経由したボールがボックス右でフリーのダニエル・ジェームズに繋がる。だが、パワーを込めて放った右足シュートはコースが甘くGKエデルソンに弾き出される。
いきなり相手得意のカウンターからピンチを招いたシティだったが、こちらも鋭いカウンターで返す刀の攻撃を仕掛ける。デ・ブライネ、スターリングの持ち上がりを生かして深い位置までボールを運び、崩しの局面ではシルバ、ベルナルド・シウバの技巧派レフティーが絶妙なダイレクトプレーでアクセントを加え、相手守備を翻弄する場面を創出する。
この先制点によって、よりカウンターが生きる展開となったユナイテッドは畳み掛ける攻めを見せる。ラッシュフォードのクロスバー直撃のシュートで2点目に迫ると、29分にはボックス手前右でD・ジェームズとパス交換したマルシャルがそのままボックス内に抜け出して右足のシュート。ニア下の右ポストの内側に当たったボールがそのままゴールネットを揺らした。
課題の被カウンター時の守備が嵌らず、厳しい2点のビハインドを背負ったシティは相手の勢いが落ちた前半終盤にかけて反撃を試みる。34分にはシルバのミドルシュートでようやく最初の枠内シュートを放つが、中央をきっちり締めて守る相手に対して効果的な崩しを見せられず。シルバとデ・ブライネのコンビで幾度か良い形を作り出したが、前半のうちに点差を縮めることはできなかった。
互いに選手交代なしで迎えた後半はビハインドを追うシティが圧倒的にボールを握り、ユナイテッドが自陣に堅固な守備ブロックを敷いてロングカウンターで応戦する、当初想定された試合展開に。
その中で工夫を凝らした多彩な仕掛けを見せるシティだが、自陣ボックス内で高い集中力を見せるユナイテッドの守備を崩し切れない状況が続く。その後、負傷したストーンズに代えてオタメンディ、ベルナルド・シウバに代えてマフレズと選手交代で流れを変えにかかるが、64分のロドリの強烈なミドルシュートはGKデ・ヘアの好守に遭う。
その後もあと一歩でゴールをこじ開けられないシティだったが、85分に意地のゴールを奪う。マフレズの右CKの場面でマッチップしたワン=ビサカをパワーで振り切ったオタメンディの豪快なヘディングシュートが決まった。
これで一気にスタジアムのボルテージが高まる中、それに呼応するようにスウィングするシティの攻撃。すると、ゴール直後の86分にはボックス右でギュンドアンからパスを受けたマフレズが得意の左足で鋭いシュートを枠に飛ばすが、ここはGKデ・ヘアが圧巻のワンハンドセーブではじき出す。
その後、ヤングとトゥアンゼベの同時投入でスパーズ戦同様に[5-4-1]で逃げ切りを図るアウェイチームに対してホームチームが猛攻を仕掛けるが、最後まで2点目を奪うことはできず、試合はこのままタイムアップ。敵地でのダービーを制覇したユナイテッドはスパーズ戦、シティ戦の強豪連戦をいずれも2-1で競り勝ちスールシャール解任論を払しょくする復調を見せた。
一方、ダービーで屈辱の敗戦となったシティは今節勝利した首位のリバプールとの勝ち点差が「14」に開き、逆転での3連覇が絶望的な状況となった。
前々節のニューカッスル戦で格下相手に手痛いドローを喫するなど苦しい状況が続く3位のシティ(勝ち点32)。それでも、ミッドウィーク開催となった前節のバーンリー戦では4-1の快勝。公式戦3試合ぶりの白星を手にしてホーム開催の今季最初のダービーマッチを迎えた。そのバーンリー戦からはオタメンディに代えてストーンズを起用した以外、同じスタメンを採用した。
試合は過密日程を全く感じさせないダービーらしいオープンな形でスタート。開始2分、左サイドで仕掛けたラッシュフォードを起点に中央のフレッジを経由したボールがボックス右でフリーのダニエル・ジェームズに繋がる。だが、パワーを込めて放った右足シュートはコースが甘くGKエデルソンに弾き出される。
いきなり相手得意のカウンターからピンチを招いたシティだったが、こちらも鋭いカウンターで返す刀の攻撃を仕掛ける。デ・ブライネ、スターリングの持ち上がりを生かして深い位置までボールを運び、崩しの局面ではシルバ、ベルナルド・シウバの技巧派レフティーが絶妙なダイレクトプレーでアクセントを加え、相手守備を翻弄する場面を創出する。
その後も目まぐるしく攻守が入れ替わるトランジションゲームが繰り広げられる中、より決定機に繋げたのはアウェイのユナイテッド。9分にリンガード、16分にマルシャルとボックス内で枠内シュートに繋げると、23分にはボックス内で仕掛けたラッシュフォードがベルナルド・シウバと交錯。当初、正当なチャージと判断されたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によってPKが与えられる。これをラッシュフォードが自ら決めて早くもキャリアハイに並ぶ今季10点目とした。
この先制点によって、よりカウンターが生きる展開となったユナイテッドは畳み掛ける攻めを見せる。ラッシュフォードのクロスバー直撃のシュートで2点目に迫ると、29分にはボックス手前右でD・ジェームズとパス交換したマルシャルがそのままボックス内に抜け出して右足のシュート。ニア下の右ポストの内側に当たったボールがそのままゴールネットを揺らした。
課題の被カウンター時の守備が嵌らず、厳しい2点のビハインドを背負ったシティは相手の勢いが落ちた前半終盤にかけて反撃を試みる。34分にはシルバのミドルシュートでようやく最初の枠内シュートを放つが、中央をきっちり締めて守る相手に対して効果的な崩しを見せられず。シルバとデ・ブライネのコンビで幾度か良い形を作り出したが、前半のうちに点差を縮めることはできなかった。
互いに選手交代なしで迎えた後半はビハインドを追うシティが圧倒的にボールを握り、ユナイテッドが自陣に堅固な守備ブロックを敷いてロングカウンターで応戦する、当初想定された試合展開に。
その中で工夫を凝らした多彩な仕掛けを見せるシティだが、自陣ボックス内で高い集中力を見せるユナイテッドの守備を崩し切れない状況が続く。その後、負傷したストーンズに代えてオタメンディ、ベルナルド・シウバに代えてマフレズと選手交代で流れを変えにかかるが、64分のロドリの強烈なミドルシュートはGKデ・ヘアの好守に遭う。
その後もあと一歩でゴールをこじ開けられないシティだったが、85分に意地のゴールを奪う。マフレズの右CKの場面でマッチップしたワン=ビサカをパワーで振り切ったオタメンディの豪快なヘディングシュートが決まった。
これで一気にスタジアムのボルテージが高まる中、それに呼応するようにスウィングするシティの攻撃。すると、ゴール直後の86分にはボックス右でギュンドアンからパスを受けたマフレズが得意の左足で鋭いシュートを枠に飛ばすが、ここはGKデ・ヘアが圧巻のワンハンドセーブではじき出す。
その後、ヤングとトゥアンゼベの同時投入でスパーズ戦同様に[5-4-1]で逃げ切りを図るアウェイチームに対してホームチームが猛攻を仕掛けるが、最後まで2点目を奪うことはできず、試合はこのままタイムアップ。敵地でのダービーを制覇したユナイテッドはスパーズ戦、シティ戦の強豪連戦をいずれも2-1で競り勝ちスールシャール解任論を払しょくする復調を見せた。
一方、ダービーで屈辱の敗戦となったシティは今節勝利した首位のリバプールとの勝ち点差が「14」に開き、逆転での3連覇が絶望的な状況となった。
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