サラー、セクハラ疑惑のFWワルダ擁護で被害女性が窮地に?
2019.06.30 17:49 Sun
セクシュアルハラスメントの疑いでアフリカネーションズカップ2019に参戦中のエジプト代表から一時追放されたFWアムル・ワルダの処分解除が思わぬ波紋を広げているようだ。
この一件によって窮地に晒されることになったのが、ワルダからSNS上でセクハラ行為を受けたことを訴え出ていたエジプトとイギリスの二重国籍を持つモデルのメフラン・ケラーさんだ。
ケラーさんは、イギリス『デイリー・ミラー』でエジプト国内のフットボールファンの間で神さまのように崇められているサラーがSNSや公の場でワルダを擁護したことで、自身が今後母国で攻撃対象になることを危惧していると語っている。
「それは私を危険に晒すことになると考えているわ。仮に、エジプトの家族の下を訪れたいと思っても、今は自分の国に戻ることはできないわ」
「恐らく、街中でフットボールファンから攻撃を受ける可能性があると思っているわ。私にとってショックなのは、私とモハメド・サラーに何の面識もないということなの」
「私自身、彼の仲間を擁護したいという気持ちは理解しているわ。ワルダが彼のチームメートで彼がサポートを試みていることもね」
「ただ、私の懸念は彼がそれをプライベートではなく、公の場で行ったことなの。彼がワルダに対して、『もうそういった行為はやめるべきだ。同時に公の場で謝罪することを薦めるよ。そして、これからは自分自身とキャリアだけに集中し、それを乗り越えていこう』っていう具合にね」
「ただ、彼がワルダの行ったことを知っているうえで、それでもワルダに寄り添っていることは私にとって痛ましいことだわ」
「現在、彼は世界で最も有名な人物の1人でもあるわ。そういった事情が一部の人々の私への嫌がらせを後押しする結果になっているわ」
サラー自身はワルダの行為を諫めたうえで仲間の処分を軽減しようとしただけだと思われる。しかしその結果、一部のフットボールファンは代表チームに余計な混乱を引き起こしたというねじ曲がった考えで、何の落ち度もないケラーさんら被害者女性を個人攻撃する卑劣な行為に出ているようだ。
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ワルダは今月26日、複数の女性に対するセクハラ行為が明るみとなりエジプトサッカー協会(EFA)から代表追放処分を受けていた。しかし、前科もある同選手に対して、代表キャプテンのFWモハメド・サラーやMFアーメド・エル=モハマディらが更生のためのサポートをしていくというコメントを発信。また、前述の2選手を含め多くのチームメートがワルダの処分撤回をEFA側に求めた結果、最終的に同選手は処分軽減によって決勝トーナメントからの復帰が認められることになった。ケラーさんは、イギリス『デイリー・ミラー』でエジプト国内のフットボールファンの間で神さまのように崇められているサラーがSNSや公の場でワルダを擁護したことで、自身が今後母国で攻撃対象になることを危惧していると語っている。
「サラーはエジプトで神のような存在としてみなされているわ。彼ら(フットボールファン)は彼のことを1人のプレーヤーとして扱っているし、神は間違いを犯さないと信じているわ」
「それは私を危険に晒すことになると考えているわ。仮に、エジプトの家族の下を訪れたいと思っても、今は自分の国に戻ることはできないわ」
「恐らく、街中でフットボールファンから攻撃を受ける可能性があると思っているわ。私にとってショックなのは、私とモハメド・サラーに何の面識もないということなの」
「私自身、彼の仲間を擁護したいという気持ちは理解しているわ。ワルダが彼のチームメートで彼がサポートを試みていることもね」
「ただ、私の懸念は彼がそれをプライベートではなく、公の場で行ったことなの。彼がワルダに対して、『もうそういった行為はやめるべきだ。同時に公の場で謝罪することを薦めるよ。そして、これからは自分自身とキャリアだけに集中し、それを乗り越えていこう』っていう具合にね」
「ただ、彼がワルダの行ったことを知っているうえで、それでもワルダに寄り添っていることは私にとって痛ましいことだわ」
「現在、彼は世界で最も有名な人物の1人でもあるわ。そういった事情が一部の人々の私への嫌がらせを後押しする結果になっているわ」
サラー自身はワルダの行為を諫めたうえで仲間の処分を軽減しようとしただけだと思われる。しかしその結果、一部のフットボールファンは代表チームに余計な混乱を引き起こしたというねじ曲がった考えで、何の落ち度もないケラーさんら被害者女性を個人攻撃する卑劣な行為に出ているようだ。
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