【平成サッカー30年の軌跡】 平成18年/2006年 黄金世代を襲ったドイツの悪夢
2019.04.18 22:30 Thu
新元号が「令和(れいわ)」に決定し、2019年4月30日をもって幕を閉じる「平成」。日本サッカーにとって、「平成」という時代は大きな変革を遂げた30年間となりました。Jリーグ設立、ドーハの悲劇、日韓W杯招致…。激動の30年を平成の出来事と共に振り返ってみましょう。
世の中の流れ

2006年、王監督率いる侍ジャパンが第一回WBCで世界一に輝いた。
■スポーツとスキャンダルに沸いた1年
平成18年(2006年)は冬季オリンピック、FIFAW杯、そして野球の世界一を決める大会、ワールドベースボールクラシック(WBC)の第一回大会が開催された年であり、スポーツ界が大いに盛り上がりました。
まず2月にトリノオリンピックが開幕。日本人選手のメダル獲得が中々かなわない中で、最後の最後に女子フィギュアスケートで荒川静香選手が見事金メダルを獲得。優勝を決めた演技で見せた「イナバウアー」は日本中を魅了し、大ブームになりました。
同じ野球界では、甲子園で早稲田実業の斎藤佑樹と駒大苫小牧の田中将大が白熱する投手戦を演じます。延長戦再試合の上、早稲田実業が夏の甲子園初優勝を果たし、「ハンカチ王子」フィーバーに日本中が沸きました。
また、この年に「ホリエモン」の愛称で知られ、プロ野球チームやフジテレビの買収騒動等で一時は「時代の寵児」と呼ばれた堀江貴文元ライブドア社長が粉飾決算の疑いで逮捕。また「村上ファンド」代表の村上世彰氏がインサイダー取引の疑いで逮捕される等、金融業界でのスキャンダルが目立った1年でもありました。
現在に繋がる話題で言うと、日本の現職の総理大臣である、安倍晋三氏の第一次内閣が小泉首相の後に誕生したのもこの年であり、戦後生まれ初の首相として話題になりました。
また、現代を象徴するものの一つである「SNS」こと、ソーシャルネットワークサービスのTwitterとFacebookがサービスを開始したのもこの年です。
サッカー界

黄金世代への期待はたった8分間で重圧へと変貌した。
■全ての歯車が狂った“悪夢の8分間”
平成18年の夏、中田英寿や中村俊輔等、黄金世代が成熟期を迎えたジーコJAPANの3度目のW杯挑戦がドイツで始まりました。前回大会にベスト16に進出した日本は、国民の大きな期待を背負い、初戦の相手は、オーストラリアに挑みます。
前半に中村俊輔のクロスがそのままゴールに入り、あっさりと先制します。ラッキーな形で試合の主導権を握った日本でしたが、40度を超える猛暑の中、オーストラリアの攻撃に耐えきれず、後半39分に同点に追いつかれます。集中が切れてしまったのか、そこからさらに2失点を許し、まさかの逆転負け。初戦での勝利を目前で逃してしまったことはチームの雰囲気を大きく変えてしまう結果となります。
初戦で負けてしまった日本は、絶対に勝ちが欲しい第2戦でクロアチアと対戦します。前半に川口が見せたPKストップは日本に勢いを与えますが、柳沢が決定機を逸してしまうなど、結局点を取ることが出来ず、0-0の引き分けに終わってしまいました。

黄金世代と言われたタレント集団はブラジルの前に散った。ここから日本は“自分たちのサッカー”を探し始める。
■再び世界との差を知ったドイツ、そして…
1戦目、2戦目と勝ちない日本にとって、グループステージ突破の条件は最低でも2点差以上での勝利が必要となります。しかし第3戦の相手は全大会王者のブラジルでした。
前半、玉田のゴールで日本が先制。日本国内を含め世界を驚かせました。しかし、これが王国ブラジルにスイッチを入れてしまったのか、前半ロスタイムに追いつかれると、後半にはさらに3失点。結局1-4で”本気”のブラジルに惨敗し、日本の敗退が決まってしまします。ブラジル戦後、ピッチの真ん中に倒れ込む中田英寿の姿は多くのサッカーファンの記憶に残っているのではないでしょうか。
黄金世代として国民から大きな期待を受けて望んだW杯でしたが、終わってみれば1度も勝てず、再び世界との力の差を見せつけられる結果となってしまいました。4年前の結果から上手くステップアップ出来なかった日本サッカー。次なる一手として代表監督に白羽の矢が立ったのは、ジェフ市原を率いてチームを躍進させた、イビチャ・オシム氏でした。そしてオシムによる“考えて走るサッカー”を目指すべく、新たなチーム作りが始まったのでした。
世の中の流れ

