【セリエA移籍総括】インテルがメルカートの主役に! 上位陣は課題残す…
2019.09.14 19:00 Sat
現地時間9月2日に今夏のヨーロッパ主要リーグの移籍市場が閉幕した。セリエAでは例年通り、買い取り義務&買い取りオプションを含んだ移籍を連発し、取引の数は主要リーグ最多となった。その中でFFPの呪縛から解放されたインテルがメルカートの主役を演じた。
◆絶対王者は的確補強も人員整理進まず

今シーズン、9連覇を目指すユベントスはアッレグリ監督からサッリ新監督に体制を変更。そして、メルカートにおいてはMFアドリアン・ラビオ、MFアーロン・ラムジーというヨーロッパ屈指の名手を得意の高年俸&契約金という手法によってフリーで確保。さらに、百戦錬磨のGKジャンルイジ・ブッフォンの1年ぶりの復帰も決定した。
そして、今夏の移籍市場における目玉の1人だったアヤックスの至宝DFマタイス・デ・リフトを7500万ユーロで獲得。さらに、デ・リフトとはタイプが異なるハードマーカーのDFメリヒ・デミラルという若き逸材も確保し、チームの課題のひとつであるセンターバックの若返りを進めることに成功した。
その一方で、人員整理という観点ではDFジョアン・カンセロを高額な移籍金でマンチェスター・シティに放出し、より堅実且つ両サイドでプレー可能なDFダニーロを獲得するまでは良かったが、先発を極度に固定する傾向がある新指揮官の下で余剰人員となりそうな中盤や前線の選手の売却は苦戦を強いられた。
MFサミ・ケディラやMFブレーズ・マテュイディ、MFエムレ・ジャンのいずれかを売却したかった中盤、当初放出候補だったFWゴンサロ・イグアインの残留で売りに出されたFWマリオ・マンジュキッチらを最終的に整理できず、ジャンとマンジュキッチがチャンピオンズリーグ(CL)登録メンバー外となり、不満分子をチームに残すことになった。
◆インテルがメルカートの主役に

一方、ユベントスの黄金時代の礎を築いたコンテ監督を新指揮官に迎えたインテルは、メルカートの賢人マロッタがクラブに容赦なく補強を要求する口うるさい闘将を満足させるべく大型補強を敢行。
人員整理に関しては移籍市場終盤まで手間取ったものの、規律面やパフォーマンスで問題を抱えていた元主将FWマウロ・イカルディ、MFラジャ・ナインゴラン、FWイバン・ペリシッチら高年俸のベテランの放出に成功。ユベントスからのスクデット奪回に向けてほぼ完璧なオペレーションを行った。
◆堅実ナポリは世界屈指のCBコンビ結成

ユベントス、インテルと共にスクデット争いの有力候補である昨季2位のナポリは一部で噂されたイカルディやMFハメス・ロドリゲスなど前線のビッグネームの獲得こそできなかったものの、昨季のスカッドを維持しつつ堅実な補強に成功した。
母国のビジャレアルに旅立ったDFラウール・アルビオルの後釜としてセリエA屈指のセンターバックであるDFコスタス・マノラスをローマから獲得。開幕2試合で7失点とここまで成果は出ていないが、DFカリドゥ・クリバリとのコンビは世界屈指と言える。
また、中盤のバックアップにトルコの逸材MFエリフ・エルマス、前線に圧倒的なスピードと高さをもたらす、FWイルビング・ロサーノ、FWフェルナンド・ジョレンテという新たなオプションを手にしており、彼らが順当にフィットすれば、インテル同様に覇権奪回のチャンスは十分にあるはずだ。
◆ヴィオラ&カリアリが躍動! 第2グループは課題残す…

前述の本命3チームに比べて、やや力が落ちる第2グループではアタランタ、ラツィオが継続路線、共に監督交代に踏み切ったミランとローマが積極的にスカッド刷新に動いた。
主力の流出を最低限に留めた昨季3位のアタランタはDFシモン・ケアー、FWルイス・ムリエル、DFギジェルメ・アラーナとセビージャから3選手を補強。ただ、クラブ史上初のCL参戦に向けて選手層に不安を残す。同じく主力の慰留に成功したラツィオはMFマヌエル・ラッツァーリ、MFジョニーと両翼に実力者を加えたのみでメルカートを終えている。
一方、元主将のMFリッカルド・モントリーボらベテラン数選手に別れを告げ、生え抜きの若手FWパトリック・クトローネを放出したミランは、ジャンパオロ監督の教え子であるMFイスマエル・ベナセル、MFラデ・クルニッチのエンポリコンビやFWラファエウ・レオン、FWアンテ・レビッチという逸材アタッカーを獲得。ただ、ここまでは現有戦力とジャンパオロ監督の志向する戦術の齟齬、獲得を狙っていたゲームメーカーの不在を感じさせている。
フォンセカ新監督を迎えたローマに関してはこれまでチームの中核を担ってきたMFダニエレ・デ・ロッシ、マノラス、FWステファン・エル・シャーラウィらが流出。中盤に関してはMFアマドゥ・ディアワラ、MFジョルダン・ヴェレトゥと国内の好タレントの獲得に成功も、マノラスの後釜に関しては意中の候補にことごとく振られて、最終的にマンチェスター・ユナイテッドで構想外のDFクリス・スモーリングを借りることに。それでも、FWエディン・ジェコやFWジェンギズ・ウンデル、MFニコロ・ザニオーロらの契約延長に成功しており、打ち勝つスタイルを徹底していきたい。
