【ACLプレビュー】負の連鎖を止めたいJ王者・川崎F、ACL未勝利を止められるか《川崎フロンターレvsシドニーFC》
2019.03.13 13:20 Wed
13日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019の第2節が開催。川崎フロンターレは、ホームにシドニーFC(オーストラリア)を迎える。
多くのチャンスを作らせない展開で、引き分けかと思われたが、88分にPKを与えてしまい、1-0で敗戦となった。
リーグ戦では、3試合連続ドロー。前節の横浜F・マリノス戦も終了間際に被弾し追いつかれるなど、良い流れに乗れていない。しっかりとここで勝利を収め、悪夢を払拭したいところだ。

対戦するシドニーFCは、初戦で蔚山現代と対戦。序盤からペースを握っていったものの、ル・フォンドレやグーチャンネジャドがチャンスを生かせない展開となる。
試合を通してシドニーが攻め込む状況だったものの、相手GKの好守もありゴールレスドロー。勝ち点を分け合う形に終わった。
今シーズンのAリーグでは、ここまで好調を維持して2位をキープ。蔚山現代戦以来、1週間試合がなかったため、コンディションは万全の状態で川崎F戦に臨むことが出来る。今季リーグ戦で14ゴールを挙げているル・フォンドレを中心とした攻撃陣が川崎Fを相手に牙を向くかに注目だ。
◆川崎フロンターレ予想スタメン

GK:チョン・ソンリョン
DF:マギーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:家長昭博、田中碧、守田英正、長谷川竜也
FW:小林悠、レアンドロ・ダミアン
監督:鬼木達
激戦となった神奈川ダービーから中2日で臨む試合。過密日程が組まれている中で、メンバー交代が起こりそうだ。負傷中の馬渡和彰に代わっては、マギーニョが先発と予想。また、中盤も田中碧が先発すると予想する。また、前線は2トップに変更し、横浜FMはベンチスタートだった小林悠が先発。エンジンがかかってきたレアンドロ・ダミアンとコンビを組むと予想する。
◆注目選手
FWレアンドロ・ダミアン(29)

川崎Fの注目選手はFWレアンドロ・ダミアンだ。チーム加入後、ゼロックス・スーパーカップではゴールを記録したものの、その後のリーグ戦では不発。横浜FM戦で2ゴールを記録し、ついにJ1でも得点を記録した。
上海上港戦はベンチスタートとなり、失点後の数分間だけの出場に終わっており、実質この試合がデビュー戦となるだろう。アジアでの戦いを見据えた補強の1人であり、その期待を結果で返せるか。久々のACLでの勝利に貢献できるかに注目だ。
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◆未勝利敗退の悪夢を払拭へ2018シーズンは未勝利でグループステージ敗退となった川崎Fは、初戦の上海上港戦を1-0で落とした。アウェイゲームながら、得意のパスワークで試合を支配する時間を作った川崎Fだったが、攻撃面もうまくいかずにこう着状態に。リーグ戦では、3試合連続ドロー。前節の横浜F・マリノス戦も終了間際に被弾し追いつかれるなど、良い流れに乗れていない。しっかりとここで勝利を収め、悪夢を払拭したいところだ。
◆初戦は韓国の雄とドロー

Getty Images
対戦するシドニーFCは、初戦で蔚山現代と対戦。序盤からペースを握っていったものの、ル・フォンドレやグーチャンネジャドがチャンスを生かせない展開となる。
試合を通してシドニーが攻め込む状況だったものの、相手GKの好守もありゴールレスドロー。勝ち点を分け合う形に終わった。
今シーズンのAリーグでは、ここまで好調を維持して2位をキープ。蔚山現代戦以来、1週間試合がなかったため、コンディションは万全の状態で川崎F戦に臨むことが出来る。今季リーグ戦で14ゴールを挙げているル・フォンドレを中心とした攻撃陣が川崎Fを相手に牙を向くかに注目だ。
◆川崎フロンターレ予想スタメン

GK:チョン・ソンリョン
DF:マギーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:家長昭博、田中碧、守田英正、長谷川竜也
FW:小林悠、レアンドロ・ダミアン
監督:鬼木達
激戦となった神奈川ダービーから中2日で臨む試合。過密日程が組まれている中で、メンバー交代が起こりそうだ。負傷中の馬渡和彰に代わっては、マギーニョが先発と予想。また、中盤も田中碧が先発すると予想する。また、前線は2トップに変更し、横浜FMはベンチスタートだった小林悠が先発。エンジンがかかってきたレアンドロ・ダミアンとコンビを組むと予想する。
◆注目選手
FWレアンドロ・ダミアン(29)

(C)CWS Brains,LTD.
川崎Fの注目選手はFWレアンドロ・ダミアンだ。チーム加入後、ゼロックス・スーパーカップではゴールを記録したものの、その後のリーグ戦では不発。横浜FM戦で2ゴールを記録し、ついにJ1でも得点を記録した。
上海上港戦はベンチスタートとなり、失点後の数分間だけの出場に終わっており、実質この試合がデビュー戦となるだろう。アジアでの戦いを見据えた補強の1人であり、その期待を結果で返せるか。久々のACLでの勝利に貢献できるかに注目だ。
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【ACL2019展望】王者が集まる死のグループ、川崎Fは昨年のリベンジなるか〜グループH〜
3月5日(火)、2019シーズンのアジア王者を決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が開幕する。日本からは、Jリーグ王者の川崎フロンターレ、天皇杯王者の浦和レッズ、そしてプレーオフを勝ち上がった、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズの4チームが出場する。 東地区のグループHに入ったのは、2018シーズンのJリーグ王者である川崎フロンターレだ。 今回は、川崎Fが入ったグループHの各チームのACLにおける成績や注目選手などを紹介したい。<hr>■グループH <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190304_31_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 川崎フロンターレ(日本) 上海上港(中国) シドニーFC(オーストラリア) 蔚山現代(韓国) <hr><span style="font-weight:700;color:#764094;font-size:1.1em;">★J王者として昨季のリベンジを果たせるか</span> 川崎フロンターレ(日本/7回目) 【出場資格】 明治安田生命J1リーグ2018 優勝 【前回出場】 2018年 【前回大会】 グループステージ敗退 【最高成績】 ベスト8(2007、2009、2017)<hr>2018シーズンは前年に続きJ1を制覇。連覇でACLの出場権を獲得した。 国内ではその攻撃サッカーで相手を翻弄し、観る者を魅了するものの、アジアの舞台は苦手としている。2018シーズンは、ACLのグループステージで3分け3敗の未勝利で敗退。Jリーグ王者としては恥ずかしい結果に終わっている。 さらに、今シーズンのACLでは上海上港、蔚山現代と昨シーズンもグループステージで同居したチームが2つ。より一層、負けられない思いが強いはずだ。 今シーズンはアジアタイトル獲得のため大型補強。元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンを獲得し、攻撃サッカーでアジアも魅了したい。 【注目選手】<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190304_31_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>FWレアンドロ・ダミアン(ブラジル) 1989年7月22日(29歳)<hr>注目すべき選手は多いが、やはりFWレアンドロ・ダミアンを外す訳にはいかない。 川崎フロンターレがアジアタイトル獲得のために補強したブラジル人助っ人は、初の公式戦であるゼロックス・スーパーカップの浦和レッズ戦で一発回答。左足から決勝ゴールを記録し、チームに今シーズン最初のタイトルをもたらせた。 ポストプレーだけでなく、献身的に前線から守備も行い、ボックス内でのシュート精度も高いレアンドロ・ダミアン。高さも川崎フロンターレにとっては新しい武器となり、アジアでその左足が火を吹くことが期待される。 <span style="font-weight:700;color:#764094;font-size:1.1em;">★中国王者として臨むACLで初戴冠へ</span> 上海上港(中国/8回目) 【出場資格】 中国スーパーリーグ2018 優勝 【前回出場】 2018年 【前回大会】 ラウンド16敗退 【最高成績】 ベスト4(2017)<hr>かつては若手育成に重点を置いていたチームも、2015年以降は“爆買い"の代名詞とも言える大型補強でチームを強化。そのままチーム力はアップし、ACLの常連になっていった。 2017シーズンはACLの舞台でも結果を残し、ベスト4。さらに、2018シーズンはその補強がついに身を結び、広州恒大の独壇場であった中国スーパーリーグで初優勝。広州恒大の連覇をストップさせた。 今冬の移籍市場では、主力であった中国代表FWウー・レイがエスパニョールへと移籍。また大きな補強はせず、現有戦力と中国国内での補強に止まり、おとなしい移籍市場となった。ヴィトール・ペレイラ監督の下、チーム力の向上が期待される。 【注目選手】<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190304_31_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>FWフッキ(ブラジル) 1986年7月25日(32歳)<hr>注目はACLの舞台でもお馴染みとなった悪魔の左足を持つFWフッキだ。 チームキャプテンを務めるフッキは、2018シーズンの中国スーパーリーグで25試合に出場し13ゴール15アシスト。右ウイングのポジションを主戦場とし、ゴールだけでなく、アシストでも多くのゴールを生み出した。 ACLでは過去3シーズンで18試合に出場し12ゴール。