“パワハラ”が認定された湘南・曺貴裁監督が辞任
2019.10.08 16:45 Tue
湘南ベルマーレは8日、曺貴裁監督(50)の辞任を発表した。後任は現段階では未定となる。
曺貴裁監督は、今年8月にパワーハラスメント問題が報道。Jリーグが弁護士4人で形成した調査チームにより、選手やスタッフ、クラブ関係者などに聞き取り調査が行われ、4日にパワーハラスメントがあったことが認定されていた。
クラブは、報道後の8月13日に曺貴裁監督の指導活動を自粛し、高橋健二コーチが代理で指揮。そのため、パワハラが認定された時点で、曺貴裁監督にJリーグから科された公式戦5試合の出場停止処分は消化されており、クラブは指揮官の復帰を要請する姿勢を見せていた。
京都府出身の曺貴裁監督は、早稲田大学、日立製作所(後に柏レイソル)、浦和レッズ、ヴィッセル神戸でプレー。1997年に引退すると、ドイツのケルン体育大学でサッカー指導を学び、2000年には川崎フロンターレのアシスタントコーチ、ジュニアユース監督、2004年にはセレッソ大阪のトップチームコーチを歴任。2005年に湘南へと加入した。
湘南ではジュニアユースの監督を務め、2006年から2008年はユース監督、2009年から2011年は反町康治監督(現松本山雅FC監督)の下でトップチームのアシスタントコーチを務めていた。
今シーズンの湘南は、曺貴裁監督が率いていた第22節終了時で11位に位置。しかし、パワハラ疑惑が報じられて以降は、リーグ戦6試合を戦い2分け4敗と未勝利。ここ2試合は、ホームで清水エスパルスに0-6、川崎フロンターレに0-5と大敗を喫し、プレーオフ圏の16位サガン鳥栖と勝ち点31で並ぶ15位にまで順位を落としている。
退任する曺貴裁監督は、クラブを通じてコメントしている。
◆曺貴裁監督
「湘南ベルマーレに関わる全ての関係者の皆様に改めて深くお詫び申し上げますとともに、本日をもって監督の職を辞することを報告致します。これはクラブ側と重ねて協議をさせて頂いた上での結論であります」
「今回のJリーグ裁定にて処分が決定し、関係者の皆様のご心情に触れ、改めて自分の指導者として、人としての力の無さを痛感致しました。この反省からもう一度初心に立ち返り、受け手が感じる気持ちに深く寄り添い、共に歩んでいける真の強さを身に付けなければいけないと思います」
「トップチームの監督を含めた15年間このクラブの関係者の皆様に本当にお世話になり、感謝の念に堪えません」
「辛いこと、嬉しいこと、たくさんの経験をさせて頂きました。このような長年の歩みに関わって頂いた選手、スタッフ、サポーター、スポンサー、株主の皆様、トップチームを夢見る子どもたち、全ての方々に御礼を申し上げますとともに、このような形での退任となりましたことを心よりお詫び申し上げます」
曺貴裁監督は、今年8月にパワーハラスメント問題が報道。Jリーグが弁護士4人で形成した調査チームにより、選手やスタッフ、クラブ関係者などに聞き取り調査が行われ、4日にパワーハラスメントがあったことが認定されていた。
京都府出身の曺貴裁監督は、早稲田大学、日立製作所(後に柏レイソル)、浦和レッズ、ヴィッセル神戸でプレー。1997年に引退すると、ドイツのケルン体育大学でサッカー指導を学び、2000年には川崎フロンターレのアシスタントコーチ、ジュニアユース監督、2004年にはセレッソ大阪のトップチームコーチを歴任。2005年に湘南へと加入した。
湘南ではジュニアユースの監督を務め、2006年から2008年はユース監督、2009年から2011年は反町康治監督(現松本山雅FC監督)の下でトップチームのアシスタントコーチを務めていた。
2012年に監督に就任すると、就任1年目でJ2の2位となりJ1に昇格。2013年はJ1で16位になり1年で降格するも、2014年はJ2で優勝し再び昇格。2015年はJ1で8位となり残留、2016年はJ1で17位となり2度目の降格を味わった。2017年は再びJ2で優勝すると、2018年はJ1で13位ながら、YBCルヴァンカップで優勝し、自身のJ1での初タイトルを獲得していた。
今シーズンの湘南は、曺貴裁監督が率いていた第22節終了時で11位に位置。しかし、パワハラ疑惑が報じられて以降は、リーグ戦6試合を戦い2分け4敗と未勝利。ここ2試合は、ホームで清水エスパルスに0-6、川崎フロンターレに0-5と大敗を喫し、プレーオフ圏の16位サガン鳥栖と勝ち点31で並ぶ15位にまで順位を落としている。
退任する曺貴裁監督は、クラブを通じてコメントしている。
◆曺貴裁監督
「湘南ベルマーレに関わる全ての関係者の皆様に改めて深くお詫び申し上げますとともに、本日をもって監督の職を辞することを報告致します。これはクラブ側と重ねて協議をさせて頂いた上での結論であります」
「今回のJリーグ裁定にて処分が決定し、関係者の皆様のご心情に触れ、改めて自分の指導者として、人としての力の無さを痛感致しました。この反省からもう一度初心に立ち返り、受け手が感じる気持ちに深く寄り添い、共に歩んでいける真の強さを身に付けなければいけないと思います」
「トップチームの監督を含めた15年間このクラブの関係者の皆様に本当にお世話になり、感謝の念に堪えません」
「辛いこと、嬉しいこと、たくさんの経験をさせて頂きました。このような長年の歩みに関わって頂いた選手、スタッフ、サポーター、スポンサー、株主の皆様、トップチームを夢見る子どもたち、全ての方々に御礼を申し上げますとともに、このような形での退任となりましたことを心よりお詫び申し上げます」
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