なでしこジャパンのW杯前哨戦! 世界1位アメリカと2-2ドロー《2019シービリーブスカップ》

2019.02.28 11:00 Thu
Getty Images
なでしこジャパンは日本時間28日、2019シービリーブスカップのアメリカ女子代表戦に臨み、2-2のドローに終わった。

同大会は2006年からアメリカサッカー連盟が主催する国際大会。今大会でアメリカ女子代表、ブラジル女子代表、イングランド女子代表と対戦するなでしこジャパンにとって、6月に開幕するワールドカップの前哨戦となる。

そのなでしこジャパンは世界ランキング1位のアメリカ女子代表戦に向け、最後尾に山根を起き、最終ラインに右から清水、熊谷、鮫島、有吉を配置。小林と横山が2トップに入り、2列目に中島、松原、杉田、長谷川を並べた。なお、松原と小林はこの試合が代表デビュー戦となる。
立ち上がりから相手の圧力にバタついたなでしこジャパンだが、序盤の不安定な時間を凌ぐと、11分に決定機。杉田の縦パスに反応した横山がボックス右に抜けだして間合いを見計らいながら右足シュートを放つ。これが相手のゴールマウスに向かったが、惜しくもクロスバーを叩く。

その後も何度か攻め込む場面を作りだしたなでしこジャパンだが、23分に相手の得意とするサイド攻撃を受けてピンチ。ヒースに自陣右サイド深くに切り込まれると、ボックス中央のラピノーにグラウンダーのクロスをワンタッチで押し込まれて、アメリカ女子代表に先制を許してしまう。
失点後もラピノーの直接FKに冷やりとさせられるなど、劣勢が続くなでしこジャパン。後半も局面で相手の執拗なサイド攻撃や体格差に後手を踏み、反撃の形になかなか持ち込むことができない。すると、59分、小林と有吉から池尻と大賀の代表デビュー勢にスイッチ。活性化を狙う。

それでも相手の攻勢に手こずったなでしこジャパンだったが、67分に左サイドから長谷川が上げたセンタリングをボックス右の中島がワンタッチで中央へ。この背完母ボールを回収した中島がカットインから左足を振り抜くと、ゴール左隅に突き刺さり、なでしこジャパンが追いつく。

攻撃でリズムを掴むなでしこジャパンは75分、味方のヒールパスから完全に裏を抜けた池尻が左足シュート。だが、これをゴールに結びつけずにいた直後の76分、自陣ボックス右で縦に仕掛けてきたプレスのクロスをモーガンに胸で合わせられ、再びアメリカ女子代表にリードを許す。

横山を諦めて籾木を投入したなでしこジャパンは82分、中島を下げ、代表デビューの遠藤をピッチに送り込む。すると、後半アディショナルタイム1分、左サイド起点の攻撃からボックス左に侵攻した長谷川のラストパスを逆サイドでフリーの籾木がプッシュ。土壇場で食らいつく。

結局、試合は2-2のドロー。世界ランキング1位との初戦を引き分けたなでしこジャパンは2日に行われる次戦、ブラジル女子代表と対戦する。

アメリカ女子代表 2-2 なでしこジャパン
【アメリカ女子代表】
ラピノー(前23)
モーガン(後31)
【なでしこジャパン】
中島依美(後22)
籾木結花(後45+1)

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