自己最多の9ゴールを記録した2017年はチームもベスト4まで勝ち上がっており、フッキの得点力がチームの成績を左右するだろう。 <span style="font-weight:700;color:#764094;font-size:1.1em;">★2012年以来の優勝へ、POからの下剋上</span> 蔚山現代(韓国/7回目) 【出場資格】 Kリーグクラシック2018 3位 【前回出場】 2018年 【前回大会】 ラウンド16敗退 【最高成績】 優勝(2012)<hr>1983年に誕生し、韓国で4番目のプロクラブとなった蔚山現代。これまでKリーグ1では2度の優勝を誇り、リーグカップで5度、FAカップで1度優勝している。 2012年にはFC東京や柏レイソルなど日本勢を下し、決勝ではアル・アハリに勝利し初優勝。国内リーグでは常に上位争いをしている。 チームを率いるキム・ドフン監督は、ヴィッセル神戸でもプレー経験があり、韓国代表としてもプレー。2016年11月から指揮。今シーズンはプレーオフでペラFA(マレーシア)に5-1で快勝し、ACL出場にこぎつけた。 チームには、FWイ・グノやMFキム・ボギョン、DFジョン・ドンホなどJリーグでのプレー経験もある選手が多く在籍。各国王者が揃うグループで番狂わせを狙う。 【注目選手】<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190304_31_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>MFキム・ボギョン(韓国) 1989年10月6日(29歳)<hr>蔚山現代の注目選手は、柏レイソルからレンタル移籍で加入しているMFキム・ボギョンだ。セレッソ大阪や大分トリニータ、松本山雅FCとJクラブを渡り歩き、カーディフやウィガンなどプレミアリーグやチャンピオンシップでもプレー経験がある。 また、ACLでもこれまでC大阪、全北現代モータース、柏で通算23試合に出場。2016年には全北現代モータースの一員としてACL制覇を成し遂げた。新天地となる蔚山現代でもゲームメイク力で攻撃を牽引できるか。 <span style="font-weight:700;color:#764094;font-size:1.1em;">★オーストラリア王者としての意地を見せられるか</span> シドニーFC(オーストラリア/5回目) 【出場資格】 Aリーグ2018 優勝 【前回出場】 2018年 【前回大会】 グループステージ敗退 【最高成績】 ベスト16(2016)<hr>かつてはFW三浦知良(横浜FC)がゲストプレーヤーとしてレンタル移籍で所属し、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デルピエロもプレーしたシドニーFC。 2018シーズンのAリーグで優勝を果たし、2年連続でACLの舞台に立った。2018シーズンのACLでは、鹿島アントラーズ、水原三星ブルーウィングス、上海申花と同じグループに入ったもののグループ3位で敗退している。 現在は、イラン代表FWレザ・グーチャンネジャドや元オランダ代表MFシーム・デ・ヨングが所属。今シーズンのAリーグでも現在2位と好調を維持しており、オーストラリア王者として、過去最高のベスト16超え、さらにはアジアの覇権を狙いに行く。 【注目選手】<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190304_31_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>MFシーム・デ・ヨング(オランダ) 1989年1月28日(30歳)<hr>ニューカッスルからのレンタル移籍で加入している元オランダ代表MFシーム・デ・ヨングをピックアップ。アヤックスでその名を馳せたデ・ヨングは、満を持して2014年にニューカッスルへ移籍。しかし、思うような活躍はできずにいた。 そんな中、2017年8月にアヤックスへ復帰。そして、2018年からアジアの舞台に初挑戦している。テクニック溢れるボールスキルと、正確なミドルシュートは今なお健在。今シーズンのAリーグでも11試合に出場し3ゴール2アシストと結果を出している。 <span style="font-weight:700;color:#764094;font-size:1.1em;">★王者集う死の組、川崎Fはリベンジ誓う</span> 明治安田生命J1リーグを連覇して今大会に臨む川崎フロンターレはグループHに。そこは各国のリーグ王者が集うグループだった。 川崎Fの他、中国スーパーリーグ王者の上海上港、Aリーグ王者のシドニーFCと2つのリーグ王者が同居。さらに、ACLの経験も豊富な蔚山現代も待ち構えている。 Jリーグ初優勝を飾り、日本の王者として2018シーズンのACLに出場した川崎Fだったが、グループステージで勝利を挙げられず、3分け3敗の最下位と屈辱的な思いをして大会を去ることとなった。今年はその思いを晴らすべく、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンを補強。前線のタレントを加え、攻撃に新たな風を吹き込むことで、アジアタイトルに近づくことを模索している。 また、今大会でもグループステージで同居する上海上港、蔚山現代は2018シーズンと同じ相手。1勝もできなかった思いを晴らすには、今大会の結果が重要となる。 上海上港は元ブラジル代表MFオスカルと元ブラジル代表FWフッキが所属。大型補強に勤しんだ近年とは違い、補強を最小限にしつつも、強敵であることには変わらない。また、蔚山現代は2018シーズンまで柏レイソルでプレーした韓国代表MFキム・ボギョンを獲得。プレーオフから勝ち上がってきたものの、その強さは健在だ。 さらに、シドニーFCはオーストラリア王者として臨む今大会。イラン代表FWレザ・グーチャンネジャド、元オランダ代表MFシーム・デ・ヨングとタレントも揃っている。今シーズンのAリーグでも現在2位につける好調ぶりで、虎視眈々とアジアのタイトルを狙っている。 各国の王者が集う死の組で川崎FはJリーグ王者の意地を見せられるのか。どのカードも目が離せないグループとなっている。 2019.03.06 13:46 Wed3
「関西弁教えたの誰だ」川崎Fレアンドロ・ダミアンの口から出たまさかの一言にファンも驚き「日本語上手くなりすぎ」
川崎フロンターレのブラジル人FWレアンドロ・ダミアンの日本語が話題を呼んでいる。 11日に行われた明治安田生命J1リーグ第17節でサンフレッチェ広島に1-0で勝利を収めた川崎F。決勝点は56分、脇坂泰斗の展開から、右サイドの家長昭博のパスをレアンドロ・ダミアンがボックス内でフリック。受けた脇坂が右ポケットから左隅を射抜いた。 脇坂のフィニッシュ、レアンドロ・ダミアンのパスどちらも見事だったが、川崎Fの公式ツイッターは、試合直後の2人のコメントを公開。レアンドロ・ダミアンからは予想外の一言が飛び出したという。 レアンドロ・ダミアンは、脇坂のゴールについて「ヤス(脇坂)ね。余裕やね(シュート落ち着いてたね)」とまさかの関西弁でコメント。さらにサポーターには「アリガトウゴザイマス。サポーターいつも一緒」と日本語で感謝していた。 ただ、脇坂によると、シュートは「打つ前にいろいろな邪念あったけど思いっきり打ったら入りました」とのことだ。 レアンドロ・ダミアンの関西弁には、ファンからも「ダミアン兄さん、日本語上手くなりすぎ」、「ダミアンに関西弁教えたの誰だ」、「いきなりダミアンから関西弁出てワロタwww」、「いつのまにか関西弁話せてて笑った」と反響が寄せられていた。 2019年に川崎Fに加入し、日本での5シーズン目を過ごしているレアンドロ・ダミアン。完全にチームに溶け込んでいるようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】レアンドロ・ダミアンが口にした予想外の日本語とは…(0:30~)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%98%A8%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%BE%E3%81%91?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#昨日のおまけ</a> ②<br>\<br><br>ヒールパスでヤストのバースデーゴールをアシストしたダミアン。<br>「Joga muito」ではない予想外の一言が(笑)<br><br>そしてバースデーゴールに興奮冷めやらぬヤスト。<br>昨日は同期で親友(?)のあの方も見ていたようで…。<br><br>【広報】<a href="https://twitter.com/hashtag/frontale?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#frontale</a> <a href="https://t.co/IxYDjiVjhl">pic.twitter.com/IxYDjiVjhl</a></p>— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) <a href="https://twitter.com/frontale_staff/status/1668231585077022722?ref_src=twsrc%5Etfw">June 12, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.06.13 21:05 Tue4
今週のJリーグ的に一番大きな話題の一つはこれで間違いないでしょ?!の巻/倉井史也のJリーグ
そりゃ物事には始まりがあるんだから終わりもあるんですよ。ってのは分かってるんですけどね。残り5試合、鬼木達監督には頑張ってもらおうじゃありませんか。前任者の風間八宏監督から引き継いだのが2017年。そこまでにできた「止める・蹴る」のベースを生かしつつ、「守る」を加えていきなり成績を出しました。 2017年:リーグ戦1位/リーグカップ2位 2018年:リーグ戦1位/ゼロックスカップ2位 2019年:リーグカップ1位/ゼロックスカップ2位 2020年:リーグ戦1位/天皇杯1位 2021年:リーグ戦1位/ゼロックスカップ1位 2022年:リーグ戦2位/フジフイルムカップ2位 2023年:天皇杯1位 って、どんだけタイトル取ってるんですか。でもってこの中でも特筆すべきは2021年。このときも今年と同じ20チーム編成でした。38試合を28勝8分2敗、勝点92得点81失点28で得失点差53というとんでもない成績で終わってるんです。ちなみにこのときの2位は横浜FMで、こちらは勝点79。 これがどれくらいすごいかというのは、現在首位の広島が勝点65だから、残り5試合全部勝っても勝点80なんですよ。横浜FMがそれくらいのラインにいたのに、そこからさらに勝点13上積みしてるんです。そして同じく現在の広島が65得点ですから、川崎の81得点に到達しようと思ったら1試合平均3点取ってもまだ足りない。さらに言えば、28失点は現在J1で最少失点の町田とG大阪が28失点なので、残り5試合全部無失点でやっと失点数は同じ成績ってことになります。 かわいそうだったのは新型コロナウイルスの影響で、2020年の賞金は規定の50パーセント、優勝賞金1億5000万円だったこと。もしもあのとき満額もらえていたら、さらにすごい戦力が整ったのかもしれません。 もっともこの間、川崎にはいい選手も揃っていました。代表クラスで言えば加入したのがこんな選手たちでした。 2017年:田中碧 2018年:守田英正、脇坂泰斗、齋藤学、大久保嘉人 2019年:レアンドロ・ダミアン 2020年:山根視来、旗手怜央、三笘薫 でもって、重要なのはいなくなった選手。 2019年:板倉滉(マンチェスター・シティ) 2020年:三好康児(アントワープ) 2021年:守田英正(サンタ・クララ)、中村憲剛(引退) 2022年:旗手怜央(セルティック)、三笘薫(ブライトン)、田中碧(デュッセルドルフ) 2023年:谷口彰悟(アル・ラーヤン) 2024年:山根視来(ギャラクシー) 10月の日本代表見ていたら11人中5人が元川崎じゃないですか。確かに素材のいい選手も集めてたけど、ちゃんと成長させてたってのが、2006年に引退してすぐにトップコーチの監督になったわけじゃなくて、育成コーチなども経験してきた鬼木監督の功績の一つでもあるんです。 これだけの監督ですからね、引く手数多なのは間違いないでしょう。もしかしたらヨーロッパで指揮、なんてことも想像しちゃいますよ。残念だけどまだJFAのコーチライセンスはUEFAのライセンスと互換性がないけど、もしかしたら来年からできるかも、っていう話もあるんで、そうなったら呼ばれてもおかしくない!! と思いたい!! それにしてもさ、ACLの途中で監督退任って、なんかすごく残念……って思うんですけど、どうかこれから先の監督人生にも幸あってほしいと思う、とても人間のできた監督でした。 2024.10.18 12:15 Fri5
元川崎F主砲レアンドロ・ダミアンが再び等々力のピッチに! 髭ポースならずも「自分のプレーを見て思い出してくれたかなと」
かつての川崎フロンターレで主砲として活躍した元ブラジル代表ストライカーが等々力に舞い戻った。 川崎Fひと筋で現役キャリアを築き、日本代表としても活躍した中村憲剛氏の引退試合が14日に『明治安田 presents 中村憲剛 引退試合』と銘打たれ、Uvance とどろきスタジアム by Fujitsuで開催。前後半をJAPANフレンズ、KAWASAKIフレンズで分けての試合は川崎Fの企画力も存分に散りばめられ、2万2014人の観客を盛り上げた。 縁のあるメンバーがズラリと集結したこの試合に昨季まで川崎Fで5シーズンを過ごしたFWレアンドロ・ダミアンも参加。もちろん、KAWASAKIフレンズの一員としてプレーし、ヒールリフトなどでサポーターをどよめかせた。 「本当にいい時間だった。ここでタイトルを獲ったのも、自分がいたときのことも思い出しながらプレーしたし、憲剛さんのこういう素晴らしい瞬間に立ち会えたのを嬉しく思う」 そう感慨深く振り返った35歳FWはここ等々力でJ1連覇だけでなく、2度の天皇杯優勝にルヴァンカップのタイトルにも貢献。個人としても2021年に得点王、ベストイレブン、最優秀選手賞の3冠に輝いたりといい時期を過ごした。 今回は中村氏の引退試合に参加するためのものだったが、「いい思い出がたくさんあるし、家族も幸せな時間を過ごしたときだった。いい思い出だね」と懐かしさが込み上げたようだ。 久々にゴールを決め、父親をオマージュした髭ポーズを披露したいところだったが、それは叶わず。それでも、「自分のプレーを見て思い出してくれたかなと思うし、それだけで十分」と満足感を示す。 そんなレアンドロ・ダミアンは川崎Fを退団後、コリチーバ入りで母国ブラジルに復帰。だが、今夏に退団し、フリーが続く。去就が注目どころだが、「家族と色々話してみて、自分たちにとって何がいいのかを模索しながら考えていきたい」と述べるにとどまった。 2024.12.14 22:00 Sat川崎フロンターレの人気記事ランキング
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「選手全員が疲れ切っている」クラブ史上初のACLE決勝へ、120分を戦い中2日の準決勝へ川崎F・長谷部茂利監督が意気込み「勝てると確信」
川崎フロンターレの長谷部茂利監督が、アル・ナスル戦へ意気込みを語った。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトが伝えた。 27日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)準々決勝で川崎Fはカタールのアル・サッドと対戦。延長戦にまでもつれ込んだ試合を3-2と制し、クラブ史上初となるベスト4進出を果たした。 準決勝では横浜F・マリノスと1-4で下したアル・ナスルと対戦。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをはじめ、ヨーロッパの第一線で活躍していたスター軍団との対戦となる。 試合に向けた記者会見に出席した長谷部監督は、中2日での準決勝となる中で、しっかりとできる限りの準備をすると語った。 「準々決勝の後、準備する時間はあまりありませんが、明日はベストを尽くします。簡単な試合ではないことは分かっています」 「アル・ナスルには経験豊富でスキルの高いビッグネームの選手が揃っているので、油断は禁物です」 「120分間プレーした後、選手全員が疲れ切っています。厳しい状況ですが、しっかりとしたリカバリーセッションを終えました」 「ピッチも雰囲気もいつもと違いますし、選手たちにとっては新しいスタジアムです。しかし、選手たちはきっと良いパフォーマンスを見せてくれると信じています。精神的にも戦術的にも万全の準備を整えなければなりません」 準々決勝の横浜FM戦では前半に得点を重ねて主導権を握ったアル・ナスル。長谷部監督は、しっかりと守って得点を許さず、相手の守備の隙を突きたいとした。 「一番大切なのは先制点を決めて試合をコントロールすることです。セットプレーとボール支配が鍵となるでしょう。アル・ナスルには多くのキープレーヤーがおり、攻撃力は高いですが、守備面では攻められるポイントがいくつか見えてきました」 「日本のチームは攻撃でも守備でもチームプレーで知られています。我々はそれを強みに活かさなければなりません。彼らはカウンターアタックが強いので、規律を保たなければなりません」 また、ベスト4のうちの3チームがサウジアラビアのクラブとなった中で、完全アウェイの中での下馬評を覆して決勝に向かいたいとした。 「彼らを尊敬していますが、恐れてはいません。勝てると確信しています。誰もがサウジアラビアのチームが圧倒的な強さを見せるだろうと思っていますが、私はその考えに挑戦したいと思っています」 決勝進出を懸けた戦いは、30日の25時30分キックオフ。世界のスター軍団にどう立ち向かうか注目だ。 2025.04.29 22:15 Tue2
伊藤達哉の躍動に総力戦で勝ち切った川崎Fが“アジア青覇”に王手! C・ロナウド擁するアル・ナスル撃破で初の決勝進出【ACLE2024-25】
川崎フロンターレは4月30日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)ファイナルズの準決勝でアル・ナスルと対戦し、2-3で勝利。クラブ史上初の決勝進出を決めた。 準々決勝でアル・サッド(カタール)との延長戦までもつれ込んだ死闘を3-2で制し、クラブ史上初のACLベスト4進出を果たした川崎F。 同じJリーグ勢の横浜F・マリノスを4-1で破ったサウジアラビアの強豪とのファイナル進出を懸けた大一番では先発5人を変更。佐々木旭、河原創、脇坂泰斗、家長昭博、エリソンに代えてファンウェルメスケルケン際、橘田健人、大関友翔、伊藤達哉、神田奏真を起用した。 一方、対戦相手のアル・ナスルではクリスティアーノ・ロナウド、デュラン、マネ、ブロゾビッチらワールドクラスのタレントがスタメンに名を連ねた。 ともに初のファイナル進出を懸けた大一番。試合は開始早々に川崎Fにピンチが訪れる。1分、ボックス左に抜け出したデュランに左足シュートを打たれたが、ここはGK山口瑠伊の好守で事なきを得た。 いきなりのピンチを守護神のビッグセーブで凌ぐと、ここから押し返していく。6分には相手陣内でブロゾビッチからボールを奪ったマルシーニョがそのままボックス付近まで運んでミドルシュートを狙うが、これは枠の右に外れた。 ファーストチャンスでのゴールには至らずも、良いリズムで進めていく川崎F。すると10分、相手スタープレーヤーのお株を奪うワールドクラスの一撃で先制点を奪う。 相手陣内中央で収めた大関が左サイドのマルシーニョに展開。ボックス付近まで運んでクロスを上げると、DFシマカンのヘディングのクリアが浮き球の形でボックス中央へこぼれる。これに反応した伊藤が力感の抜けた圧巻の右足ダイレクトボレーシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。 世界を知る小兵アタッカーのスーペルゴラッソで準々決勝に続いて先手を奪った長谷部茂利監督のチーム。ただ、以降はこれで目が覚めたアル・ナスルの攻勢を受ける展開に。デュランやロナウドにミドルレンジから足を振られるが、シュートミスに救われる。 以降はマルシーニョの献身的なプレスバックや高井幸大の狙いを持った潰しなど、メリハリを利かせた守備を軸に守備一辺倒とならず、うまくゲームを進めていく。だがしかし、前半半ば過ぎに相手の個の力に屈する。 28分、対角フィードで左サイドの深い位置に侵攻したアル・ブシャルからのマイナスのパスをボックス左で受けたマネにカットインから強引に右足を振られると、ゴール前のDF丸山祐市にディフレクトしてコースが変わったシュートに対して、GK山口が何とか足に当てたもののボールがゴール左に決まった。 アル・サッド戦に続いてリードを守り切れなかった川崎Fはここから耐える展開が続いていく。相手にボールを握られたなかで全体が深い位置に押し下げられると、なかなかセカンドボールも拾えない。 34分には右のポケットに侵入したブロゾビッチの浮き球のクロスを、ゴール前のロナウドに打点の高いヘディングで合わせられたが、これは枠の右上角を叩いた。続く38分にはオフサイドにはなったものの、ロナウドとデュランのコンビに決定的なシーンも作られる。 それでも、粘りの守備で連続失点を回避した川崎Fは41分に見事な推進力を見せて勝ち越しゴールを奪う。左サイドから中央への横パスに反応した伊藤が相手のDF2人との球際を続けて制し、ペナルティアーク付近の神田へ横パス。これはDFシマカンにブロックされたが、撥ね返りがワンツーの形で戻ってくると、伊藤はすかさずGKベントとの一対一でシュート。これはファインセーブに阻まれたが、こぼれ球にいち早く詰めた大関が左足シュートをゴール左隅に蹴り込んだ。 スタメン抜擢の若武者の値千金の一撃で再びリードを手にしたなか、アル・ナスルのピオリ監督もすぐさまリアクション。1枚カードをもらっていたアリ・ラジャミを下げてラポルテ、アル・ハッサンに代えてアンジェロ・ガブリエウをハーフタイムを待たずに同時投入。これでオタビオがボランチに下がり、アンジェロが右サイドハーフに入る攻撃的な布陣にシフトした。 前半終盤も緩みを見せず、1点リードで試合を折り返した川崎F。ハーフタイムでは殊勲の大関、神田に代えて脇坂、エリソンと主力をピッチに送り出した。 後半も引き続きボールを握られる展開となったが、54分にはビッグチャンスを創出。右に流れたエリソンのカットインから中央の脇坂、マルシーニョと繋いでボックス左に抜け出した山本悠樹が完璧なグラウンダーのクロス。これにゴール前のエリソンが反応したが、その直前でGKベントに見事な反応で触られて押し込めない。 