レーティング:バルセロナ 2-1 インテル《CL》

2019.10.03 06:11 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループF第2節、バルセロナvsインテルが2日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが2-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

▽バルセロナ採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 テア・シュテーゲン 6.0
失点に責任はなし。安定したシュートストップにビルドアップの貢献に加え、冷静な判断で逆転ゴールの起点に

DF
20 セルジ・ロベルト 5.5
攻撃面でなかなか見せ場を作れなかったが、安定したボール捌きや守備など最低限の仕事はこなした
3 ピケ 5.5
相手の高速カウンターに苦慮も粘りの対応を続けた。後半はビルドアップの局面で好判断が目立った

15 ラングレ 5.5
1失点目はL・マルティネスのアジリティに後手を踏んだが、それ以外の場面ではギリギリの対応でピンチの芽を摘むなど上々の出来
2 N・セメド 6.0
攻撃面の質は今一つも前半終了間際に見事な対応で相手の追加点のチャンスを阻止。そのスピードは今日の最終ラインにおいて心強かった

MF
21 F・デ・ヨング 5.5
要所でセンスを見せたが、まだまだ自分を出し切れず及第点の出来から突き抜けられず

5 ブスケッツ 5.5
相手の徹底監視に加え、機動力のあるカウンターの対応に苦慮

(→ビダル 6.5)
試合の流れを変える役割を見事に完遂。1点目のアシストに加え、相手の嫌がるプレーを随所に見せた

8 アルトゥール 6.5
相手の猛プレスをいなす持ち味のキープ力と捌きが生きた。守備の切り替えもそつなし

FW
10 メッシ 7.0
復帰即フル出場で違いを生み出し続けた。逆転ゴールのアシストはまさに圧巻

9 スアレス 7.0
スーパーボレーと冷静なフィニッシュで逆転勝利の立役者に。タフな相手守備陣相手によく奮闘した

17 グリーズマン 5.0
試行錯誤のプレーが続く。周囲との連携がうまくいかず、インパクトを残せなかった

(→デンベレ 5.0)
コンディションは良さそうだったが、判断ミスが目立った

監督
バルベルデ 6.5
ビダル投入で流れを変えた。ただ、前半の出来を考えれば、最高の評価は与えられない

▽インテル採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ハンダノビッチ 5.5
2失点も致し方なし。いつも通りの安定感でチームを助けた

DF
2 ゴディン 5.5
逆転ゴールの場面ではメッシにつられてかスアレスへの寄せが遅れた。それ以外は慣れ親しんだカンプ・ノウで上々のプレーだった

6 デ・フライ 5.5
スアレスにタイトな寄せを見せるなど、我慢の守備を継続

37 シュクリニアル 5.5
周囲と連携しながら中に入ってくるメッシに粘り強く対応

MF
87 カンドレーバ 5.5
前半は良い形でカウンターに顔を出したが、後半は守備に忙殺された

(→ダンブロージオ 5.0)
厳しい指摘だが、簡単に入れたクロスから相手の逆転ゴールに繋がったところは頂けない

23 バレッラ 5.5
前半から飛ばし気味にプレー。球際で互角以上に渡り合ったが、あわや2枚目の警告という危ない場面も

77 ブロゾビッチ 5.5
中盤の底で危険なスペースを埋めた。ただ、後半はパスの出しどころがなく苦しんだ

12 センシ 5.5
前半は出色の働きを見せたが、後半はガス欠で思うようにプレーできず

(→ポリターノ -)

18 アサモア 5.0
守備重視のプレーを見せたが、逆転ゴールに繋がるメッシへの軽い対応はまずかった

FW
7 サンチェス 5.5
先制点をお膳立てするなど古巣相手に気迫を見せたが、後半はほぼ消えてしまった

(→ガリアルディーニ 5.5)
堅実に守備をこなした

10 L・マルティネス 6.5
カンプ・ノウで嬉しいCL初ゴール。前半は間違いなく相手にとって脅威になっていた

監督
コンテ 5.0
先行逃げ切りのプランで臨んだが、最終的に勝ち点1も奪えずにインテルでの初黒星に…

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
スアレス(バルセロナ)
試合を通してメッシの躍動ぶりが光ったが、流れを変える貴重な同点ゴールを決めた点を評価して2ゴールのスアレスをMOMに選出。

バルセロナ 2-1 インテル
【バルセロナ】
スアレス(後13)
スアレス(後39)
【インテル】
L・マルティネス(前3)

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