伊藤豪快弾&宮代2発など5ゴール! 影山ジャパン、流経大に大勝でポーランドへ《U-20W杯》

U-20日本代表は13日、今月からポーランドで行われるU-20ワールドカップ(W杯)に向けて、千葉県内で流通経済大学とトレーニングマッチを実施した。

12日に始動した影山雅永監督率いるU-20日本代表。国内での最終調整となった本日は、選出メンバー全23名が合流し、流経大との練習試合(45分×2本)を行った。U-20日本代表の先発は、GKに若原智哉(京都サンガF.C.)、最終ラインに右から菅原由勢(名古屋グランパス)、三國ケネディエブス(アビスパ福岡)、小林友希(ヴィッセル神戸)、東俊希(サンフレッチェ広島)、ダブルボランチに伊藤洋輝(名古屋グランパス)、山田康太(横浜F・マリノス)、右MFに喜田陽(アビスパ福岡)、左MFに中村敬斗(ガンバ大阪)を配置。田川亨介(FC東京)と宮代大聖(川崎フロンターレ)が2トップを組んだ。試合は序盤からU-20日本代表がペースを握る。7分、ボックス左外の中村からパスを受けた喜田がボックス左手前からミドルシュート。15分には、右CKの流れから田川がボックス右手前から左足を振り抜くが、どちらもGKオビ・パウエル・オビンナにパンチングで阻まれる。その後も前線からのプレスで流経大にチャンスを作らせないU-20日本代表は20分、右サイドの崩しから田川がボックス右に抜け出す。最後は右足でシュートを放つも、これはゴール左外へと外れた。23分には山田がボックス手前から強烈なミドルシュート放つなど、攻勢を続けるが、GKオビ・パウエル・オビンナを前になかなか先制点を奪えない。それでも24分、右CKの場面で東がショートコーナーを選択すると、宮代からのリターンをクロス。これがファーサイドに抜けると、待ち構えていた伊藤がダイレクトで左足を合わせ、豪快に右サイドネットに突き刺した。先制点を奪ったU-20日本代表は、これを機に次第に流動的なパスワークを披露。すると44分、相手のビルドアップから敵陣中央右でボールを奪った喜田がボックス右外からクロスを送る。最後はファーサイドの中村が右足で合わせて追加点を奪い、2-0で試合を折り返した。U-20日本代表は後半開始からGK若原、喜田に代えてGK茂木、追加招集の原を投入。原が左MFに入り、中村が右MFに回った。後半に入ると、U-20日本代表は序盤こそ、流経大の反撃に苦しめられる。56分には相手のミドルシュートが枠を捉えたが、GK茂木がパンチングで防いだ。U-20日本代表は61分、山田に代えて喜田を投入。さらに2トップの一角だった宮代と左MFを務めていた原のポジションを入れ替えた。すると直後に宮代が右サイドからのクロスをヘディングシュート。原も左ポスト直撃のシュートを放つなど、ゴールを匂わせる。迎えた63分、左サイドでボールを持った宮代がドリブルを開始。ボックス中央手前まで切れ込み、最後は右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。71分にも後方からの最終ラインの背後へのロングパスに反応した田川が相手DFに競り勝ち、GKとの一対一を制してスコアを4-0に。79分、U-20日本代表は、伊藤を下げて再び山田をピッチに。82分には、右サイドを細かなパスワークで打開し、喜田のクロスを宮代がダイレクトシュート。一度はGK高井に弾かれたが、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。リードを5点に広げたU-20日本代表は終盤、3トップを採用し、右に原、中央に田川、左に三國とパワープレーを想定したかのような戦術も試して試合終了。5-0での勝利で国内最後のトレーニングマッチを終えた。U-20日本代表は、14日にポーランド入り。17日のU-20コロンビア代表との親善試合を経て、本番を迎える。本大会ではエクアドル代表(23日)、メキシコ代表(26日)、イタリア代表(29日)と対戦する。

U-20日本代表 5-0 流通経済大学
【U-20日本】
伊藤洋輝(前24)
中村敬斗(前44)
宮代大聖(後18)
田川亨介(後26)
宮代大聖(後32)
◆U-20日本代表
GK:若原智哉(→46分 茂木秀)
DF:菅原由勢、三國ケネディエブス、小林友希、東俊希
MF:喜田陽(→46分 原大智)、伊藤洋輝(→79分 山田康太)、山田康太(→61分 喜田陽)、中村敬斗
FW:田川亨介、宮代大聖