追加点は奪えずも集中した守備でリードを維持するなか、60分過ぎには少し足を痛めた橘田、マルシーニョを下げて河原、家長を続けて投入。これで伊藤を左サイドハーフに配置換え。さらに、70分にはファンウェルメスケルケン際を下げて佐々木を投入し、20分以上を残して5枚の交代カードを使い切った。 後半半ば以降は自陣で構えて相手の攻撃を撥ね返す状況が続いたが、左に移っても変わらぬ存在感を示した背番号37が三度攻撃の突破口を開いた。 76分、自陣左サイドで相手のパスをブロックした伊藤が馬力のある仕掛けで一気に局面を打開。左に流れて引き取った山本から相手陣内左サイドでボールを受けたエリソンがボールキープを匂わせての反転突破でDFラポルテを振り切ってGKベントをゴールライン際で引き付けてプルバック。これに反応した家長が無人のゴールへ左足シュートを流し込み、大きな3点目を奪った。 2点差に広げて完全に逃げ切り態勢に入った川崎F。相手のパワープレー気味の攻撃に対しても高井を中心に身体を張った守備で撥ね返し続ける。だが、87分には波状攻撃を受けた末にボックス外のヤヒヤにミドルシュートを打たれると、ゴール前でDF丸山の頭を掠めたボールがゴールネットに突き刺さり、1点差に詰め寄られる。 これで一気に緊迫感増した後半最終盤は完全に自陣深くに押し込められたが、ロナウドの決定的な直接FKやミドルシュートはGK山口が圧巻のセーブで阻止。さらに、ほぼラストプレーとなったアル・ナスルのロングボールでロナウドにゴール前への抜け出しを許したが、ここはDF佐々木の身体を投げ出すプレーが世界屈指のストライカーの精度を乱してシュートをミートさせず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、スター軍団アル・ナスルを総力戦で撃破した川崎Fが初の“アジア青覇”に王手をかけた。 そして、5月3日に行われるファイナルでは同じく初優勝を目指すアル・アハリと運命の決戦に臨む。 アル・ナスル 2-3 川崎フロンターレ 【アル・ナスル】 サディオ・マネ(前28) アイマン・ヤヒヤ(後42) 【川崎F】 伊藤達哉(前10) 大関友翔(前41) 家長昭博(後31) <span class="paragraph-title">【動画】決勝進出となった川崎Fの圧巻3ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">ゴラッソで先制!<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A7?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#マルシーニョ</a> の仕掛けから<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E9%81%94%E5%93%89?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#伊藤達哉</a> が右足ダイレクトボレー‼<br><br>この大一番で貴重な先制ゴラッソを叩き込む<br><br>ACLエリート ファイナルズ 準決勝<br>アル・ナスル×川崎F<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/frontare?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#frontare</a> <a href="https://t.co/OIkFOQ1G13">pic.twitter.com/OIkFOQ1G13</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1917621753334874149?ref_src=twsrc%5Etfw">April 30, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">大きな勝ち越しゴール<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E9%81%94%E5%93%89?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#伊藤達哉</a> の抜け出しからのシュート<br>一度は阻まれるも、こぼれ球を<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E9%96%A2%E5%8F%8B%E7%BF%94?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#大関友翔</a> が冷静に流し込んだ‼<br><br>再び <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#川崎フロンターレ</a> がリード!<br><br>ACLエリート ファイナルズ 準決勝<br>アル・ナスル×川崎F<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/frontare?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#frontare</a> <a 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href="https://twitter.com/hashtag/frontare?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#frontare</a> <a href="https://t.co/Xoq5Yf78qR">pic.twitter.com/Xoq5Yf78qR</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1917644230530589054?ref_src=twsrc%5Etfw">April 30, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.01 03:37 Thu3
