ユーロ2020で革新的試み…“一時的交代”が適用か
2019.11.28 00:40 Thu
イギリス『スカイ・スポーツ』によると、国際サッカー評議会(IFAB)はユーロ2020において、脳震盪の疑いのある選手の“一時的交代”を容認する新ルールの採用を求めているようだ。
エキサイティングなプレーが魅力のフットボールにおいて、時にケガでは済まない、その命にも影響が及ぶ危険なプレーが起きてしまうことがある。IFABはその可能性を減らすため、試合中の特に頭部への損傷を受けた選手の一時的な交代を認めるよう、欧州サッカー連盟(UEFA)や国際サッカー選手連盟(FIFPro)と話し合いを進めているという。
現在、上記の事態に陥ってしまった時の対処としては、チームドクターが選手の下へ駆けつけ、その場で緊急措置を行うケースがほとんど。しかしその場合、大幅に時間をロスしてしまうだけでなく、選手がピッチから離れた際は、続行か交代かの判断が下るまでの間、そのチームは一人少ない状態で試合をしなけらばならない。もちろん、選手の健康や命が最優先であるが、交代枠に制限が設けられているルール上、そのような有利不利な状況を少しでも短くするため、今回のような提案がなされたようだ。
ラグビーではすでに導入されており、そのルールをモデルに今後の検討を進めていく方針なのだという。『スカイ・スポーツ』が伝えるところによると、来年2月末に行われる年次総会で投票を行い、認可された場合は2020年6月1日を以って新ルールとして追加される。ユーロ2020での導入後、プレミアリーグやスコットランドリーグ、EFL(イングランド・フットボール・リーグ)でも採用される見通しだ。
プレミアリーグでは今シーズン、リバプールのMFジェームズ・ミルナーがサウサンプトン戦で頭部を負傷し、包帯を巻いてプレー。また、エバートンのFWセオ・ウォルコットは、マンチェスター・シティ戦で相手の蹴ったボールが頭に直撃し、ピッチに倒れ込んだまま担架で運ばれ交代を余儀なくされていた。幸い両選手とも脳震盪など異常は見られなかったが、そういった可能性を排除するためにも、提案された新ルールは必要なのかもしれない。IFABは選手と試合に対する公平性を確保したうえで今回の提案について議論すると、声明で述べている。
エキサイティングなプレーが魅力のフットボールにおいて、時にケガでは済まない、その命にも影響が及ぶ危険なプレーが起きてしまうことがある。IFABはその可能性を減らすため、試合中の特に頭部への損傷を受けた選手の一時的な交代を認めるよう、欧州サッカー連盟(UEFA)や国際サッカー選手連盟(FIFPro)と話し合いを進めているという。
現在、上記の事態に陥ってしまった時の対処としては、チームドクターが選手の下へ駆けつけ、その場で緊急措置を行うケースがほとんど。しかしその場合、大幅に時間をロスしてしまうだけでなく、選手がピッチから離れた際は、続行か交代かの判断が下るまでの間、そのチームは一人少ない状態で試合をしなけらばならない。もちろん、選手の健康や命が最優先であるが、交代枠に制限が設けられているルール上、そのような有利不利な状況を少しでも短くするため、今回のような提案がなされたようだ。
プレミアリーグでは今シーズン、リバプールのMFジェームズ・ミルナーがサウサンプトン戦で頭部を負傷し、包帯を巻いてプレー。また、エバートンのFWセオ・ウォルコットは、マンチェスター・シティ戦で相手の蹴ったボールが頭に直撃し、ピッチに倒れ込んだまま担架で運ばれ交代を余儀なくされていた。幸い両選手とも脳震盪など異常は見られなかったが、そういった可能性を排除するためにも、提案された新ルールは必要なのかもしれない。IFABは選手と試合に対する公平性を確保したうえで今回の提案について議論すると、声明で述べている。
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