3位インテルと5位アタランタの上位対決はゴールレスドロー《セリエA》

2019.04.08 03:11 Mon
Getty Images
セリエA第31節、インテルvsアタランタが7日に行われ、0-0で引き分けた。
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前節ジェノア戦でキャプテンを剥奪されて以降戦列を離れていたイカルディが1ゴール1アシストの活躍で4-0と圧勝したインテル(勝ち点56)は3位を堅守。チャンピオンズリーグ出場権を争う5ポイント差のアタランタに対し、インテルはジェノア戦のスタメンからナインゴランに代えてヴェシーノのみを変更した。
対する5位アタランタ(勝ち点51)は前節ボローニャ戦を電光石火のイリチッチのドッピエッタなどで4-1と完勝し、ここ5試合で4勝と絶好調を維持。1ポイント差の4位ミランが前日の試合でユベントスに敗れたため、インテルに勝利すれば4位浮上となる中、D・サパタが出場停止で欠場となったが、A・ゴメスやイリチッチらをスタメンで起用した。

立ち上がりからハイプレスをかけて攻勢に出たインテルは開始3分、ダンブロージオがネットを揺らすも、その前にラストパスを出したガリアルディーニがオフサイドでノーゴールとなった。さらに9分、前線に飛び出したヴェシーノが遠目の位置からボレーシュートを浴びせるも、GKゴッリーニの好守に阻まれた。

その後、徐々にアタランタに盛り返されたインテルは、20分にアクシデント。右足太ももを痛めたブロゾビッチがプレー続行不可能となってナインゴランが投入された。
ブロゾビッチの務めていた中盤アンカーの位置にガリアルディーニを据えたインテルは31分に決定機。ポリターノのスルーパスでボックス中央に侵入したイカルディがシュート。しかし、ここもGKゴッリーニの好セーブに阻まれた。さらに44分、ガリアルディーニのラストパスを受けたボックス右のポリターノがシュートに持ち込んだがDFにブロックされ、ゴールレスで前半を終えた

迎えた後半、アタランタが攻勢をかける展開が続くもシュートにつなげることはできない。

膠着状態が続いて迎えた72分、インテルに後半最初の決定機。ヴェシーノのダイレクトパスに抜け出したボックス右のナインゴランがシュート。だが。好飛び出しを見せたGKゴッリーニの好守に阻まれた。

終盤の85分には右CKからニアサイドのイカルディがヘディングシュートを放つも枠を捉え切れず、0-0でタイムアップ。インテルはアタランタに勝ち点3を許さず、着実に1ポイントを積み上げた。

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