それ以外のクラブではイタリア系アメリカ人新オーナーを迎えたフィオレンティーナと、カリアリが積極的な補強を見せている。
フィオレンティーナではバイエルン退団後、今夏の去就に注目が集まっていたFWフランク・リベリを射止めたほか、MFケビン=プリンス・ボアテング、DFマルティン・カセレスと百戦錬磨のベテランを補強。さらに、過去にレアル・マドリー行きに迫ったブラジルの逸材FWペドロらも獲得している。
一方、カリアリは若き主将バレッラがインテルに流出も、そのインテルからMFラジャ・ナインゴランを帰還させたほか、ローマ、ユベントス、ナポリといった上位クラブからGKロビン・オルセン、MFマルコ・ログ、DFルカ・ペッレグリーニをレンタルで獲得。さらに、MFナイタン・ナンデス、FWジョバンニ・シメオネと南米産の実力者を迎え入れている。
今夏のセリエA主な移籍の一覧は以下の通り。
【今夏のセリエA主な移籍】
※はレンタル移籍
◆ユベントス
【IN】
GKジャンルイジ・ブッフォン←パリ・サンジェルマン(フランス)
DFマタイス・デ・リフト←アヤックス(オランダ)
DFダニーロ←マンチェスター・シティ(イングランド)
DFメリヒ・デミラル←サッスオーロ
MFアドリアン・ラビオ←パリ・サンジェルマン(フランス)
MFアーロン・ラムジー←アーセナル(イングランド)
FWハン・グァンソン←カリアリ※
【OUT】
DFジョアン・カンセロ←マンチェスター・シティ(イングランド)
DFレオナルド・スピナッツォーラ→ローマ※
DFルカ・ペッレグリーニ→カリアリ※
DFアンドレア・バルザーリ→現役引退
FWモイゼ・ケアン→エバートン(イングランド)
◆ナポリ
【IN】
DFコスタス・マノラス←ローマ
DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ←エンポリ
MFエリフ・エルマス←フェネルバフチェ(トルコ)
FWイルビング・ロサーノ←PSV(オランダ)
FWフェルナンド・ジョレンテ←トッテナム(イングランド)
【OUT】
DFラウール・アルビオル→ビジャレアル
DFヴラド・キリケシュ→サッスオーロ※
MFアマドゥ・ディアワラ→ローマ
MFアダム・ウナス→ニース(フランス)※
MFマルコ・ログ→カリアリ※
FWシモーネ・ヴェルディ→トリノ※
◆アタランタ
【IN】
DFシモン・ケアー←セビージャ(スペイン)※
DFギジェルメ・アラーナ←セビージャ(スペイン)※
MFルスラン・マリノフスキ←ヘンク(ベルギー)
FWルイス・ムリエル←セビージャ(スペイン)
【OUT】
DFジェンルカ・マンチーニ→ローマ※
DFアルカディウシュ・レカ→SPAL※
MFマッテオ・ペッシーナ→ヴェローナ※
FWアンドレアス・コーネリウス→パルマ※
◆インテル
【IN】
DFディエゴ・ゴディン←アトレティコ・マドリー(スペイン)
DFクリスティアーノ・ビラギ←フィオレンティーナ※
MFニコロ・バレッラ←カリアリ※
MFステファノ・センシ←サッスオーロ※
MFヴァレンティノ・ラザロ←ヘルタ・ベルリン(ドイツ)
FWアレクシス・サンチェス←マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)※
FWロメル・ルカク←マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
【OUT】
DFミランダ→江蘇蘇寧(中国)
DFダウベルト・エンリケ→フィオレンティーナ※
MFラジャ・ナインゴラン→カリアリ※
MFジョアン・マリオ→ロコモティフ・モスクワ(ロシア)※
FWイバン・ペリシッチ→バイエルン(ドイツ)※
FWマウロ・イカルディ→パリ・サンジェルマン(フランス)※
FWゲオルゲ・プシュカシュ→レディング(イングランド)
FWアンドレア・ピナモンティ→ジェノア※
FWヤン・カラモー→パルマ※
◆ミラン
【IN】
DFレオ・ドゥアルチ←フラメンゴ(ブラジル)
DFテオ・エルナンデス←レアル・マドリー(スペイン)
MFイスマエル・ベナセル←エンポリ
MFラデ・クルニッチ←エンポリ
FWラファエウ・レオン←リール(フランス)
FWアンテ・レビッチ←フランクフルト(ドイツ)※
【OUT】
GKアレッサンドロ・プリツァーリ→リボルノ※
DFクリスティアン・サパタ→ジェノア
DFイグナツィオ・アバーテ→無所属
DFイバン・ストリニッチ→無所属
MFリッカルド・モントリーボ→無所属
MFアンドレア・ベルトラッチ→無所属
MFディエゴ・ラクサール→トリノ※
MFアレン・ハリロビッチ→ヘーレンフェーン(オランダ)※
FWパトリック・クトローネ→ウォルバーハンプトン(イングランド)
FWアンドレ・シウバ→フランクフルト(ドイツ)※
◆ローマ
【IN】
GKパウ・ロペス←ベティス
DFユルディム・メルト・チェティン←ゲンチレルビリ(トルコ)
DFダビデ・ザッパコスタ←チェルシー(イングランド)※
DFジャンルカ・マンチーニ←アタランタ※
DFクリス・スモーリング←マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)※
DFレオナルド・スピナッツォーラ←ユベントス
