控えGKヒッツ乱調もPK失敗に救われたドルトムント、10人のデュッセルドルフに競り勝って逆転優勝の望みをつなぐ《ブンデスリーガ》

2019.05.12 00:41 Sun
Getty Images
ドルトムントは11日、ブンデスリーガ第33節でデュッセルドルフをホームに迎え、3-2で競り勝った。デュッセルドルフのFW宇佐美貴史はベンチ入りしなかった。

前節ブレーメン戦では2点を先行しながら引き分けに持ち込まれた2位ドルトムント(勝ち点70)は、今節勝利を逃すとバイエルンが敗戦しても優勝を決められてしまう状況に追い込まれた。そのドルトムントはロイスが引き続き出場停止の中、ウイングにはプリシッチとラーセンを起用した。
残留を決めている10位デュッセルドルフ(勝ち点41)に対し、徐々にボールを握れるようになったドルトムントが流れを引き寄せると、13分にボックス右からプリシッチが際どいシュートを放った。

その後、19分にルケバキオにドリブルシュートを決められるも、その前にオフサイドがあって助かったドルトムントは直後、ラファエウ・ゲレイロがボックス内から枠内シュートを浴びせたが、GKレンジングの好守に阻まれる。

前半半ば以降もドルトムントが押し込む流れとすると、41分に先制した。ラファエウ・ゲレイロの左サイドからのクロスをファーサイドのデラネイがヘッドで中に折り返すと、最後はゴール前のプリシッチがダイビングヘッドで押し込んだ。
しかし迎えた後半開始2分、左クロスに合わせたフィンクの何でもないヘディングシュートをGKヒッツがまさかのファンブル。後逸したボールがゴールラインを割ってしまった。

それでも53分、ドルトムントが勝ち越しに成功する。分厚い攻めを見せた流れからボックス右のデラネイがゴール左にシュートを突き刺した。

しかし56分、またもGKヒッツが足を引っ張ってしまう。ボックス内に飛び込んできたルケバキオを中途半端な飛び出しで倒してしまった。だが、ルケバキオのシュートは枠の右に外れ、ドルトムントは助かった。

リードを保ったドルトムントがボールを持って時間を進める中、82分に数的優位となった。サンチョに対し、足裏を見せる悪質なタックルを見舞ったボドツェクに一発レッドカードが提示された。

そして追加タイムにゲッツェのゴールでダメを押したドルトムントが勝利。ライプツィヒに引き分けたバイエルンに2ポイント差と迫って最終節に逆転優勝の望みをつなげた。なお、ドルトムントは最終節、ボルシアMGとのアウェイ戦に臨む。
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