【プレミア注目プレビュー】今季最初のNLダービー! 初黒星から立ち直るのは?《アーセナルvsトッテナム》
2019.09.01 14:30 Sun
プレミアリーグ第4節、アーセナルvsトッテナムによる“ノースロンドン・ダービー”が日本時間9月1日24:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。前節、共に手痛い今季初黒星を喫したノースロンドンの名門2チームが激突する激戦必至のダービーマッチだ。
エメリ体制2年目となった今季、望外の積極補強を追い風に10年ぶりの開幕連勝を飾ったアーセナル。しかし、前節のリバプール戦では相手との力量差、難所アンフィールドでのアウェイゲームという事情を考慮して極端に守備的な戦い方を選択したが、最終的にはセットプレー2発にカウンターと相手の得意な形から3失点を喫し1-3で大敗。連勝スタートと最高なシーズンへの入りを見せた中、今季初黒星という厳しい現実を突きつけられた。
一方、トッテナムは開幕戦でアストン・ビラを逆転で退け、難所エティハド・スタジアムでの絶対王者マンチェスター・シティ相手のアウェイゲームをしぶとくドローで終える上々のスタートを切った。しかし、前節は開幕連敗の格下ニューカッスル相手にホームであっさりと先制を許すと、その後は圧倒的にボールを支配する展開になるも、完全に引いた相手の守備ブロックの前で無難にパスを回すプレーに終始し、攻撃面のアイデア不足、勝利への執念の希薄さを露呈する低調な内容で0-1の敗戦を喫した。この体たらくを受けて、ポチェッティーノ監督のスタメン選考に関する批判や、今夏退団が噂されるMFエリクセンの去就問題が盛んに報じられるなど、クラブ周辺に不穏な空気が漂い始めている。
互いにネガティブな状況の中で迎える今季最初のノースロンドン・ダービーは、今節後にインターナショナルマッチウィークによる中断期間に入ることもあり、今季の両チームの今後を占う重要な一戦だ。初黒星から立ち直ってタイトル争いに絡むのはどちらのチームとなるか…。
なお、昨シーズンのプレミアリーグでの対戦成績はアーセナルの1勝1分け。エミレーツ・スタジアムでの前回対戦はアーセナルが4-2の圧勝を飾っている。その一方で、トッテナムはEFLカップ準々決勝のアウェイゲームでは2-0の快勝でリベンジを果たしていた。
▽アーセナル予想スタメン

GK:レノ
DF:ナイルズ、パパスタソプーロス、ダビド・ルイス、コラシナツ
MF:グエンドウジ、ジャカ
MF:ペペ、ダニ・セバージョス、オーバメヤン
FW:ラカゼット
負傷者:DFベジェリン、マヴロパノス、ティアニー、ホールディング、MFスミス=ロウ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してもベジェリン、ティアニー、ホールディングと開幕から欠場が続くメンバー以外に新たなケガ人はいない。なお、DFモンレアル、MFエルネニーに関しては8月31日にレアル・ソシエダ、ベシクタシュ移籍が決定している。
直近のリバプール戦では前線にペペとオーバメヤンの2人だけを残して自陣ゴール前に“バスを止める”という守備的な[4-3-1-2]の布陣を採用したが、ホームでのダービーだけに、より攻撃的な戦い方とシステムを選択するはずだ。ペペとラカゼット、オーバメヤンを共存させる中、トップ下を主戦場とするダニ・セバージョスの起用法に注目が集まる。[4-2-3-1]の布陣でトップ下に置く最も攻撃的な布陣を選択するか、同選手をベンチに置きウィロック(トレイラ)を3センターの一角に配する[4-3-3]を選ぶか。
なお、トッテナムは今季、極端に引いた相手に攻めあぐねてカウンターから一発でやられるパターンが目立っており、ホームでのダービーという背景を度外視し、未だにダビド・ルイスの守備に信頼を置くのならば、リバプール戦と同じゲームプランがハマる可能性は高いと思われるが…。
▽トッテナム予想スタメン

GK:ロリス
DF:オーリエ、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ローズ
MF:ムサ・シソコ、ウィンクス
MF:エリクセン、デレ・アリ、ソン・フンミン
FW:ケイン
負傷者:DFフォイス、ウォーカー=ピータース、MFダイアー、エンドンベレ、セセニョン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはフォイス、セセニョン、エンドンベレに加えて、前節で負傷したウォーカー=ピータース、ダイアーの2選手が新たに負傷者リスト入りしている。
システムに関しては右サイドバックに不安を抱えていることもあり、3バックへのプラン変更も見込まれるが、ウォーカー=ピータースの代役にオーリエを当てはめた4バック継続が濃厚だ。スタメンに関してはイージーミスが目立つダビンソン・サンチェス、ローズに代わってヴェルトンゲン、ベン・デイビス。負傷明けのデレ・アリの先発復帰が見込まれる。また、相手の出方によって[4-2-3-1]あるいは[4-3-1-2]に変更することを考えれば、ルーカス・モウラとソン・フンミンの同時起用はなさそうだ。
★注目選手
◆アーセナル:DFダビド・ルイス

アーセナルの注目プレーヤーは前節のリバプール戦において新天地でも“守備者”として失格の烙印を押されたダビド・ルイスだ。今夏、ランパード新監督から主力の座の確約を得られず、ライバルチームのアーセナルに電撃移籍を果たしたダビド・ルイス。デビュー戦となったバーンリー戦では持ち味のビルドアップ能力を発揮するなど上々の評価を得たが、前節のリバプール戦ではその評価が急落することに。チームが守備的な戦い方を選択した中、VAR導入でよりボックス内でのプレーに繊細さが求められる状況にも関わらず、サラーのユニフォームを引っ張って痛恨のPK献上。さらに、3失点目の場面では味方のカバーが間に合わない状況でディレイすべきところを不用意にボールを奪いに行ってサラーに独走を許す軽率なプレーで守備的な戦術プランを台無しにした。
チェルシー時代の悪癖を早くも露呈した32歳のベテランだが、幸いにも挽回のチャンスはすぐに訪れる。宿敵スパーズ相手にリバプール戦でのミスを払拭することができれば、指揮官を含めグーナーの信頼を再び得られるはずだ。とはいえ、チェルシー時代にも手を焼いたソン・フンミンやルーカス・モウラ、ケインら相手攻撃陣は一筋縄ではいかない猛者揃い。守備面では90分間集中力を保ちつつ、攻撃では相手のハイライン裏を狙う快足アタッカー陣に高精度のフィードを通したい。
◆トッテナム:FWハリー・ケイン

トッテナムの注目プレーヤーは“ダービーキング”の異名を持つケインだ。以前からロンドンに本拠地を置くライバルとのダービーマッチに無類の強さを見せるスパーズのエースストライカーは、プレミアリーグでのアーセナルとの対戦で直近の3戦連発を含め9戦9ゴールと圧倒的な相性の良さを見せている。現在、ノースロンドン・ダービーにおける通算ゴール数でMFロベール・ピレス氏(アーセナル)に並ぶ2位に位置するケインは、今回の一戦で過去に両クラブに在籍したFWエマニュエル・アデバヨール(現カイセリスポル)の持つ歴代最多ゴール記録(10ゴール)の更新を目指す。
今シーズンはアストン・ビラとの開幕戦で2ゴールを奪い、2年連続で苦手の8月にゴールを記録したイングランド代表FWだが、直近のマンチェスター・シティ戦、ニューカッスル戦ではいずれも良い形でフィニッシュに持ち込めず、ストライカーとしての存在感を欠く結果となった。もちろん、攻撃におけるチーム全体の機能不全が大きな要因だが、球際での粘りやボールの引き出し方など自身にも課題があることは明白だ。今回のダービーではチームと共に直近の3試合で出た課題を修正し、チームを勝利に導くゴールを決めてノースロンドン・ダービーの王様となれるか。
エメリ体制2年目となった今季、望外の積極補強を追い風に10年ぶりの開幕連勝を飾ったアーセナル。しかし、前節のリバプール戦では相手との力量差、難所アンフィールドでのアウェイゲームという事情を考慮して極端に守備的な戦い方を選択したが、最終的にはセットプレー2発にカウンターと相手の得意な形から3失点を喫し1-3で大敗。連勝スタートと最高なシーズンへの入りを見せた中、今季初黒星という厳しい現実を突きつけられた。
一方、トッテナムは開幕戦でアストン・ビラを逆転で退け、難所エティハド・スタジアムでの絶対王者マンチェスター・シティ相手のアウェイゲームをしぶとくドローで終える上々のスタートを切った。しかし、前節は開幕連敗の格下ニューカッスル相手にホームであっさりと先制を許すと、その後は圧倒的にボールを支配する展開になるも、完全に引いた相手の守備ブロックの前で無難にパスを回すプレーに終始し、攻撃面のアイデア不足、勝利への執念の希薄さを露呈する低調な内容で0-1の敗戦を喫した。この体たらくを受けて、ポチェッティーノ監督のスタメン選考に関する批判や、今夏退団が噂されるMFエリクセンの去就問題が盛んに報じられるなど、クラブ周辺に不穏な空気が漂い始めている。
なお、昨シーズンのプレミアリーグでの対戦成績はアーセナルの1勝1分け。エミレーツ・スタジアムでの前回対戦はアーセナルが4-2の圧勝を飾っている。その一方で、トッテナムはEFLカップ準々決勝のアウェイゲームでは2-0の快勝でリベンジを果たしていた。
◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽アーセナル予想スタメン

(C)CWS Brains, LTD.
GK:レノ
DF:ナイルズ、パパスタソプーロス、ダビド・ルイス、コラシナツ
MF:グエンドウジ、ジャカ
MF:ペペ、ダニ・セバージョス、オーバメヤン
FW:ラカゼット
負傷者:DFベジェリン、マヴロパノス、ティアニー、ホールディング、MFスミス=ロウ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してもベジェリン、ティアニー、ホールディングと開幕から欠場が続くメンバー以外に新たなケガ人はいない。なお、DFモンレアル、MFエルネニーに関しては8月31日にレアル・ソシエダ、ベシクタシュ移籍が決定している。
直近のリバプール戦では前線にペペとオーバメヤンの2人だけを残して自陣ゴール前に“バスを止める”という守備的な[4-3-1-2]の布陣を採用したが、ホームでのダービーだけに、より攻撃的な戦い方とシステムを選択するはずだ。ペペとラカゼット、オーバメヤンを共存させる中、トップ下を主戦場とするダニ・セバージョスの起用法に注目が集まる。[4-2-3-1]の布陣でトップ下に置く最も攻撃的な布陣を選択するか、同選手をベンチに置きウィロック(トレイラ)を3センターの一角に配する[4-3-3]を選ぶか。
なお、トッテナムは今季、極端に引いた相手に攻めあぐねてカウンターから一発でやられるパターンが目立っており、ホームでのダービーという背景を度外視し、未だにダビド・ルイスの守備に信頼を置くのならば、リバプール戦と同じゲームプランがハマる可能性は高いと思われるが…。
◆トッテナム◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽トッテナム予想スタメン

(C)CWS Brains, LTD.
GK:ロリス
DF:オーリエ、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ローズ
MF:ムサ・シソコ、ウィンクス
MF:エリクセン、デレ・アリ、ソン・フンミン
FW:ケイン
負傷者:DFフォイス、ウォーカー=ピータース、MFダイアー、エンドンベレ、セセニョン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはフォイス、セセニョン、エンドンベレに加えて、前節で負傷したウォーカー=ピータース、ダイアーの2選手が新たに負傷者リスト入りしている。
システムに関しては右サイドバックに不安を抱えていることもあり、3バックへのプラン変更も見込まれるが、ウォーカー=ピータースの代役にオーリエを当てはめた4バック継続が濃厚だ。スタメンに関してはイージーミスが目立つダビンソン・サンチェス、ローズに代わってヴェルトンゲン、ベン・デイビス。負傷明けのデレ・アリの先発復帰が見込まれる。また、相手の出方によって[4-2-3-1]あるいは[4-3-1-2]に変更することを考えれば、ルーカス・モウラとソン・フンミンの同時起用はなさそうだ。
★注目選手
◆アーセナル:DFダビド・ルイス

Getty Images
アーセナルの注目プレーヤーは前節のリバプール戦において新天地でも“守備者”として失格の烙印を押されたダビド・ルイスだ。今夏、ランパード新監督から主力の座の確約を得られず、ライバルチームのアーセナルに電撃移籍を果たしたダビド・ルイス。デビュー戦となったバーンリー戦では持ち味のビルドアップ能力を発揮するなど上々の評価を得たが、前節のリバプール戦ではその評価が急落することに。チームが守備的な戦い方を選択した中、VAR導入でよりボックス内でのプレーに繊細さが求められる状況にも関わらず、サラーのユニフォームを引っ張って痛恨のPK献上。さらに、3失点目の場面では味方のカバーが間に合わない状況でディレイすべきところを不用意にボールを奪いに行ってサラーに独走を許す軽率なプレーで守備的な戦術プランを台無しにした。
チェルシー時代の悪癖を早くも露呈した32歳のベテランだが、幸いにも挽回のチャンスはすぐに訪れる。宿敵スパーズ相手にリバプール戦でのミスを払拭することができれば、指揮官を含めグーナーの信頼を再び得られるはずだ。とはいえ、チェルシー時代にも手を焼いたソン・フンミンやルーカス・モウラ、ケインら相手攻撃陣は一筋縄ではいかない猛者揃い。守備面では90分間集中力を保ちつつ、攻撃では相手のハイライン裏を狙う快足アタッカー陣に高精度のフィードを通したい。
◆トッテナム:FWハリー・ケイン

Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーは“ダービーキング”の異名を持つケインだ。以前からロンドンに本拠地を置くライバルとのダービーマッチに無類の強さを見せるスパーズのエースストライカーは、プレミアリーグでのアーセナルとの対戦で直近の3戦連発を含め9戦9ゴールと圧倒的な相性の良さを見せている。現在、ノースロンドン・ダービーにおける通算ゴール数でMFロベール・ピレス氏(アーセナル)に並ぶ2位に位置するケインは、今回の一戦で過去に両クラブに在籍したFWエマニュエル・アデバヨール(現カイセリスポル)の持つ歴代最多ゴール記録(10ゴール)の更新を目指す。
今シーズンはアストン・ビラとの開幕戦で2ゴールを奪い、2年連続で苦手の8月にゴールを記録したイングランド代表FWだが、直近のマンチェスター・シティ戦、ニューカッスル戦ではいずれも良い形でフィニッシュに持ち込めず、ストライカーとしての存在感を欠く結果となった。もちろん、攻撃におけるチーム全体の機能不全が大きな要因だが、球際での粘りやボールの引き出し方など自身にも課題があることは明白だ。今回のダービーではチームと共に直近の3試合で出た課題を修正し、チームを勝利に導くゴールを決めてノースロンドン・ダービーの王様となれるか。
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