2006年、王監督率いる侍ジャパンが第一回WBCで世界一に輝いた。
平成18年(2006年)は冬季オリンピック、FIFAW杯、そして野球の世界一を決める大会、ワールドベースボールクラシック(WBC)の第一回大会が開催された年であり、スポーツ界が大いに盛り上がりました。
まず2月にトリノオリンピックが開幕。日本人選手のメダル獲得が中々かなわない中で、最後の最後に女子フィギュアスケートで荒川静香選手が見事金メダルを獲得。優勝を決めた演技で見せた「イナバウアー」は日本中を魅了し、大ブームになりました。
3月には 第一回ワールドベースポールクラシック(WBC)が開催。王監督率いる侍JAPANが初代王者となるべく世界に挑みました。大会途中では日韓戦での屈辱的連敗やアメリカ戦でのタッチアップをめぐっての誤審騒動等、様々な壁にぶつかりながらもチーム一丸となって前進を続けます。準決勝では2度敗れていた韓国を撃破して、決勝に進出。決勝でもキューバを破り、初代WBC王者となりました。
同じ野球界では、甲子園で早稲田実業の斎藤佑樹と駒大苫小牧の田中将大が白熱する投手戦を演じます。延長戦再試合の上、早稲田実業が夏の甲子園初優勝を果たし、「ハンカチ王子」フィーバーに日本中が沸きました。
また、この年に「ホリエモン」の愛称で知られ、プロ野球チームやフジテレビの買収騒動等で一時は「時代の寵児」と呼ばれた堀江貴文元ライブドア社長が粉飾決算の疑いで逮捕。また「村上ファンド」代表の村上世彰氏がインサイダー取引の疑いで逮捕される等、金融業界でのスキャンダルが目立った1年でもありました。
現在に繋がる話題で言うと、日本の現職の総理大臣である、安倍晋三氏の第一次内閣が小泉首相の後に誕生したのもこの年であり、戦後生まれ初の首相として話題になりました。
また、現代を象徴するものの一つである「SNS」こと、ソーシャルネットワークサービスのTwitterとFacebookがサービスを開始したのもこの年です。
サッカー界

黄金世代への期待はたった8分間で重圧へと変貌した。
■全ての歯車が狂った“悪夢の8分間”
平成18年の夏、中田英寿や中村俊輔等、黄金世代が成熟期を迎えたジーコJAPANの3度目のW杯挑戦がドイツで始まりました。前回大会にベスト16に進出した日本は、国民の大きな期待を背負い、初戦の相手は、オーストラリアに挑みます。
前半に中村俊輔のクロスがそのままゴールに入り、あっさりと先制します。ラッキーな形で試合の主導権を握った日本でしたが、40度を超える猛暑の中、オーストラリアの攻撃に耐えきれず、後半39分に同点に追いつかれます。集中が切れてしまったのか、そこからさらに2失点を許し、まさかの逆転負け。初戦での勝利を目前で逃してしまったことはチームの雰囲気を大きく変えてしまう結果となります。
初戦で負けてしまった日本は、絶対に勝ちが欲しい第2戦でクロアチアと対戦します。前半に川口が見せたPKストップは日本に勢いを与えますが、柳沢が決定機を逸してしまうなど、結局点を取ることが出来ず、0-0の引き分けに終わってしまいました。