MFアマドゥ・ディアワラ←ナポリ
MFジョルダン・ヴェレトゥ←フィオレンティーナ※
MFヘンリク・ムヒタリアン←アーセナル(イングランド)※
FWニコラ・カリニッチ←アトレティコ・マドリー(スペイン)※
【OUT】
GKロビン・オルセン→カリアリ※
DFコスタス・マノラス→ナポリ
DFイバン・マルカノ→ポルト(ポルトガル)
DFルカ・ペッレグリーニ→ユベントス
DFリック・カルスドルプ→フェイエノールト(オランダ)※
MFダニエレ・デ・ロッシ→ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)
MFマキシム・ゴナロン→グラナダ(スペイン)※
MFスティーブン・エンゾンジ→ガラタサライ(トルコ)※
MFジェルソン→フラメンゴ(ブラジル)
MFアンテ・チョリッチ→アルメリア(スペイン)※
FWステファン・エル・シャーラウィ→上海申花(中国)
FWグレゴワール・デフレル→サッスオーロ※
FWパトリック・シック→RBライプツィヒ(ドイツ)※
◆トリノ
【IN】
MFディエゴ・ラクサール←ミラン※
FWシモーネ・ヴェルディ←ナポリ※
【OUT】
GKヴァンヤ・ミリンコビッチ=サビッチ→スタンダール・リエージュ(ベルギー)※
DFエミリアーノ・モレッティ→現役引退
◆ラツィオ
【IN】
DFデニス・ヴァヴロ←コペンハーゲン(デンマーク)
MFマヌエル・ラッツァーリ←SPAL
MFジョニー←マラガ(スペイン)
【OUT】
DFワラセ→ブラガ(ポルトガル)※
DFマルティン・カセレス→フィオレンティーナ
MFドゥシャン・バスタ→無所属
MFアレッサンドロ・ムルジャ→SPAL
MFミラン・バデリ→フィオレンティーナ※
◆サンプドリア
【IN】
GKアンドレア・セクリン←キエーボ※
DFジェイソン・ムリージョ←バレンシア(スペイン)※
MFエミリアーノ・リゴーニ←ゼニト(ロシア)※
MFモルテン・トールスビー←ヘーレンフェーン(オランダ)
【OUT】
DFヨアキム・アンデルセン→リヨン(フランス)
MFデニス・プラート→レスター(イングランド)
FWマルコ・サウ→ベネヴェント
◆ボローニャ
【IN】
DF冨安健洋←シント=トロイデン(ベルギー)
DFステファノ・デンスウィル←クラブ・ブルージュ(ベルギー)
MFガリー・メデル←ガラタサライ(トルコ)
FWアンドレアス・スコフ・オルセン←ノアシェラン(デンマーク)
【OUT】
DFフィリップ・ヘランデル→レンンジャーズ(スコットランド)
DFアルトゥーロ・カラブレシ→アミアン(フランス)※
MFエリック・プルガル→フィオレンティーナ
MFアダム・ナジ→ブリストル(イングランド)
MFゴッドフレー・ドンサー→セルクル・ブルージュ(ベルギー)※
◆サッスオーロ
【IN】
DFジェレミー・トルヤン←ドルトムント(ドイツ)※
DFヴラド・キリケシュ←ナポリ※
MFペドロ・オビアン←ウェストハム(イングランド)
MFハメド・トラオレ←エンポリ※
FWフランチェスコ・カプート←エンポリ
FWグレゴワール・デフレル←ローマ※
【OUT】
DFポル・リロラ→フィオレンティーナ※
DFメリヒ・デミラル→ユベントス
DFエドアルド・ゴルダニーガ→ジェノア※
DFクロード・アジェポン→ヴェローナ※
MFステファノ・センシ→インテル※
MFケビン=プリンス・ボアテング→フィオレンティーナ
FWフェデリコ・ディ・フランチェスコ→SPAL※
FWアレッサンドロ・マトリ→ブレシア※
FWクマ・ババカル→レッチェ※
◆ウディネーゼ
【IN】
DFロドリゴ・ベカン←ECバイア(ブラジル)
MFワラセ←ハノーファー(ドイツ)
MFケン・セマ←ワトフォード(イングランド)※
FWクリスト←レアル・マドリー(スペイン)
【OUT】
GKシモーネ・スクフェット→スペツィア※
DFジュゼッペ・ペッゼッラ→パルマ※
MFエマニュエル・バドゥ→ヴェローナ※
MFヴァロン・ベーラミ→シオン(スイス)
FWダルウィン・マチス→グラナダ(スペイン)
◆SPAL
【IN】
DFアルカディウシュ・レカ←アタランタ※
MFアレッサンドロ・ムルジャ←ラツィオ
FWフェデリコ・ディ・フランチェスコ←サッスオーロ※
【OUT】
GKアルフレド・ゴミス→ディジョン(フランス)
MFマヌエル・ラッツァーリ→ラツィオ
◆パルマ
【IN】
DFマッテオ・ダルミアン←マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
DFヴァンサン・ローリーニ←フィオレンティーナ
DFジュゼッペ・ペッゼッラ←ウディネーゼ※
MFエルナニ←ゼニト(ロシア)※
FWヤン・カラモー←インテル※
FWアンドレアル・コーネリウス←アタランタ※
【OUT】
DFマッシモ・ゴッビ→現役引退
DFマルセロ・ガッツォーラ→エンポリ※
MFレオ・シュトゥラーツ→エンポリ
MFアントニオ・ディ・ガウディオ→ヴェローナ
FWジョナタン・ビアビアニ→無所属
◆カリアリ
【IN】
GKロビン・オルセン←ローマ※
DFルカ・ペッレグリーニ←ユベントス※
MFラジャ・ナインゴラン←インテル※
MFマルコ・ログ←ナポリ※
MFナイタン・ナンデス←ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)
FWアルベルト・チェッリ←ユベントス
FWジョバンニ・シメオネ←フィオレンティーナ※
【OUT】
DFダリヨ・スルナ→現役引退
MFシモーネ・パドイン→アスコリ
MFニコロ・バレッラ→インテル※
FWジエゴ・ファリアス→レッチェ※
FWハン・グァンソン→ユベントス※
◆フィオレンティーナ
【IN】
DFダウベルト・エンリケ←インテル※
DFマルティン・カセレス←ラツィオ
DFポル・リロラ←サッスオーロ※
MFミラン・バデリ←ラツィオ※
MFエリック・プルガル←ボローニャ
MFケビン=プリンス・ボアテング←サッスオーロ
MFラシド・ゲザル←レスター(イングランド)※
FWフランク・リベリ←バイエルン(ドイツ)
FWペドロ←フルミネンセ(ブラジル)
FWボビー・ダンカン←リバプール(イングランド)
【OUT】
GKアルバン・ラフォン→ナント(フランス)※
DFクリスティアーノ・ビラギ→インテル※
DFヴィクトル・ウーゴ→パルメイラス(ブラジル)
DFヴァンサン・ローリーニ→パルマ※
MFジョルダン・ヴェレトゥ→ローマ※
MFリッカルド・サポナーラ→ジェノア※
FWジョバンニ・シメオネ→カリアリ※
◆ジェノア
【IN】
DFクリスティアン・サパタ←ミラン
DFエドアルド・ゴルダニーガ←サッスオーロ※
DFアントニオ・バレッカ←モナコ(フランス)※
MFリッカルド・サポナーラ←フィオレンティーナ※
MFラッセ・シェーネ←アヤックス(オランダ)
FWアンドレア・ファヴィッリ←ユベントス
FWアンドレア・ピナモンティ←インテル※
【OUT】
DFエルヴィン・ズカノビッチ→アル・アハリ(サウジアラビア)
DFロムロ→ブレシア※
MFミゲル・ヴェローゾ→ヴェローナ
MFダルコ・ラゾビッチ→ヴェローナ
MFオスカル・ヒリェマルク→ディナモ・モスクワ(ロシア)
FWジャンルカ・ラパドゥーラ→レッチェ※
◆ブレシア
【IN】
GKイェッセ・ヨロネン←コペンハーゲン(デンマーク)
DFロムロ←ジェノア※
MFヤロミル・ズムルハル←スラビア・プラハ(チェコ)
FWマリオ・バロテッリ←マルセイユ(フランス)
FWアレッサンドロ・マトリ←サッスオーロ※
【OUT】
なし
◆レッチェ
【IN】
MFジャネリ・インビュラ←ストーク(イングランド)※
MFパナギオティス・タフツィディス←ノッティンガム(イングランド)
FWクマ・ババカル←サッスオーロ※
FWジエゴ・ファリアス←カリアリ※
FWジャンルカ・ラパドゥーラ←ジェノア※
【OUT】
DFチェザーレ・ボボ→現役引退
◆エラス・ヴェローナ
【IN】
DFクラウド・アジャポン←※
DFサルヴァトーレ・ボッケッティ←スパルタク・モスクワ(ロシア)
DFパヴェウ・ダヴィドヴィキ←ベンフィカ(ポルトガル)
DFアミル・ラフマニ←ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
MFアントニオ・ディ・ガウディオ←パルマ
MFエマニュエル・バドゥ←ウディネーゼ※
MFミゲル・ヴェローゾ←ジェノア※
MFダルコ・ラゾビッチ←ジェノア※
MFソフィアン・アムラバト←クラブ・ブルージュ(ベルギー)※
MFマッテオ・ペッシーナ←アタランタ※
【OUT】
MFイ・スンウ→シント=トロイデン(ベルギー)
◆絶対王者は的確補強も人員整理進まず

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今シーズン、9連覇を目指すユベントスはアッレグリ監督からサッリ新監督に体制を変更。そして、メルカートにおいてはMFアドリアン・ラビオ、MFアーロン・ラムジーというヨーロッパ屈指の名手を得意の高年俸&契約金という手法によってフリーで確保。さらに、百戦錬磨のGKジャンルイジ・ブッフォンの1年ぶりの復帰も決定した。
そして、今夏の移籍市場における目玉の1人だったアヤックスの至宝DFマタイス・デ・リフトを7500万ユーロで獲得。さらに、デ・リフトとはタイプが異なるハードマーカーのDFメリヒ・デミラルという若き逸材も確保し、チームの課題のひとつであるセンターバックの若返りを進めることに成功した。
その一方で、人員整理という観点ではDFジョアン・カンセロを高額な移籍金でマンチェスター・シティに放出し、より堅実且つ両サイドでプレー可能なDFダニーロを獲得するまでは良かったが、先発を極度に固定する傾向がある新指揮官の下で余剰人員となりそうな中盤や前線の選手の売却は苦戦を強いられた。
◆インテルがメルカートの主役に

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一方、ユベントスの黄金時代の礎を築いたコンテ監督を新指揮官に迎えたインテルは、メルカートの賢人マロッタがクラブに容赦なく補強を要求する口うるさい闘将を満足させるべく大型補強を敢行。
UEFAとの和解協定離脱によって大型補強が可能となったネッラズーロは、アズーリの次代を担うMFステファノ・センシ、MFニコロ・バレッラを獲得したほか、前線の目玉補強としてFWロメル・ルカク、FWアレクシス・サンチェスをマンチェスター・ユナイテッドから補強。さらに、アトレティコ・マドリーとウルグアイ代表で強烈なリーダーシップを発揮してきたDFディエゴ・ゴディン、手薄な両ウイングバックにも新戦力を補強している。
人員整理に関しては移籍市場終盤まで手間取ったものの、規律面やパフォーマンスで問題を抱えていた元主将FWマウロ・イカルディ、MFラジャ・ナインゴラン、FWイバン・ペリシッチら高年俸のベテランの放出に成功。ユベントスからのスクデット奪回に向けてほぼ完璧なオペレーションを行った。
◆堅実ナポリは世界屈指のCBコンビ結成

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ユベントス、インテルと共にスクデット争いの有力候補である昨季2位のナポリは一部で噂されたイカルディやMFハメス・ロドリゲスなど前線のビッグネームの獲得こそできなかったものの、昨季のスカッドを維持しつつ堅実な補強に成功した。
母国のビジャレアルに旅立ったDFラウール・アルビオルの後釜としてセリエA屈指のセンターバックであるDFコスタス・マノラスをローマから獲得。開幕2試合で7失点とここまで成果は出ていないが、DFカリドゥ・クリバリとのコンビは世界屈指と言える。
また、中盤のバックアップにトルコの逸材MFエリフ・エルマス、前線に圧倒的なスピードと高さをもたらす、FWイルビング・ロサーノ、FWフェルナンド・ジョレンテという新たなオプションを手にしており、彼らが順当にフィットすれば、インテル同様に覇権奪回のチャンスは十分にあるはずだ。
◆ヴィオラ&カリアリが躍動! 第2グループは課題残す…

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前述の本命3チームに比べて、やや力が落ちる第2グループではアタランタ、ラツィオが継続路線、共に監督交代に踏み切ったミランとローマが積極的にスカッド刷新に動いた。
主力の流出を最低限に留めた昨季3位のアタランタはDFシモン・ケアー、FWルイス・ムリエル、DFギジェルメ・アラーナとセビージャから3選手を補強。ただ、クラブ史上初のCL参戦に向けて選手層に不安を残す。同じく主力の慰留に成功したラツィオはMFマヌエル・ラッツァーリ、MFジョニーと両翼に実力者を加えたのみでメルカートを終えている。
一方、元主将のMFリッカルド・モントリーボらベテラン数選手に別れを告げ、生え抜きの若手FWパトリック・クトローネを放出したミランは、ジャンパオロ監督の教え子であるMFイスマエル・ベナセル、MFラデ・クルニッチのエンポリコンビやFWラファエウ・レオン、FWアンテ・レビッチという逸材アタッカーを獲得。ただ、ここまでは現有戦力とジャンパオロ監督の志向する戦術の齟齬、獲得を狙っていたゲームメーカーの不在を感じさせている。
フォンセカ新監督を迎えたローマに関してはこれまでチームの中核を担ってきたMFダニエレ・デ・ロッシ、マノラス、FWステファン・エル・シャーラウィらが流出。中盤に関してはMFアマドゥ・ディアワラ、MFジョルダン・ヴェレトゥと国内の好タレントの獲得に成功も、マノラスの後釜に関しては意中の候補にことごとく振られて、最終的にマンチェスター・ユナイテッドで構想外のDFクリス・スモーリングを借りることに。それでも、FWエディン・ジェコやFWジェンギズ・ウンデル、MFニコロ・ザニオーロらの契約延長に成功しており、打ち勝つスタイルを徹底していきたい。
それ以外のクラブではイタリア系アメリカ人新オーナーを迎えたフィオレンティーナと、カリアリが積極的な補強を見せている。
フィオレンティーナではバイエルン退団後、今夏の去就に注目が集まっていたFWフランク・リベリを射止めたほか、MFケビン=プリンス・ボアテング、DFマルティン・カセレスと百戦錬磨のベテランを補強。さらに、過去にレアル・マドリー行きに迫ったブラジルの逸材FWペドロらも獲得している。
一方、カリアリは若き主将バレッラがインテルに流出も、そのインテルからMFラジャ・ナインゴランを帰還させたほか、ローマ、ユベントス、ナポリといった上位クラブからGKロビン・オルセン、MFマルコ・ログ、DFルカ・ペッレグリーニをレンタルで獲得。さらに、MFナイタン・ナンデス、FWジョバンニ・シメオネと南米産の実力者を迎え入れている。
今夏のセリエA主な移籍の一覧は以下の通り。
【今夏のセリエA主な移籍】
※はレンタル移籍
◆ユベントス
【IN】
GKジャンルイジ・ブッフォン←パリ・サンジェルマン(フランス)
DFマタイス・デ・リフト←アヤックス(オランダ)
DFダニーロ←マンチェスター・シティ(イングランド)
DFメリヒ・デミラル←サッスオーロ
MFアドリアン・ラビオ←パリ・サンジェルマン(フランス)
MFアーロン・ラムジー←アーセナル(イングランド)
FWハン・グァンソン←カリアリ※
【OUT】
DFジョアン・カンセロ←マンチェスター・シティ(イングランド)
DFレオナルド・スピナッツォーラ→ローマ※
DFルカ・ペッレグリーニ→カリアリ※
