【セリエA第36節プレビュー】残り3試合! CL権争いの6位ローマがユーベと対戦!
2019.05.10 18:00 Fri
前節はアタランタ(勝ち点62)がラツィオとのチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを逆転で制し、4位を死守した。そして、ユベントスに引き分けたトリノ(勝ち点57)の他、インテル(勝ち点63)、ローマ(勝ち点59)がドローに終わった一方、ミラン(勝ち点59)が勝利しCL出場権争いに踏みとどまっている。残り3試合となって迎える第36節、ローマがユベントスと対戦する。
前節ジェノア戦を勝勢としながら後半追加タイムに同点とされ、ラストプレーにはPKを献上してしまった6位ローマ(勝ち点59)。そのPKはGKミランテがセーブして何とか敗戦は免れたが、勝ち点2を失った格好だ。アタランタとの勝ち点差を3に広げられた中、シーズン終盤を迎えて主力に離脱者がいない点を生かし、C・ロナウドに得点王を取らせる以外にモチベーションのない王者を撃破したい。
ラツィオとのシックスポインターを制し、クラブ史上初のCL出場へまい進する4位アタランタ(勝ち点62)は、土曜に16位ジェノア(勝ち点36)とのホーム戦に臨む。ラツィオ相手に試合巧者ぶりを発揮して3-1と逆転勝利し、ラツィオをCL出場権争いから蹴落とした中、降格圏の18位エンポリから4ポイント差の残留争いに巻き込まれているジェノアに勝利して後続の追走を振り切れるか。
パケタが退場したものの、ボローニャに競り勝って3試合ぶりの勝利を挙げた5位ミラン(勝ち点59)は、アタランタを3ポイント差で追走。CL出場権争いに食らいついたミランは13位フィオレンティーナ(勝ち点40)とのアウェイ戦に臨む。パケタが3試合の出場停止となったのは痛手だが、残留をほぼ確実としているフィオレンティーナに勝利し、アタランタを引き続き追走したい。
残留争いのウディネーゼに低調な内容でゴールレスドローに終わった3位インテル(勝ち点63)は、月曜に最下位キエーボ(勝ち点15)とのホーム戦に臨む。3試合連続ドローで4位アタランタに1ポイント差に迫られている中、降格が決まっているキエーボには確実に勝利して3位を堅守したいところだ。
◆セリエA第36節
▽5/11(土)
《22:00》
アタランタ vs ジェノア
《25:00》
カリアリ vs ラツィオ
《27:30》
フィオレンティーナ vs ミラン
▽5/12(日)
《19:30》
トリノ vs サッスオーロ
《22:00》
フロジノーネ vs ウディネーゼ
サンプドリア vs エンポリ
《25:00》
SPAL vs ナポリ
《27:30》
ローマ vs ユベントス
▽5/13(月)
《26:00》
ボローニャ vs パルマ
《28:00》
インテル vs キエーボ
前節ジェノア戦を勝勢としながら後半追加タイムに同点とされ、ラストプレーにはPKを献上してしまった6位ローマ(勝ち点59)。そのPKはGKミランテがセーブして何とか敗戦は免れたが、勝ち点2を失った格好だ。アタランタとの勝ち点差を3に広げられた中、シーズン終盤を迎えて主力に離脱者がいない点を生かし、C・ロナウドに得点王を取らせる以外にモチベーションのない王者を撃破したい。
ラツィオとのシックスポインターを制し、クラブ史上初のCL出場へまい進する4位アタランタ(勝ち点62)は、土曜に16位ジェノア(勝ち点36)とのホーム戦に臨む。ラツィオ相手に試合巧者ぶりを発揮して3-1と逆転勝利し、ラツィオをCL出場権争いから蹴落とした中、降格圏の18位エンポリから4ポイント差の残留争いに巻き込まれているジェノアに勝利して後続の追走を振り切れるか。
残留争いのウディネーゼに低調な内容でゴールレスドローに終わった3位インテル(勝ち点63)は、月曜に最下位キエーボ(勝ち点15)とのホーム戦に臨む。3試合連続ドローで4位アタランタに1ポイント差に迫られている中、降格が決まっているキエーボには確実に勝利して3位を堅守したいところだ。
最後にユベントスとのダービーをC・ロナウド弾で引き分けに持ち込まれた7位トリノ(勝ち点57)は、10位サッスオーロ(勝ち点42)とのホーム戦に臨む。攻守の要であるリンコンが出場停止となるが、残留を決めているサッスオーロを下して上位が躓くことを期待したい。
◆セリエA第36節
▽5/11(土)
《22:00》
アタランタ vs ジェノア
《25:00》
カリアリ vs ラツィオ
《27:30》
フィオレンティーナ vs ミラン
▽5/12(日)
《19:30》
トリノ vs サッスオーロ
《22:00》
フロジノーネ vs ウディネーゼ
サンプドリア vs エンポリ
《25:00》
SPAL vs ナポリ
《27:30》
ローマ vs ユベントス
▽5/13(月)
《26:00》
ボローニャ vs パルマ
《28:00》
インテル vs キエーボ
ローマの関連記事
セリエAの関連記事
|
ローマの人気記事ランキング
1
「僕はスペイン人」18歳ハイセンが母国オランダに決別…2月にスペイン国籍取得でU-21代表デビュー
ローマDFディーン・ハイセン(18)が自らのアイデンティティを語った。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 セリエAでメキメキ頭角を表す197cmの両利きセンターバック・ハイセン。16歳でマラガからユベントスへ移籍し、トップ昇格の今季は後半戦からローマへ武者修行…順調に出場機会を得ている。 そんなハイセン、U-17オランダ代表の一員として2022年にU-17欧州選手権準優勝などなど、これまでは世代別オランダ代表の常連。 しかし、今回の代表ウィークはU-21スペイン代表に招集…元アヤックスの父ドン・ハイセン氏を含めて一家揃ってオランダ出身だが、自身が5歳の時にスペイン・アンダルシア州へ移住し、今年2月にはスペイン国籍を取得しているのだ。 そして、21日に行われたU-21スロバキア代表との国際親善試合でラ・ロヒタ(世代別スペイン代表の愛称)デビュー。スペイン『マルカ』のインタビューでは「僕はスペイン人」と明言した。 「そうだね。僕は自分がスペイン人だと感じているよ。5歳からマラガで育ち、今回スペイン代表の一員になれて嬉しい。いずれスペイン代表でトロフィーを勝ち取りたいよ」 ハイセンをDFヴィルヒル・ファン・ダイクやDFステファン・デ・フライ、DFマタイス・デ・リフトらに続く新時代のディフェンスリーダーと捉えていたオランダ側から見れば、今回の所信表明は痛い。 2024.03.26 16:35 Tue2
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.18“カペッロ・ローマ”スクデットに貢献した中田/ローマ[2000-2001]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.18</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2000-2001シーズン/ローマ 〜カペッロ・ローマ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2000-01roma.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ファビオ・カペッロ(54) 獲得タイトル:セリエA 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">常勝のカペッロ・ローマ</div> 1999-00シーズン、同じ街のライバル・ラツィオにスクデットを獲得され、ローマは屈辱のシーズンに終わった。迎えた2000-01シーズン、チームはフィオレンティーナから“ヴィオラの英雄”バティストゥータを獲得。その他、エメルソンやサムエルといった実力者を手に入れて、スクデットを獲得するために十分な戦力を整えた。 リーグが開幕すると、ローマはトッティの創造性溢れるプレーとバティストゥータらストライカーの決定力で破壊的な攻撃を見せつけた。さらに、就任2年目のカペッロ監督が採用する堅い守備戦術も機能し、着実に勝ち点を積み重ねていく。結局、序盤戦からほぼ独走状態を続けたチームは22勝9分3敗、68得点という成績で18年ぶり3回目のスクデットを戴冠した。 2年目のシーズンとなった当時の日本代表MF中田は、あくまでトッティの控えという位置付けだった。それでも腐らなかった中田は終盤戦の第29節、2位ユベントスとの天王山で大仕事をやってのける。2点ビハインドの中、トッティに代わって投入された中田は、見事なミドルシュートでゴールを奪取。さらに、再び自身のシュートからモンテッラの同点弾を演出した。この大一番での活躍が、ローマのスクデット獲得をより確実なものにしたといっても過言ではないだろう。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">前線のトライアングル</div> カペッロ監督の下、チーム内に規律と結果へのこだわりを植え付けられたローマ。守備面では、3バックの中央に入ったサムエルを中心に堅守を披露。ウイングバックに入ったカフーとカンデラは豊富な運動量で上下動を繰り返した。また、ボランチのエメルソンとトンマージが中盤で相手から自由を奪う。 そして、主に攻撃を担当したのが前線の3枚。トップ下に入るトッティを中心としたトライアングルで高速カウンターを仕掛けて得点を重ねた。中田がこの当時、ローマの攻撃がボールを縦に運ぶのが速すぎると漏らしたほど、彼らはボールを縦へ縦へと繋いで相手ゴールを目指した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFフランチェスコ・トッティ(23)</span> ローマの“プリンチペ(王子)”が自身の愛する街に栄冠をもたらした。豪快なシュートに加え、柔らかなタッチのトラップやパスなど、ファンタジー溢れるプレーで攻撃陣を操った。13ゴール挙げるなど得点力を発揮したトッティは、ローマのバンディエラとして現役生活を終えた。 2019.04.12 12:00 Fri3
ジャスティン・クライファートが偉業達成! 史上3人目となる欧州5大リーグ得点者に
ボーンマスの元オランダ代表FWジャスティン・クライファートが偉業を達成した。イギリス『Sport bible』が伝えている。 かつてアヤックスやバルセロナなどで活躍したパトリック・クライファートを実の父親に持つクライファート。 かつて父もプレーしたアヤックスでプロキャリアをスタートした後、2018年にローマ(イタリア)へ完全移籍。ただ、セリエAの名門では定位置奪取とはいかず、RBライプツィヒ(ドイツ)、ニース(フランス)、バレンシア(スペイン)へのレンタル移籍を繰り返した。 そして、今夏の移籍市場でローマからボーンマス(イングランド)に完全移籍していた。 24歳にしてヨーロッパ5大リーグをコンプリートする形となった同選手は、さらに25日に行われたプレミアリーグ第13節のシェフィールド・ユナイテッド戦(3-1で勝利)で偉業を達成。 前半終了間際にエリア外へ飛び出してクリアを試みたGKフォダリンガムからボールを奪い切ったクライファートは角度がないところから無人のゴールへミドルシュートを突き刺し、プレミアリーグデビューから10戦目にして初ゴールを記録。すでにセリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン、ラ・リーガでゴールを決めていたため、今回のプレミアリーグ初ゴールによってヨーロッパ5大リーグすべてでゴールを挙げる偉業達成となった。 なお、これまでヨーロッパ5大リーグすべてでゴールを挙げた選手は、クライファート以前に2人のみ。1人目は元ルーマニア代表FWフロリン・ラドチョウ氏で、同氏は現役時代にミラン、エスパニョール、シュツットガルト、ウェストハム、モナコなどでプレー。 2人目はモンテネグロ代表FWステファン・ヨベティッチ(現オリンピアコス)で、同選手はフィオレンティーナ、マンチェスター・シティ、セビージャ、モナコ、ヘルタ・ベルリンといったクラブでプレーしていた。 2023.11.26 08:30 Sun4
ローマが次代のリーダー候補と新契約締結! 昨年に伊代表デビューの20歳逸材
ローマは23日、イタリア代表MFニッコロ・ピジッリ(20)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 ローマ生まれで地元クラブのASDヘリオスから8歳でジャッロロッシのアカデミーに加入した万能型MFは、2023年5月に行われたセリエAのインテル戦でファーストチームデビュー。翌シーズンのヨーロッパリーグ(EL)のシェリフ戦では初ゴールも記録した。 迎えた今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチ、クラウディオ・ラニエリと3人の指揮官の下でも信頼を獲得し、中盤の準主力に定着。途中出場が多いものの、ここまで公式戦31試合3ゴール1アシストの数字を残している。 さらに、その将来性を高く評価するルチアーノ・スパレッティ監督の下、昨年にイタリアのA代表デビューも飾っている。 クラブレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏が“ローマのガビ”と評する180cmのボックス・トゥ・ボックスMFは、セントラルMFを主戦場に高い戦術眼とテクニック、献身性を併せ持つ万能型。ローマ界隈ではトッティの良き相棒の一人として知られたシモーネ・ペッロッタの再来としての活躍が期待されている。 2025.02.24 07:00 Mon5