ミリンコビッチ=サビッチ愚行退場のラツィオ、降格決定済みの最下位キエーボにまさかの敗戦でミラン追撃失敗《セリエA》

2019.04.20 23:56 Sat
Getty Images
ラツィオは20日、セリエA第33節でキエーボをホームに迎え、1-2で敗戦した。

3日前に行われた未消化試合のウディネーゼ戦を制してチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ミランに3ポイント差とした7位ラツィオ(勝ち点52)が、降格の決まっている最下位キエーボ(勝ち点11)をホームに迎えた一戦。

試合は34分、ラツィオが退場者を出してしまう。ステピンスキとの小競り合いでミリンコビッチ=サビッチが蹴りを入れて一発退場となってしまった。
そして10人となったラツィオは迎えた後半開始4分、ヴィニャートにボックス左からゴール右にコントロールシュートを決められ、先制されてしまう。

さらに2分後、右クロスからヘテマイのヘディングシュートで加点され、ラツィオは2点のビハインドを負ってしまった。
その後、バデリを削ってアタッカーのコレアを投入したラツィオは、68分に1点差に詰め寄る。カイセドがボックス左でコレアのダイレクトパスを受け、シュートをねじ込んだ。

終盤にかけても攻め込んだラツィオだったが、追加タイム1分のコレアのミドルシュートは左ポストに直撃し、同点には追いつけず。痛恨の敗戦により、同日行われた試合でパルマに引き分けたミランに迫ることはできなかった。

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