鎌田が圧巻2発!ジャカ先発復帰のアーセナルを逆転で下したフランクフルトが2位浮上!《EL》

ヨーロッパリーグ(EL)グループF第5節、アーセナルvsフランクフルトが28日に行われ、1-2でフランクフルトが逆転勝利した。フランクフルトのMF鎌田大地とDF長谷部誠は共にフル出場している。3週間前に行われた前節ヴィトーリア戦を終了間際被弾で1-1の引き分けに持ち込まれた首位アーセナル(勝ち点10)は、引き分け以上で突破となる中、2-2の引き分けに持ち込んだ直近のサウサンプトン戦のスタメンから6選手を変更。10月27日のクリスタル・パレス戦でホームサポーターからブーイングを受けて以来、欠場が続いていたジャカが先発となった。

一方、前節スタンダール・リエージュ戦をラストプレー被弾で競り負けた3位フランクフルト(勝ち点6)は、0-2で敗れた直近のヴォルフスブルク戦のスタメンから6選手を変更。鎌田が先発に戻り、長谷部が引き続き3バックの中央で先発となった。

3トップに右からマルティネッリ、オーバメヤン、サカと並べ、中盤センターにD・ルイスを配す[4-3-3]で臨んだアーセナルは11分に決定機。左サイドで仕掛けたサカがクロスを上げ、オーバメヤンがヘッド。だが、わずかに枠の右に外れた。
さらに16分、CKのルーズボールをゴールエリア右のマルティネッリがボレー。枠を捉えていたが、GKレノウにセーブされる。さらに直後の右CKからニアのマルティネッリがヘッド。これも枠を捉えていたが、ゴールライン前のジェルソン・フェルナンデスにカットされた。

アーセナルがゴールに迫る中、31分にD・ルイスがプレー続行不可能となってグエンドウジが投入される。ハーフタイムにかけてもアーセナルがボールを持った中、41分にサカがボックス左からレノウ強襲のシュートを浴びせると、追加タイム1分にゴールをこじ開けた。右サイドで仕掛けたマルティネッリがグラウンダーのクロスを入れ、ゴール前のサカがスルーしてファーサイドでフリーとなっていたオーバメヤンがダイレクトでシュート。これが決まってアーセナルが1-0として前半を終えた。

迎えた後半、ガチノビッチとコールを投入したフランクフルトは55分に追いつく。ボックス手前右でパスを受けた鎌田がカットインして左足を一閃。コントロールされた見事なシュートがゴール左に決まった。

勢い付くフランクフルトは64分、鎌田が2点目を叩き込む。CKのルーズボールを拾ったペナルティアーク中央の鎌田が右足を振り抜き、ゴール左に蹴り込んだ。

逆転したフランクフルトは終盤にかけて自陣に引き、アーセナルの攻撃を封殺。2-1で逆転勝利し、2位に浮上して最終節のヴィトーリア戦を迎えることとなった。

一方、敗れたアーセナルは最終節のスタンダール・リエージュ戦に突破がお預けとなっている。