レーティング:アーセナル 2-0 ナポリ《EL》
2019.04.12 06:03 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグ、アーセナルvsナポリが11日にアーセナル・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが2-0で先勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽アーセナル採点
1 チェフ 6.0
難しいセーブは少なかった。的確なポジショニングでクロスやシュートコースを限定した
DF
5 パパスタソプーロス 6.5
コシエルニー復帰を受けてより出足の鋭い前向きな守備が目立った
6 コシエルニー 6.5
負傷明けを感じさせない心身共に充実した堅守を披露。カバーリング、ラインコントロール共に安定
18 モンレアル 6.0
時間の経過と共にカジェホンやインシーニェらに背後を許したが、そこからのプレーには対応
15 ナイルズ 6.5
見事なフリーランと落としから先制点をアシスト。運動量と球際で相手を上回った
8 ラムジー 7.0
長い距離をスプリントした後に冷静過ぎるフィニッシュで先制点を奪取。来季からのライバル相手に挨拶代わりの好パフォーマンス
10 エジル 6.5
先制点の起点になるなど中盤と前線の繋ぎ役として見事に機能。攻守の切り替えの意識も非常に高かった
(→ムヒタリアン 5.5)
ラムジーやオーバメヤンにチャンスボールを供給もアシストは付かず
11 トレイラ 6.5
持ち味のボールハントから2点目のオウンゴールを誘発するシュートを放つ。リーグ戦サスペンションの鬱憤を晴らす躍動感を見せた
(→エルネニー -)
31 コラシナツ 6.0
やや前への意識が強すぎてモンレアルを孤立させる場面もあったが、球際の強さと果敢な仕掛けで存在感
FW
14 オーバメヤン 6.0
自慢の快足による抑止効果で相手最終ラインを簡単に上げさせず。多くの決定機に絡んだだけに決め切りたかった
9 ラカゼット 5.5
先制点の起点に。献身的な守備や起点作りでチームを助けたが、フィニッシャーとしての出来はいまひとつ
(→イウォビ 5.5)
無難に守備をこなしたが、チームにエネルギーを与えるような存在感は見せられず
監督
エメリ 6.5
攻守に圧倒した前半の戦いぶりは完璧だった。ただ、再三突かれた左サイドの守備に関しては修正がほしかったか
▽ナポリ採点
1 メレト 6.0
2失点共に責任はなし。前後半を通じて多くの好守を見せて2ndレグへの望みを繋いだ
DF
23 ヒサイ 5.0
ビルドアップの局面で消極的なプレーが目立った。守備でもコラシナツのパワーに苦戦
19 マクシモビッチ 5.5
後ろ向きの守備を強いられた中、的確な判断で粘りの対応を続けた
26 クリバリ 5.5
不運な形でオウンゴールを献上。それでも、攻守両面で安定したプレーぶり
6 マリオ・ルイ 5.0
1失点目は自身のパスミスからだった。攻守両面で好プレーを見せた一方で軽いプレーも目立つ波のあるパフォーマンスに
MF
7 カジェホン 5.5
相手の背後を突いて幾度か際どいクロスを供給。ただ、マイボール時にもっとボランチを助けたかった
5 アラン 5.5
攻守両面で身体を張ったが、攻撃面で本来のプレーを出せなかった
8 ファビアン・ルイス 4.0
2失点目の要因となるボールロストを犯すなど、相手の徹底したプレスに苦戦。多くのミスを犯して司令塔の役目をこなせず
(→ウナス -)
20 ジエリンスキ 5.0
後半終盤の絶好機は決めなければならなかった。ファビアン同様にイージーミスが目立った
FW
14 メルテンス 5.5
チーム全体の機能不全でなかなか良い形でボールを受けられず。リズムに乗りかけたタイミングで交代に…
(→ミリク 5.5)
前線で強さを見せて起点になろうと腐心
24 インシーニェ 5.5
カジェホンと共に再三裏へ抜け出してチャンスメーク。ケガ明けの影響か全体的に動き出しやプレー精度を少しずつ欠いた
(→ユネス -)
監督
アンチェロッティ 5.0
ハーフタイムに何とか修正を施したが、再三の決定機逸でアウェイゴールを持ち帰ることはできず
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ラムジー(アーセナル)
抜群の守備統率を見せたコシエルニー、右サイドで躍動したナイルズの活躍も捨てがたいが、貴重な先制点に加えて中盤での勝負を優位に導いた来季ユベントス加入内定のウェールズ代表MFをMOMに選出。
アーセナル 2-0 ナポリ
【アーセナル】
ラムジー(前14)
OG(前25)
▽アーセナル採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK1 チェフ 6.0
難しいセーブは少なかった。的確なポジショニングでクロスやシュートコースを限定した
DF
5 パパスタソプーロス 6.5
コシエルニー復帰を受けてより出足の鋭い前向きな守備が目立った
負傷明けを感じさせない心身共に充実した堅守を披露。カバーリング、ラインコントロール共に安定
18 モンレアル 6.0
時間の経過と共にカジェホンやインシーニェらに背後を許したが、そこからのプレーには対応
MF
15 ナイルズ 6.5
見事なフリーランと落としから先制点をアシスト。運動量と球際で相手を上回った
8 ラムジー 7.0
長い距離をスプリントした後に冷静過ぎるフィニッシュで先制点を奪取。来季からのライバル相手に挨拶代わりの好パフォーマンス
10 エジル 6.5
先制点の起点になるなど中盤と前線の繋ぎ役として見事に機能。攻守の切り替えの意識も非常に高かった
(→ムヒタリアン 5.5)
ラムジーやオーバメヤンにチャンスボールを供給もアシストは付かず
11 トレイラ 6.5
持ち味のボールハントから2点目のオウンゴールを誘発するシュートを放つ。リーグ戦サスペンションの鬱憤を晴らす躍動感を見せた
(→エルネニー -)
31 コラシナツ 6.0
やや前への意識が強すぎてモンレアルを孤立させる場面もあったが、球際の強さと果敢な仕掛けで存在感
FW
14 オーバメヤン 6.0
自慢の快足による抑止効果で相手最終ラインを簡単に上げさせず。多くの決定機に絡んだだけに決め切りたかった
9 ラカゼット 5.5
先制点の起点に。献身的な守備や起点作りでチームを助けたが、フィニッシャーとしての出来はいまひとつ
(→イウォビ 5.5)
無難に守備をこなしたが、チームにエネルギーを与えるような存在感は見せられず
監督
エメリ 6.5
攻守に圧倒した前半の戦いぶりは完璧だった。ただ、再三突かれた左サイドの守備に関しては修正がほしかったか
▽ナポリ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK1 メレト 6.0
2失点共に責任はなし。前後半を通じて多くの好守を見せて2ndレグへの望みを繋いだ
DF
23 ヒサイ 5.0
ビルドアップの局面で消極的なプレーが目立った。守備でもコラシナツのパワーに苦戦
19 マクシモビッチ 5.5
後ろ向きの守備を強いられた中、的確な判断で粘りの対応を続けた
26 クリバリ 5.5
不運な形でオウンゴールを献上。それでも、攻守両面で安定したプレーぶり
6 マリオ・ルイ 5.0
1失点目は自身のパスミスからだった。攻守両面で好プレーを見せた一方で軽いプレーも目立つ波のあるパフォーマンスに
MF
7 カジェホン 5.5
相手の背後を突いて幾度か際どいクロスを供給。ただ、マイボール時にもっとボランチを助けたかった
5 アラン 5.5
攻守両面で身体を張ったが、攻撃面で本来のプレーを出せなかった
8 ファビアン・ルイス 4.0
2失点目の要因となるボールロストを犯すなど、相手の徹底したプレスに苦戦。多くのミスを犯して司令塔の役目をこなせず
(→ウナス -)
20 ジエリンスキ 5.0
後半終盤の絶好機は決めなければならなかった。ファビアン同様にイージーミスが目立った
FW
14 メルテンス 5.5
チーム全体の機能不全でなかなか良い形でボールを受けられず。リズムに乗りかけたタイミングで交代に…
(→ミリク 5.5)
前線で強さを見せて起点になろうと腐心
24 インシーニェ 5.5
カジェホンと共に再三裏へ抜け出してチャンスメーク。ケガ明けの影響か全体的に動き出しやプレー精度を少しずつ欠いた
(→ユネス -)
監督
アンチェロッティ 5.0
ハーフタイムに何とか修正を施したが、再三の決定機逸でアウェイゴールを持ち帰ることはできず
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ラムジー(アーセナル)
抜群の守備統率を見せたコシエルニー、右サイドで躍動したナイルズの活躍も捨てがたいが、貴重な先制点に加えて中盤での勝負を優位に導いた来季ユベントス加入内定のウェールズ代表MFをMOMに選出。
アーセナル 2-0 ナポリ
【アーセナル】
ラムジー(前14)
OG(前25)
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