「通常の接触」終盤のPK巡るジャッジは正確だった…川崎Fが救われたジャッジをアナリストが分析「正しいジャッジだった」
アル・ナスルvs川崎フロンターレの一戦で話題となっているジャッジだが、サウジアラビア『Arriyadiyah』がアナリストの見解を伝えた。 4月30日に行われたAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)準決勝のアル・ナスルと川崎Fの一戦は、初優勝を目指すアル・ナスルが無料招待客などを含めて大観衆を集めることに成功。決勝進出の舞台を整えていた。 しかし、試合は川崎Fが優位に進め、伊藤達哉、大関友翔のゴールでリードして前半を終えることに。後半はアル・ナスルの反撃を凌ぐと、家長昭博が追加点。1点を返されたが、2-3で川崎Fが下馬評を覆しての勝利となった。 初の決勝進出を果たした川崎F。スターを集めたアル・ナスルは、想像していなかった結末となった中、試合終盤の判定が話題となっている。 90分、アル・ナスルは1点差を追いつくためにパワープレー気味に出ると、ボックス内でアイメリク・ラポルテが倒れることに。PKの判定を期待したアル・ナスルだったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のオンリー・レビューでノーファウルと判定されていた。 主審を務めたオーストラリア人審判のアリレザ・ファガニ氏は、そもそもノーファウルのジャッジだったが、VARチェックの結果でも覆らず。ただ、アル・ナスルとしては不満の残る判定となった。 『Arriyadiyah』はエジプト人審判員のモハメド・カマル・リーシャ氏の見解を伝え、「ラポルテは通常の接触を受けただけだ。明らかに押されたり、押さえつけられたりしたわけではなく、プレーを続けることが正しいジャッジだった」と、主審の判定は間違っていないとした。 また、「彼のポジショニングと動きは正確で、選手たちとのやりとりもスムーズだった。技術面と規律面でのジャッジも正確だった。試合を通して全てを冷静にこなしていた」と絶賛していた。 安定したジャッジを試合を通して見せていたファガニ主審。川崎Fは悲願の初優勝へ決勝でアル・アハリ・サウジと対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】日本の希望!完全アウェイで川崎Fがタレント軍団を撃破!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="aaqXhRw6ik4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.01 12:30 Thu4
「考え方を覆したい」西側有利の見方もあるACLE、川崎Fの長谷部茂利監督が準々決勝に意気込み「目標はもちろんタイトルを獲得すること」
川崎フロンターレの長谷部茂利監督が、アル・サッド(カタール)との戦いに向けて意気込みを語った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。 川崎Fは27日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)ファイナルズの準々決勝でカタールのアル・サッドと対戦する。 リーグステージでは5勝を記録し2位で通過した川崎Fは、ラウンド16で中国の上海申花を下してベスト8入りを果たした。 対するアル・サッドは西地区のリーグステージで4位となり、ラウンド16ではUAEのアル・ワスルを下してのベスト8進出となっている。 シーズン序盤は好調を維持していた川崎Fだが、直近のリーグ戦5試合は勝利なし。4分け1敗と勝ちきれない試合が続いている状況でACLEに臨むこととなった。 準々決勝の初戦ではアル・ヒラル(サウジアラビア)が韓国の光州FCに7-0と圧勝。ACLEのベスト8とは思えない戦いとなった中、その結果がその他の試合の基準にはならないと見解を示した。 「結果は結果です。東西のチームの対決について、一概に何かを言うことはできません」 「チームごとに状況は異なりますが、もしそういった認識があるのであれば、そうした考え方を覆したいと思っています」 アル・サッドはかつてカタール代表を指揮し、アジアカップも制したスペイン人のフェリックス・サンチェス監督が指揮。簡単な相手ではないものの、しっかりと勝ち上がりタイトルを獲得したいとした。 「アル・サッドは経験豊富な監督と、選手を擁する非常に強いチームです。我々は攻撃的なサッカーを保ち、それを示さなければなりません。そして、簡単に失点することはできません」 「我々の目標はもちろん3試合に勝ち、タイトルを獲得することですが、今最も重要なことは最初の試合に集中し、そこで勝利を収めることです」 <span class="paragraph-title">【動画】アジアを青覇へ!川崎フロンターレのACLEゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pQ32njVUoUo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.27 09:30 Sun5