DFアンドレア・バルザーリ→現役引退
FWモイゼ・ケアン→エバートン(イングランド)
◆ナポリ
【IN】
DFコスタス・マノラス←ローマ
DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ←エンポリ
MFエリフ・エルマス←フェネルバフチェ(トルコ)
FWイルビング・ロサーノ←PSV(オランダ)
FWフェルナンド・ジョレンテ←トッテナム(イングランド)
【OUT】
DFラウール・アルビオル→ビジャレアル
DFヴラド・キリケシュ→サッスオーロ※
MFアマドゥ・ディアワラ→ローマ
MFアダム・ウナス→ニース(フランス)※
MFマルコ・ログ→カリアリ※
FWシモーネ・ヴェルディ→トリノ※
◆アタランタ
【IN】
DFシモン・ケアー←セビージャ(スペイン)※
DFギジェルメ・アラーナ←セビージャ(スペイン)※
MFルスラン・マリノフスキ←ヘンク(ベルギー)
FWルイス・ムリエル←セビージャ(スペイン)
【OUT】
DFジェンルカ・マンチーニ→ローマ※
DFアルカディウシュ・レカ→SPAL※
MFマッテオ・ペッシーナ→ヴェローナ※
FWアンドレアス・コーネリウス→パルマ※
◆インテル
【IN】
DFディエゴ・ゴディン←アトレティコ・マドリー(スペイン)
DFクリスティアーノ・ビラギ←フィオレンティーナ※
MFニコロ・バレッラ←カリアリ※
MFステファノ・センシ←サッスオーロ※
MFヴァレンティノ・ラザロ←ヘルタ・ベルリン(ドイツ)
FWアレクシス・サンチェス←マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)※
FWロメル・ルカク←マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
【OUT】
DFミランダ→江蘇蘇寧(中国)
DFダウベルト・エンリケ→フィオレンティーナ※
MFラジャ・ナインゴラン→カリアリ※
MFジョアン・マリオ→ロコモティフ・モスクワ(ロシア)※
FWイバン・ペリシッチ→バイエルン(ドイツ)※
FWマウロ・イカルディ→パリ・サンジェルマン(フランス)※
FWゲオルゲ・プシュカシュ→レディング(イングランド)
FWアンドレア・ピナモンティ→ジェノア※
FWヤン・カラモー→パルマ※
◆ミラン
【IN】
DFレオ・ドゥアルチ←フラメンゴ(ブラジル)
DFテオ・エルナンデス←レアル・マドリー(スペイン)
MFイスマエル・ベナセル←エンポリ
MFラデ・クルニッチ←エンポリ
FWラファエウ・レオン←リール(フランス)
FWアンテ・レビッチ←フランクフルト(ドイツ)※
【OUT】
GKアレッサンドロ・プリツァーリ→リボルノ※
DFクリスティアン・サパタ→ジェノア
DFイグナツィオ・アバーテ→無所属
DFイバン・ストリニッチ→無所属
MFリッカルド・モントリーボ→無所属
MFアンドレア・ベルトラッチ→無所属
MFディエゴ・ラクサール→トリノ※
MFアレン・ハリロビッチ→ヘーレンフェーン(オランダ)※
FWパトリック・クトローネ→ウォルバーハンプトン(イングランド)
FWアンドレ・シウバ→フランクフルト(ドイツ)※
◆ローマ
【IN】
GKパウ・ロペス←ベティス
DFユルディム・メルト・チェティン←ゲンチレルビリ(トルコ)
DFダビデ・ザッパコスタ←チェルシー(イングランド)※
DFジャンルカ・マンチーニ←アタランタ※
DFクリス・スモーリング←マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)※
DFレオナルド・スピナッツォーラ←ユベントス
MFアマドゥ・ディアワラ←ナポリ
MFジョルダン・ヴェレトゥ←フィオレンティーナ※
MFヘンリク・ムヒタリアン←アーセナル(イングランド)※
FWニコラ・カリニッチ←アトレティコ・マドリー(スペイン)※
【OUT】
GKロビン・オルセン→カリアリ※
DFコスタス・マノラス→ナポリ
DFイバン・マルカノ→ポルト(ポルトガル)
DFルカ・ペッレグリーニ→ユベントス
DFリック・カルスドルプ→フェイエノールト(オランダ)※
MFダニエレ・デ・ロッシ→ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)
MFマキシム・ゴナロン→グラナダ(スペイン)※
MFスティーブン・エンゾンジ→ガラタサライ(トルコ)※
MFジェルソン→フラメンゴ(ブラジル)
MFアンテ・チョリッチ→アルメリア(スペイン)※
FWステファン・エル・シャーラウィ→上海申花(中国)
FWグレゴワール・デフレル→サッスオーロ※
FWパトリック・シック→RBライプツィヒ(ドイツ)※
◆トリノ
【IN】
MFディエゴ・ラクサール←ミラン※
FWシモーネ・ヴェルディ←ナポリ※
【OUT】
GKヴァンヤ・ミリンコビッチ=サビッチ→スタンダール・リエージュ(ベルギー)※
DFエミリアーノ・モレッティ→現役引退
◆ラツィオ
【IN】
DFデニス・ヴァヴロ←コペンハーゲン(デンマーク)
MFマヌエル・ラッツァーリ←SPAL
MFジョニー←マラガ(スペイン)
【OUT】
DFワラセ→ブラガ(ポルトガル)※
DFマルティン・カセレス→フィオレンティーナ
MFドゥシャン・バスタ→無所属
MFアレッサンドロ・ムルジャ→SPAL
MFミラン・バデリ→フィオレンティーナ※
◆サンプドリア
【IN】
GKアンドレア・セクリン←キエーボ※
DFジェイソン・ムリージョ←バレンシア(スペイン)※
MFエミリアーノ・リゴーニ←ゼニト(ロシア)※
MFモルテン・トールスビー←ヘーレンフェーン(オランダ)
【OUT】
DFヨアキム・アンデルセン→リヨン(フランス)
MFデニス・プラート→レスター(イングランド)
FWマルコ・サウ→ベネヴェント
◆ボローニャ
【IN】
DF冨安健洋←シント=トロイデン(ベルギー)
DFステファノ・デンスウィル←クラブ・ブルージュ(ベルギー)
MFガリー・メデル←ガラタサライ(トルコ)
FWアンドレアス・スコフ・オルセン←ノアシェラン(デンマーク)
【OUT】
DFフィリップ・ヘランデル→レンンジャーズ(スコットランド)
DFアルトゥーロ・カラブレシ→アミアン(フランス)※
MFエリック・プルガル→フィオレンティーナ
MFアダム・ナジ→ブリストル(イングランド)
MFゴッドフレー・ドンサー→セルクル・ブルージュ(ベルギー)※
◆サッスオーロ
【IN】
DFジェレミー・トルヤン←ドルトムント(ドイツ)※
DFヴラド・キリケシュ←ナポリ※
MFペドロ・オビアン←ウェストハム(イングランド)
MFハメド・トラオレ←エンポリ※
FWフランチェスコ・カプート←エンポリ
FWグレゴワール・デフレル←ローマ※
【OUT】
DFポル・リロラ→フィオレンティーナ※
DFメリヒ・デミラル→ユベントス
DFエドアルド・ゴルダニーガ→ジェノア※
DFクロード・アジェポン→ヴェローナ※
MFステファノ・センシ→インテル※
MFケビン=プリンス・ボアテング→フィオレンティーナ
FWフェデリコ・ディ・フランチェスコ→SPAL※
FWアレッサンドロ・マトリ→ブレシア※
FWクマ・ババカル→レッチェ※
◆ウディネーゼ
【IN】
DFロドリゴ・ベカン←ECバイア(ブラジル)
MFワラセ←ハノーファー(ドイツ)
MFケン・セマ←ワトフォード(イングランド)※
FWクリスト←レアル・マドリー(スペイン)
【OUT】
GKシモーネ・スクフェット→スペツィア※
DFジュゼッペ・ペッゼッラ→パルマ※
MFエマニュエル・バドゥ→ヴェローナ※
MFヴァロン・ベーラミ→シオン(スイス)
FWダルウィン・マチス→グラナダ(スペイン)
◆SPAL
【IN】
DFアルカディウシュ・レカ←アタランタ※
MFアレッサンドロ・ムルジャ←ラツィオ
FWフェデリコ・ディ・フランチェスコ←サッスオーロ※
【OUT】
GKアルフレド・ゴミス→ディジョン(フランス)
MFマヌエル・ラッツァーリ→ラツィオ
◆パルマ
【IN】
DFマッテオ・ダルミアン←マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
DFヴァンサン・ローリーニ←フィオレンティーナ
DFジュゼッペ・ペッゼッラ←ウディネーゼ※
MFエルナニ←ゼニト(ロシア)※
FWヤン・カラモー←インテル※
FWアンドレアル・コーネリウス←アタランタ※
【OUT】
DFマッシモ・ゴッビ→現役引退
DFマルセロ・ガッツォーラ→エンポリ※
MFレオ・シュトゥラーツ→エンポリ
MFアントニオ・ディ・ガウディオ→ヴェローナ
FWジョナタン・ビアビアニ→無所属
◆カリアリ
【IN】
GKロビン・オルセン←ローマ※
DFルカ・ペッレグリーニ←ユベントス※
MFラジャ・ナインゴラン←インテル※
MFマルコ・ログ←ナポリ※
MFナイタン・ナンデス←ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)
FWアルベルト・チェッリ←ユベントス
FWジョバンニ・シメオネ←フィオレンティーナ※
【OUT】
DFダリヨ・スルナ→現役引退
MFシモーネ・パドイン→アスコリ
MFニコロ・バレッラ→インテル※
FWジエゴ・ファリアス→レッチェ※
FWハン・グァンソン→ユベントス※
◆フィオレンティーナ
【IN】
DFダウベルト・エンリケ←インテル※
DFマルティン・カセレス←ラツィオ
DFポル・リロラ←サッスオーロ※
MFミラン・バデリ←ラツィオ※
MFエリック・プルガル←ボローニャ
MFケビン=プリンス・ボアテング←サッスオーロ
MFラシド・ゲザル←レスター(イングランド)※
FWフランク・リベリ←バイエルン(ドイツ)
FWペドロ←フルミネンセ(ブラジル)
FWボビー・ダンカン←リバプール(イングランド)
【OUT】
GKアルバン・ラフォン→ナント(フランス)※
DFクリスティアーノ・ビラギ→インテル※
DFヴィクトル・ウーゴ→パルメイラス(ブラジル)
DFヴァンサン・ローリーニ→パルマ※
MFジョルダン・ヴェレトゥ→ローマ※
MFリッカルド・サポナーラ→ジェノア※
FWジョバンニ・シメオネ→カリアリ※
◆ジェノア
【IN】
DFクリスティアン・サパタ←ミラン
DFエドアルド・ゴルダニーガ←サッスオーロ※
DFアントニオ・バレッカ←モナコ(フランス)※
MFリッカルド・サポナーラ←フィオレンティーナ※
MFラッセ・シェーネ←アヤックス(オランダ)
FWアンドレア・ファヴィッリ←ユベントス
FWアンドレア・ピナモンティ←インテル※
【OUT】
DFエルヴィン・ズカノビッチ→アル・アハリ(サウジアラビア)
DFロムロ→ブレシア※
MFミゲル・ヴェローゾ→ヴェローナ
MFダルコ・ラゾビッチ→ヴェローナ
MFオスカル・ヒリェマルク→ディナモ・モスクワ(ロシア)
FWジャンルカ・ラパドゥーラ→レッチェ※
◆ブレシア
【IN】
GKイェッセ・ヨロネン←コペンハーゲン(デンマーク)
DFロムロ←ジェノア※
MFヤロミル・ズムルハル←スラビア・プラハ(チェコ)
FWマリオ・バロテッリ←マルセイユ(フランス)
FWアレッサンドロ・マトリ←サッスオーロ※
【OUT】
なし
◆レッチェ
【IN】
MFジャネリ・インビュラ←ストーク(イングランド)※
MFパナギオティス・タフツィディス←ノッティンガム(イングランド)
FWクマ・ババカル←サッスオーロ※
FWジエゴ・ファリアス←カリアリ※
FWジャンルカ・ラパドゥーラ←ジェノア※
【OUT】
DFチェザーレ・ボボ→現役引退
◆エラス・ヴェローナ
【IN】
DFクラウド・アジャポン←※
DFサルヴァトーレ・ボッケッティ←スパルタク・モスクワ(ロシア)
DFパヴェウ・ダヴィドヴィキ←ベンフィカ(ポルトガル)
DFアミル・ラフマニ←ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
MFアントニオ・ディ・ガウディオ←パルマ
MFエマニュエル・バドゥ←ウディネーゼ※
MFミゲル・ヴェローゾ←ジェノア※
MFダルコ・ラゾビッチ←ジェノア※
MFソフィアン・アムラバト←クラブ・ブルージュ(ベルギー)※
MFマッテオ・ペッシーナ←アタランタ※
【OUT】
MFイ・スンウ→シント=トロイデン(ベルギー)
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元ブラジル代表DFルシオ氏が家庭内の事故で緊急入院…現在はICUで経過観察
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インフロントで捉える!達人ピルロの縦変化FK【ビューティフル・フリーキック】
サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。 今回は、ユベントスの指揮官アンドレア・ピルロ氏が選手時代に決めたフリーキックだ。 <div id="cws_ad">◆名手ピルロの縦に変化するブレ球FK<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJrMzExQVowdCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 歴代屈指のプレースキックの名手として知られるピルロ氏。現役時代には幾度もその右足でFKを決め続けたが、2013年11月10日に行われたセリエA第12節のナポリ戦でも、素晴らしいキックを成功させている。 ユベントス1点リードで迎えた74分、ボックス手前右でFKを獲得すると、キッカーのピルロは直線的な助走から真っ直ぐ落とすキックを選択した。壁を越えたほぼ無回転のシュートは、ゴール手前で急激に落下。GKホセ・マヌエル・レイナの手をかすめ、ゴール右上へと突き刺さった。 様々な種類のキックを高水準で使い分けたピルロ氏。改めてその技術の高さに驚きだ。 2020.09.16 20:00 Wed4
若きデル・ピエロが決めた華麗なるジャンピングバックヒールゴール【スーパーゴール図鑑/ユベントス編】
【得点者プロフィール】 アレッサンドロ・デル・ピエロ(当時22歳) 国籍:イタリア 所属:ユベントス ポジション:FW 身長:173cm ユベントスの象徴的な存在として長きに渡って活躍したデル・ピエロ氏。才能あふれるファンタジスタとして数々のスーパープレーで観客を魅了し、ユベントスでは通算290ゴールという圧倒的な数字を残している 【試合詳細】 日程:2002年11月17日 大会:セリエA第10節 対戦相手:トリノ 時間:前半6分(0-0) <div id="cws_ad">◆デル・ピエロのオシャレ過ぎるジャンピングヒール<br/> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJVSjJrVTN2ayIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 0-0の6分、相手ボックス左でユベントスがFKのチャンスを得る。するとキッカーのMFパベル・ネドベドが低めのボールをニアサイドに入れる。 これに飛び込んだデル・ピエロは、ボールより前に走り込んでしまったものの、空中で背を向けたまま左足ヒールで合わせ、わずかにボールの軌道を変えると、見事なゴールをニアポストに決めてみせた。 これで先制ゴールを奪ったユベントスは、4-0の大勝を収めている。 2021.01.14 18:00 Thu5
