ユーロ2020公式試合球「ユニフォリア」は「凡欧州精神」を象徴するデザイン

2019.11.08 11:08 Fri
アディダスは6日、2020年に12都市で行われるUEFAユーロ2020の公式試合球を発表した。新たな公式球は「ユニフォリア」。サッカーが生み出す一体感、幸福感を意味し、本大会に向けて高まる「凡欧州精神」を象徴するデザインと、アートとサッカーを融合させたデザインとなっている。

ユーロ開催60周年となる記念大会は、初めてヨーロッパの12都市で開催。「様々なバックグラ ウンドを持つサポーターや選手達が橋を渡り、国境が交わっていく」という要素がデザインに取り込まれている。

アディダスのプロダクト・デザイナー、アニカ・マリー・ケンナウフ氏は、「公式試合球のデザイン開発をする時、私たちは常にカルチャーを盛り込むようにしています。街並みはどのような空気に包ま れていて、それをどのようにスタジアムで表現していくのか。私たちが都市で見たもの、発見したのは、「変化を起こすために団結 力が必要とされている」状況でした。世界的なスポーツイベントであるUEFA EURO2020TMは、団結が生み出すパワーを称え、スポーツは人々、アイディア、想像力をつなげる力があると訴える最高の舞台でもあります」とコメントしている。

「ユニフォリア」には黒い毛筆調の黒ラインがボール全体に描かれており、これは「都市巡回式」に一新された大会形式からインスピレーションを得ており、「境界線が曖昧になり、人々が国境を越えていく」姿をイメージ。そして黒の線に沿うように描かれた明るい色は、大会の持つ多様性を称え、様々な文化が歩み寄る姿を象徴している。
また、12の開催都市であるロンドン、グラスゴー、ダブリン、ビルバオ、アムステルダム、コペンハーゲン、サンクトペテルブルク、ミュンヘン、ブ ダペスト、ローマ、ブカレスト、バクーの各スタジアムのGPS座標がデザインに盛り込まれている。

ロンドンで行われたお披露目イベントには、エンゴロ・カンテ、ミッチー・バチュアイ、ケサ・アリサバガラ、ローレン・ジェームズ、ケイティ・ジーレムらが出席した。

ユーロの関連記事

元イングランド代表監督のガレス・サウスゲイト氏(54)が2025年の大英帝国叙勲で最高位であるナイト(サー)の称号を授与することになった。イギリス『BBC』が報じている。 サウスゲイト氏は2016年にイングランド代表監督に就任。在任8年で102試合を指揮し、61勝24分け17敗の戦績を残した。ワールドカップでは2 2024.12.31 08:30 Tue
元ロシア代表DFのアレクセイ・ブガエフ氏(43)が29日、戦死した。ロシア『RIA』がブガエフ氏の父親による証言を元に報じた。 ブガエフ氏はロシア兵としてウクライナへの軍事侵攻に関わっていたところ亡くなったようだ。 ブガエフ氏はロシア代表として7試合の出場歴があり、ユーロ2004に出場。クラブレベルではトル 2024.12.30 13:00 Mon
バイエルンのドイツ代表MFアレクサンダル・パブロビッチが、紆余曲折あった2024年を振り返った。 ミュンヘン生まれで9歳の頃からバイエルンでプレーする20歳のゲームメーカー。2023年10月にファーストチームデビューを飾ると、そのままレギュラー格となり、2024年6月にはドイツ代表でもデビューした。 さらに 2024.12.25 23:38 Wed
クロアチアサッカー連盟(HNS)は28日、クロアチア代表のレジェンドでもありGKとして活躍したトンチ・ガブリッチ氏の急逝を発表した。63歳だった。 旧ユーゴスラビアの1つでもあるクロアチアは、1990年にクロアチア代表として活動をスタート。イタリア・ワールドカップ(W杯)直後に発足し、1990年10月17日にアメ 2024.10.30 10:55 Wed
イングランド代表をユーロ2024まで指揮していたガレス・サウスゲイト氏(54)が、2025年は監督をしないと明言した。イギリス『BBC』が伝えた。 現役時代はイングランド代表としてもプレーしたサウスゲイト氏。2016年9月にイングランド代表の監督に就任した。 今年7月から行われたユーロ2024でも指揮を執っ 2024.10.10 22:30 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly