【ELプレビュー】長谷部擁するフランクフルトが本命チェルシーと決勝を懸けた初対決《フランクフルトvsチェルシー》
2019.05.02 12:01 Thu
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグ、フランクフルトvsチェルシーが2日28:00にキックオフされる。長谷部擁するフランクフルトと、優勝候補筆頭のチェルシーによる決勝進出を懸けた一戦だ。
フランクフルトはベンフィカとの準々決勝では、アウェイでの1stレグで新星ジョアン・フェリックスのハットトリックを許す苦しい展開ながらアウェイゴール2つを持ち帰った利点を生かし、ホームでの2ndレグを2-0と制してアウェイゴール差により逆転突破を果たした。ブンデスリーガでは5位ボルシアMGとのチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを展開中で、そのボルシアMGに3ポイント差付けての4位に位置。厳しい試合が続く中での大一番となった。
一方、チェルシーはスラビア・プラハとの2ndレグで3ゴールを決められたものの、5-3と逃げ切って順当に準決勝進出を決めた。こちらもフランクフルト同様、プレミアリーグで熾烈なCL出場権争いを展開中で4位に位置。CL圏外の5位アーセナルとは2ポイント差とELだけに集中できない環境の中、決勝進出に向けた一戦に臨む。なお、両チームの対戦は今回が初となる。

GK:トラップ
DF:アブラアム、長谷部、ヒンテレッガー
MF:ダ・コスタ、ローデ、ジェルソン・フェルナンデス、ガシノビッチ、コスティッチ
FW:ヨビッチ、パシエンシア
負傷者:DFタワサ、MFシュテンデラ、FWアラー
出場停止者:FWレビッチ
攻撃の核であるレビッチが出場停止となる。腹部を痛めて戦列を離れているアラーが復帰できない場合はベンフィカ戦で貴重なアウェイゴールを挙げたパシエンシアの起用が考えられる。
GK:ケパ
DF:アスピリクエタ、クリステンセン、ダビド・ルイス、エメルソン・パルミエリ
MF:カンテ、ジョルジーニョ、ロフタス=チーク
FW:ペドロ、ジルー、アザール
負傷者:DFリュディガー、MFアンパドゥ、ハドソン=オドイ
出場停止者:なし
ユナイテッド戦で負傷したリュディガーが今季終了となり、代役にはクリステンセンの起用が考えられる。週末にはプレミアリーグも控えており、ベストメンバーを起用するか難しいところだが、ELで活躍しているジルーをスタメン予想とした。
★注目選手
◆フランクフルト:DF長谷部誠
◆チェルシー:FWエデン・アザール
フランクフルトはベンフィカとの準々決勝では、アウェイでの1stレグで新星ジョアン・フェリックスのハットトリックを許す苦しい展開ながらアウェイゴール2つを持ち帰った利点を生かし、ホームでの2ndレグを2-0と制してアウェイゴール差により逆転突破を果たした。ブンデスリーガでは5位ボルシアMGとのチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを展開中で、そのボルシアMGに3ポイント差付けての4位に位置。厳しい試合が続く中での大一番となった。
一方、チェルシーはスラビア・プラハとの2ndレグで3ゴールを決められたものの、5-3と逃げ切って順当に準決勝進出を決めた。こちらもフランクフルト同様、プレミアリーグで熾烈なCL出場権争いを展開中で4位に位置。CL圏外の5位アーセナルとは2ポイント差とELだけに集中できない環境の中、決勝進出に向けた一戦に臨む。なお、両チームの対戦は今回が初となる。
◆フランクフルト◆
【3-5-2】
【3-5-2】

(C)CWS Brains,LTD.
▽フランクフルト予想スタメンGK:トラップ
DF:アブラアム、長谷部、ヒンテレッガー
MF:ダ・コスタ、ローデ、ジェルソン・フェルナンデス、ガシノビッチ、コスティッチ
FW:ヨビッチ、パシエンシア
負傷者:DFタワサ、MFシュテンデラ、FWアラー
出場停止者:FWレビッチ
攻撃の核であるレビッチが出場停止となる。腹部を痛めて戦列を離れているアラーが復帰できない場合はベンフィカ戦で貴重なアウェイゴールを挙げたパシエンシアの起用が考えられる。
◆チェルシー◆
【4-3-3】
【4-3-3】

(C)CWS Brains,LTD.
▽チェルシー予想スタメンGK:ケパ
DF:アスピリクエタ、クリステンセン、ダビド・ルイス、エメルソン・パルミエリ
MF:カンテ、ジョルジーニョ、ロフタス=チーク
FW:ペドロ、ジルー、アザール
負傷者:DFリュディガー、MFアンパドゥ、ハドソン=オドイ
出場停止者:なし
ユナイテッド戦で負傷したリュディガーが今季終了となり、代役にはクリステンセンの起用が考えられる。週末にはプレミアリーグも控えており、ベストメンバーを起用するか難しいところだが、ELで活躍しているジルーをスタメン予想とした。
★注目選手
◆フランクフルト:DF長谷部誠

Getty Images
フランクフルトの注目は言わずもがなリベロで秀逸なパフォーマンスを発揮し続けている長谷部だ。本職の中盤ではなく最終ラインで見事な統率力を発揮している前日本代表キャプテンは、フランクフルトの堅守を象徴する存在となっている。チェルシーには世界屈指のアタッカーであるアザールがいるが、的確なカバーリングと統率力を誇る長谷部は味方をうまく使いながらチェルシーの攻撃を封じることができるかに注目だ。◆チェルシー:FWエデン・アザール

Getty Images
対するチェルシーの注目はアザールだ。サッリ監督が標榜するパスサッカーの中で、停滞した攻撃を持ち味のドリブルで打開できるアザールはチェルシーにおいて代えの利かない存在。フランクフルトが引いてくることが予想される中、こう着状態を打破する存在として期待が懸かる。ロシア・ワールドカップでも対戦した長谷部が構築する守備をどうかいくぐるかに注目だ。フランクフルトの関連記事
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