ユーロ2020のロシア開催に暗雲…かつての組織的なドーピング問題でデータ改ざんか
2019.11.26 10:55 Tue
2020年にヨーロッパの12カ国で開催されるユーロ2020だが、ロシアでの開催が危ぶまれているようだ。イギリス『BBC』が報じた。
UEFA(欧州サッカー連盟)の60周年を祝う記念大会として、これまで実施されなかった12カ国での分散開催となるユーロ。イングランド、アゼルバイジャン、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、アイルランド、ルーマニア、ロシア、スコットランド、スペインでの開催となる中、ロシアでの開催が不可能になるかもしれない。
その理由は、5年前に発覚したロシアの組織的なドーピング問題だ。陸上選手を始め、多くのアスリートが組織ぐるみで行なったとされるドーピング。世界アンヂドーピング機構(WADA)が、新たな問題が発覚したことを発表した。
WADAのコンプライアンス審査委員会(CRC)は、ロシアのアンチドーピング機構(Rusada)に対し、再調査の結果ロシア側が提供したデータに改ざんの可能性があるとし、再び不適格であるとする処分案を報告した。なお、2018年には条件付きで処分が解除されていたが、これにより再び窮地に立たされることとなった。
なお、これによりCRCは5つの条件を出したとされている。
・ロシアは、4年間の間、その後招致するかどうかに関わらず、2032年のオリンピック、パラリンピックを開催する権利に立候補できない
・4年間行われる主要大会で、ロシア国旗は掲げられない
・ロシアのアスリートとサポート要員は、4年間の主要大会にのみ参加が可能。このイベントは、コンプライアンス違反に関係していないことを示すことが必要となる。その場合、アスリートは中立の立場で競い合う
・4年間に主要大会を開催する権利が既にロシアに与えられている場合、その権利は撤回され、他国へ再割り当てする必要がある
この処分が確定した場合は、ユーロに開催はもちろんのこと、東京オリンピックにもロシア代表として出場することは不可能になる。これまでも世界陸上や2018年の平昌オリンピックなどからもロシアは締め出され、OAR(Olympic Athlete from Russia/ロシアからの五輪選手)として個人資格で出場していた。
なお、この処分は12月9日にパリで開催される会議で検討され、最終決定が下される。
ユーロ2020は予選が全て終了し、出場20カ国が決定。残す4カ国はプレーオフで決定する状況。ロシアではグループステージのほか、準々決勝が行われる予定だった。
オリンピック前年に再び発覚した問題。ロシアのドーピング問題の根深さが再び浮き彫りになってしまった。
UEFA(欧州サッカー連盟)の60周年を祝う記念大会として、これまで実施されなかった12カ国での分散開催となるユーロ。イングランド、アゼルバイジャン、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、アイルランド、ルーマニア、ロシア、スコットランド、スペインでの開催となる中、ロシアでの開催が不可能になるかもしれない。
その理由は、5年前に発覚したロシアの組織的なドーピング問題だ。陸上選手を始め、多くのアスリートが組織ぐるみで行なったとされるドーピング。世界アンヂドーピング機構(WADA)が、新たな問題が発覚したことを発表した。
なお、これによりCRCは5つの条件を出したとされている。
・ロシアは、主要大会を4年間開催することも、参加することも許可されない
・ロシアは、4年間の間、その後招致するかどうかに関わらず、2032年のオリンピック、パラリンピックを開催する権利に立候補できない
・4年間行われる主要大会で、ロシア国旗は掲げられない
・ロシアのアスリートとサポート要員は、4年間の主要大会にのみ参加が可能。このイベントは、コンプライアンス違反に関係していないことを示すことが必要となる。その場合、アスリートは中立の立場で競い合う
・4年間に主要大会を開催する権利が既にロシアに与えられている場合、その権利は撤回され、他国へ再割り当てする必要がある
この処分が確定した場合は、ユーロに開催はもちろんのこと、東京オリンピックにもロシア代表として出場することは不可能になる。これまでも世界陸上や2018年の平昌オリンピックなどからもロシアは締め出され、OAR(Olympic Athlete from Russia/ロシアからの五輪選手)として個人資格で出場していた。
なお、この処分は12月9日にパリで開催される会議で検討され、最終決定が下される。
ユーロ2020は予選が全て終了し、出場20カ国が決定。残す4カ国はプレーオフで決定する状況。ロシアではグループステージのほか、準々決勝が行われる予定だった。
オリンピック前年に再び発覚した問題。ロシアのドーピング問題の根深さが再び浮き彫りになってしまった。
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