黄金世代と言われたタレント集団はブラジルの前に散った。ここから日本は“自分たちのサッカー”を探し始める。
■再び世界との差を知ったドイツ、そして…
1戦目、2戦目と勝ちない日本にとって、グループステージ突破の条件は最低でも2点差以上での勝利が必要となります。しかし第3戦の相手は全大会王者のブラジルでした。
前半、玉田のゴールで日本が先制。日本国内を含め世界を驚かせました。しかし、これが王国ブラジルにスイッチを入れてしまったのか、前半ロスタイムに追いつかれると、後半にはさらに3失点。結局1-4で”本気”のブラジルに惨敗し、日本の敗退が決まってしまします。ブラジル戦後、ピッチの真ん中に倒れ込む中田英寿の姿は多くのサッカーファンの記憶に残っているのではないでしょうか。
黄金世代として国民から大きな期待を受けて望んだW杯でしたが、終わってみれば1度も勝てず、再び世界との力の差を見せつけられる結果となってしまいました。4年前の結果から上手くステップアップ出来なかった日本サッカー。次なる一手として代表監督に白羽の矢が立ったのは、ジェフ市原を率いてチームを躍進させた、イビチャ・オシム氏でした。そしてオシムによる“考えて走るサッカー”を目指すべく、新たなチーム作りが始まったのでした。
日本の関連記事
キリンチャレンジカップの関連記事
|
日本の人気記事ランキング
1
「なんて可愛いんでしょ」オナイウ阿道が妻と愛娘と家族ショット、七五三での着物姿に「とってもかわいい」など祝福の声
トゥールーズに所属するFWオナイウ阿道の愛娘が愛くるしい。 2021年6月にキリンチャレンジカップ2021のセルビア代表戦で日本代表デビューを果たしたオナイウ。同年夏に海を渡り、活躍の場を横浜F・マリノスからフランスに移している。 28日には自身のインスタグラムを更新。家族写真を公開した。 家族4人での幸せフォトや、着物姿でカメラに目を向ける長女の姿には、ファンからも祝福の声や感嘆の声が届いている。 「素敵なご家族、お似合いです」 「なんて可愛いんでしょ、おめでとうございます」 「七五三おめでとうございます。ますます素敵な女の子になられますように」 「ちっちゃい女の子たちがとってもかわいい」 オナイウは2018年に入籍を発表。2人は2019年7月10日に第一子となる長女を、2020年9月26日に第2子となる次女を授かっていた。 <span class="paragraph-title">【写真】オナイウ阿道の愛娘の着物姿</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">オナイウ阿道 2022.12.29 20:35 Thu2
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu3
「素晴らしいムービーありがとう」W杯の熱量そのままに!開幕へ向けたJリーグのPVが大反響「四年後じゃない。二ヶ月後だ」
ワールドカップ(W杯)の熱気を冷ましてしまうのはもったいない。 日本代表の活躍も記憶に新しいカタールW杯はアルゼンチン代表の優勝で閉幕したが、サッカーファンにはとっては高校サッカー、インカレ、皇后杯など、まだまだイベントが続く。 23日には来季のJリーグ開幕節の日程も発表に。さらにJリーグは翌日、公式SNSで開幕へ向けたプロモーションビデオを公開した。 各W杯戦士がJリーグチームに在籍していた際の懐かしいユニフォームをファンが着用し、試合を注視。さらに当時の映像に加え、ラストにはサプライズも盛り込まれてる。 「Jリーグから巣立った選手たちが、カタールで戦っていた。」 「祭りが終わって、もうすぐ日常が始まる。」 「次の主役たちは、たぶん、私たちの日常の中にいる。もしかしたら、いつものスタジアムのピッチに。」 「また、ここから始めよう。」 「四年後じゃない。二ヶ月後だ。」 「2023年2月17日、Jリーグ開幕。」 近年では新卒で海外挑戦をする選手や海外クラブの育成組織へ加入するプレーヤーも増加しているが、カタールW杯を戦った日本代表26選手は全員がJリーグ経験者。中にはJ3でのプレー経験を持つ選手もいる。 過去から未来へとつながる映像には、ファンからも「素晴らしいムービーありがとうございます」、「感動したわ」、「泣かせますやん」、「2ヶ月後とか待ちきれないな」などの声が届けられたほか、現役選手やOBからも大きな反響が寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】Jリーグ開幕へ向けた煽りPV</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="A32xw6cPO3w";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.12.24 15:50 Sat4
BE:FIRSTがアンバサダー就任の「FILA」、かつては中田英寿氏も同ブランドのスパイクを着用
7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed5