
G大阪U-23の16歳FW唐山にデビュー弾献上も長野が9戦ぶり白星で最下位脱出!《J3》
2019.07.28 20:06 Sun
明治安田生命J3リーグ第18節が28日に各地で行われた。
8位のガンバ大阪U-23と、最下位のAC長野パルセイロは、アウェイの長野が2-1で勝利した。
トップチームの宮本監督も視察に訪れた中、G大阪は前線に川崎、中村、ワイドに中村、塚元とユースと2種登録の若手を揃って起用した。しかし、試合は9戦ぶりの白星を目指す長野が立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。
13分にはボックス手前中央の好位置で得たFKをキッカーの有永が壁の上をギリギリで越える見事な右足のシュートを直接決め、得点力不足に喘ぐアウェイチームが先制に成功した。その後も長野ペースで試合が進む中、G大阪は34分に白井を下げてこれがJ3デビューの16歳FW唐山を投入。
だが、直後の37分には近年のG大阪ユース最高傑作と評される日本代表FW堂安律を実弟に持つ長野の堂安憂がボックス手前で仕掛けて見事な右足のミドルシュートを突き刺し、今季初ゴールとした。
一方、後ろに重心を置いた長野の守備に苦戦を強いられるG大阪はJ3デビューの伊勢をピッチに送り出すなど、選手交代で流れを変えにかかる。後半半ばから終盤にかけてはホームチームが攻め込む時間が増える中、89分には左サイド深くで山口が折り返したボールのこぼれ球をゴール前の唐山が左足で蹴り込むと、これがゴールネットを揺らした。16歳唐山のゴールで点差を縮めたG大阪はここから同点を目指してさらに前がかるが、2点目を奪い切るまでには至らず。
この結果、長野が待望の9戦ぶりの白星を挙げると共に最下位脱出に成功した。
また、17位のY.S.C.C.横浜と11位のヴァンラーレ八戸による一戦は、1-1のドローに終わった。
立ち上がりから中盤での潰し合いが続く中、試合の流れは徐々にアウェイの八戸へと傾いていく。相手の背後を積極的に狙う八戸は幾度もカウンターからサイドの深い位置を取ってチャンスを創出。上形や谷尾にシュートチャンスも決め切るまでには至らない。
結局、ゴールレスで折り返した試合は後半に入って流れが一変する。前半は背後を突かれて引っくり返される場面が目立ったYS横浜だったが、後半はその形をそっくりそのままやり返す。浅川や進が積極的な仕掛けで迫力のある仕掛けを見せると、62分には左CKの場面でキッカーの吉田のクロスを進がダイビングヘッドでゴール左に流し込んだ。
これで完全に勢いに乗ったYS横浜は鋭いカウンターで2点目に迫るが、最後の場面で決め切れない。すると、5戦ぶりの白星まであと数十秒となった後半アディショナルタイムの6分、八戸の波状攻撃に晒されると、途中出場の高見にボックス右からグラウンダーのシュートを決められ最後の最後で逃げ切りに失敗。この結果、6戦未勝利のYS横浜は最下位に転落した。
◆明治安田生命J3リーグ第18節
▽7/28(日)
Y.S.C.C.横浜 1-1 ヴァンラーレ八戸
ガンバ大阪U-23 1-2 AC長野パルセイロ
▽7/27(土)
藤枝MYFC 3-0 FC東京U-23
ブラウブリッツ秋田 3-1 いわてグルージャ盛岡
カマタマーレ讃岐 1-2 アスルクラロ沼津
SC相模原 1-1 福島ユナイテッドFC
ギラヴァンツ北九州 1-1 カターレ富山
ガイナーレ鳥取 3-1 ロアッソ熊本
ザスパクサツ群馬 5-1 セレッソ大阪U-23
8位のガンバ大阪U-23と、最下位のAC長野パルセイロは、アウェイの長野が2-1で勝利した。
トップチームの宮本監督も視察に訪れた中、G大阪は前線に川崎、中村、ワイドに中村、塚元とユースと2種登録の若手を揃って起用した。しかし、試合は9戦ぶりの白星を目指す長野が立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。
だが、直後の37分には近年のG大阪ユース最高傑作と評される日本代表FW堂安律を実弟に持つ長野の堂安憂がボックス手前で仕掛けて見事な右足のミドルシュートを突き刺し、今季初ゴールとした。
長野の2点リードで折り返した試合は後半もアウェイチームがペースを掴むが、最後の場面で粘る相手守備を崩し切れない。
一方、後ろに重心を置いた長野の守備に苦戦を強いられるG大阪はJ3デビューの伊勢をピッチに送り出すなど、選手交代で流れを変えにかかる。後半半ばから終盤にかけてはホームチームが攻め込む時間が増える中、89分には左サイド深くで山口が折り返したボールのこぼれ球をゴール前の唐山が左足で蹴り込むと、これがゴールネットを揺らした。16歳唐山のゴールで点差を縮めたG大阪はここから同点を目指してさらに前がかるが、2点目を奪い切るまでには至らず。
この結果、長野が待望の9戦ぶりの白星を挙げると共に最下位脱出に成功した。
また、17位のY.S.C.C.横浜と11位のヴァンラーレ八戸による一戦は、1-1のドローに終わった。
立ち上がりから中盤での潰し合いが続く中、試合の流れは徐々にアウェイの八戸へと傾いていく。相手の背後を積極的に狙う八戸は幾度もカウンターからサイドの深い位置を取ってチャンスを創出。上形や谷尾にシュートチャンスも決め切るまでには至らない。
結局、ゴールレスで折り返した試合は後半に入って流れが一変する。前半は背後を突かれて引っくり返される場面が目立ったYS横浜だったが、後半はその形をそっくりそのままやり返す。浅川や進が積極的な仕掛けで迫力のある仕掛けを見せると、62分には左CKの場面でキッカーの吉田のクロスを進がダイビングヘッドでゴール左に流し込んだ。
これで完全に勢いに乗ったYS横浜は鋭いカウンターで2点目に迫るが、最後の場面で決め切れない。すると、5戦ぶりの白星まであと数十秒となった後半アディショナルタイムの6分、八戸の波状攻撃に晒されると、途中出場の高見にボックス右からグラウンダーのシュートを決められ最後の最後で逃げ切りに失敗。この結果、6戦未勝利のYS横浜は最下位に転落した。
◆明治安田生命J3リーグ第18節
▽7/28(日)
Y.S.C.C.横浜 1-1 ヴァンラーレ八戸
ガンバ大阪U-23 1-2 AC長野パルセイロ
▽7/27(土)
藤枝MYFC 3-0 FC東京U-23
ブラウブリッツ秋田 3-1 いわてグルージャ盛岡
カマタマーレ讃岐 1-2 アスルクラロ沼津
SC相模原 1-1 福島ユナイテッドFC
ギラヴァンツ北九州 1-1 カターレ富山
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