J2初挑戦の鹿児島&琉球が初勝利! 東京クラシックは町田に軍配! 1年でのJ1復帰を目指す2チームも白星発進《J2》
2019.02.24 18:07 Sun
2019シーズンの明治安田生命J2リーグが遂に開幕。24日に開幕戦の11試合が各地で行われた。
白波スタジアムで行われた鹿児島ユナイテッドFCvs徳島ヴォルティスは、4-3で鹿児島が勝利した。
昨シーズンのJ3リーグで2位に入り、クラブ史上初のJ2昇格を決めた鹿児島と、J1昇格を目指すリカルド・ロドリゲス体制3年目を迎えた徳島の一戦。試合は後半から怒涛の打ち合いが繰り広げられた。
先制したのは鹿児島。51分、左サイドから中原秀人が相手最終ラインの裏にロングボール。これに反応したハン・ヨンテが飛び出したGKよりも先に触れてかわし、カバーした相手DFも抜き去って無人のゴールに流し込んだ。さらに鹿児島は65分にも左サイドの砂森のクロスを最後は中原秀人が押し込んで追加点を奪う。
しかし終盤、徳島が猛反撃。78分、ハーフウェイラインを越えたあたりでヨルディ・バイスが相手からボールを奪い、ボックス手前から右足でミドルシュートを豪快に突き刺して1点を返す。さらにその2分後、狩野の右CKを岸本が頭で合わせると、ボールはゴール左に吸い込まれて試合を振り出しに戻す。
昨シーズン、最終節まで優勝争いに絡み続けた町田と、J1参入プレーオフ決定戦まで進みあと一歩のところでJ1昇格を逃した東京Vの東京クラシック。前半からホームの町田が東京Vを押し込むが、ゴールレスのまま試合を折り返した。
試合が動いたのは63分、ロメロ・フランクからパスを受けた富樫が仕掛け、ボックス左からカットインし、右足を振り抜く。これがニアサイドを射抜いて先制点を奪う。
その後は東京Vも反撃に転じたが、町田が最後までゴールを許さず。1-0で東京クラシックを制した町田が白星スタートを切った。
昨シーズンのJ2リーグで8位に終わった山口と、1年でJ1に復帰し、復活を目指す柏の一戦。優勝候補にも挙げられる柏のペースで試合が進むかに思われた8分、山口が先制に成功する。シュートのこぼれ球を拾った吉濱が、ボックス右から左足でシュート。丁寧にコントロールされたボールはゴール左に吸い込まれた。
先制点を許した柏も反撃。30分、敵陣中央左でパスを受けた瀬川祐輔がカットインから右足シュート。低い弾道のボールはゴール左を捉えたが、GK吉満にパンチングで防がれた。さらに36分には菊池がミドルシュートを放つも、GK吉満に触られてクロスバーに阻まれた。
それでも柏は38分、ボックス内へのスルーパスに反応した古巣対決の小池が瀬川和樹に倒されてPKを獲得。これをクリスティアーノが落ち着いて決めて同点に追いついた。
後半に入ると、両者の攻防は激しさを増す。74分には途中出場の村田がボックス右手前から左足でシュートを放つが、わずかにゴール左外。対する山口は75分に佐々木がボックス手前から右足を振り抜くが、ゴール右外へと外れる。
迎えた79分、柏に待望の逆転ゴールが生まれる。敵陣中央左でボールを持ったクリスティアーノがゴール前にシュート性のクロスを供給。これに素早く手塚が反応したが触れず。それでもGK吉満がこのプレーで反応が遅れ、ボールはそのままゴールネットを揺らした。
追いつきたい山口は87分、瀬川和樹に代えて古巣対決の工藤を投入し、最後のカードを切る。しかし、山口にゴールは生まれずにそのまま試合終了。2-1で逆転勝利した柏が勝ち点3を獲得した。
昨シーズン、J3リーグを制覇し、J2を初めて戦う琉球と、2016シーズン以来のJ1復帰を目指す福岡の一戦。試合は23分、中川のパスに反応した鈴木孝司がボックス左に抜け出し、足を滑りかけながらも左足でシュート。ふわりと浮かせたボールは、GKセランテスの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
先手を取られた福岡。それでも36分、ボックス左手前の鈴木惇がファーサイドにクロスを送ると、大外の松田が頭で押し込んだ。
試合は1-1のまま終盤に。すると迎えた73分、琉球に勝ち越しのチャンス。味方のスルーパスに反応した田中がボックス内で輪湖に倒されてPKを獲得する。これをキッカーの鈴木孝司が落ち着いて決めて2-1と勝ち越しに成功する。
その後、琉球は82分にも小松のシュートが富所に当たってコースが代わり追加点。琉球が3-1で福岡を下し、J2初勝利を挙げた。
トランスコスモススタジアム長崎で行われたV・ファーレン長崎vs横浜FCは、1-0で長崎が勝利した。
1年でのJ1復帰を目指す長崎と、昨シーズンのJ2リーグを3位で終え、13年ぶりのJ1昇格を目指す横浜FCの一戦。試合は序盤から互いに積極的な姿勢を見せる。長崎は19分、高い位置まで上がっていたGK南のパスを奪ったイ・ジョンホがボックス付近まで侵攻。そのままシュートを放ったが、必死に戻ったGK南にセーブされてしまう。
その後も激しい攻防が繰り広げられる中、長崎は56分に島田の左CKをイ・ジョンホがヘディングシュート。しかし、これはクロスバーに直撃し、ゴールとはならない。
62分にも強烈なミドルシュートがクロスバーに嫌われるなど、あと一歩のところでゴールを奪えない長崎。すると87分、長谷川が最終ラインでボール持った田代にスライディングを見舞うと、田代が長谷川に報復行為。このプレーでレッドカードが提示され、田代は退場となる。
このプレーで得た長崎のボックス右手前からのFK。キッカーの大竹のクロスは味方に合わなかったが、相手がクリアしきれなかったボールを角田がダイレクトシュート。これが相手DFに当たってゴール前左に跳ねると、素早く反応した長谷川がダイレクトで左足を合わせてゴール左に突き刺した。
結局、これが決勝点となり1-0で試合終了。長崎が横浜FCを下して白星発進に成功した。
◆明治安田生命J2リーグ開幕節
▽2/24(日)
鹿児島ユナイテッドFC 4-3 徳島ヴォルティス
栃木SC 0-0 ツエーゲン金沢
大宮アルディージャ 0-0 ヴァンフォーレ甲府
FC町田ゼルビア 1-0 東京ヴェルディ
FC岐阜 2-0 モンテディオ山形
京都サンガF.C. 0-0 アルビレックス新潟
ファジアーノ岡山 0-1 水戸ホーリーホック
V・ファーレン長崎 1-0 横浜FC
レノファ山口FC 1-2 柏レイソル
愛媛FC 0-0 ジェフユナイテッド千葉
FC琉球 3-1 アビスパ福岡
白波スタジアムで行われた鹿児島ユナイテッドFCvs徳島ヴォルティスは、4-3で鹿児島が勝利した。
先制したのは鹿児島。51分、左サイドから中原秀人が相手最終ラインの裏にロングボール。これに反応したハン・ヨンテが飛び出したGKよりも先に触れてかわし、カバーした相手DFも抜き去って無人のゴールに流し込んだ。さらに鹿児島は65分にも左サイドの砂森のクロスを最後は中原秀人が押し込んで追加点を奪う。
しかし終盤、徳島が猛反撃。78分、ハーフウェイラインを越えたあたりでヨルディ・バイスが相手からボールを奪い、ボックス手前から右足でミドルシュートを豪快に突き刺して1点を返す。さらにその2分後、狩野の右CKを岸本が頭で合わせると、ボールはゴール左に吸い込まれて試合を振り出しに戻す。
その後も両者は全く引かず。鹿児島は藤澤が、徳島は清武がゴールを奪い試合は3-3に。迎えた90分、決勝点がJ2初挑戦の鹿児島に生まれる。左サイドでパスを受けた砂森が深い位置からクロス。これを中央に走り込んだ中原が右足で押し込んで、勝ち越しゴールを奪った。これが決勝点となり試合終了。4-3で打ち合いを制した鹿児島がJ2初勝利を飾った。
(C)J.LEAGUE PHOTOS
町田市立陸上競技場で行われたFC町田ゼルビアvs東京ヴェルディは、1-0で町田が勝利した。昨シーズン、最終節まで優勝争いに絡み続けた町田と、J1参入プレーオフ決定戦まで進みあと一歩のところでJ1昇格を逃した東京Vの東京クラシック。前半からホームの町田が東京Vを押し込むが、ゴールレスのまま試合を折り返した。
試合が動いたのは63分、ロメロ・フランクからパスを受けた富樫が仕掛け、ボックス左からカットインし、右足を振り抜く。これがニアサイドを射抜いて先制点を奪う。
その後は東京Vも反撃に転じたが、町田が最後までゴールを許さず。1-0で東京クラシックを制した町田が白星スタートを切った。
(C)J.LEAGUE PHOTOS
維新みらいふスタジアムで行われたレノファ山口FCvs柏レイソルは、2-1で柏が勝利した。昨シーズンのJ2リーグで8位に終わった山口と、1年でJ1に復帰し、復活を目指す柏の一戦。優勝候補にも挙げられる柏のペースで試合が進むかに思われた8分、山口が先制に成功する。シュートのこぼれ球を拾った吉濱が、ボックス右から左足でシュート。丁寧にコントロールされたボールはゴール左に吸い込まれた。
先制点を許した柏も反撃。30分、敵陣中央左でパスを受けた瀬川祐輔がカットインから右足シュート。低い弾道のボールはゴール左を捉えたが、GK吉満にパンチングで防がれた。さらに36分には菊池がミドルシュートを放つも、GK吉満に触られてクロスバーに阻まれた。
それでも柏は38分、ボックス内へのスルーパスに反応した古巣対決の小池が瀬川和樹に倒されてPKを獲得。これをクリスティアーノが落ち着いて決めて同点に追いついた。
後半に入ると、両者の攻防は激しさを増す。74分には途中出場の村田がボックス右手前から左足でシュートを放つが、わずかにゴール左外。対する山口は75分に佐々木がボックス手前から右足を振り抜くが、ゴール右外へと外れる。
迎えた79分、柏に待望の逆転ゴールが生まれる。敵陣中央左でボールを持ったクリスティアーノがゴール前にシュート性のクロスを供給。これに素早く手塚が反応したが触れず。それでもGK吉満がこのプレーで反応が遅れ、ボールはそのままゴールネットを揺らした。
追いつきたい山口は87分、瀬川和樹に代えて古巣対決の工藤を投入し、最後のカードを切る。しかし、山口にゴールは生まれずにそのまま試合終了。2-1で逆転勝利した柏が勝ち点3を獲得した。
(C)J.LEAGUE PHOTOS
タピック県総ひやごんスタジアムで行われたFC琉球vsアビスパ福岡は、3-1で琉球が勝利した。昨シーズン、J3リーグを制覇し、J2を初めて戦う琉球と、2016シーズン以来のJ1復帰を目指す福岡の一戦。試合は23分、中川のパスに反応した鈴木孝司がボックス左に抜け出し、足を滑りかけながらも左足でシュート。ふわりと浮かせたボールは、GKセランテスの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。
先手を取られた福岡。それでも36分、ボックス左手前の鈴木惇がファーサイドにクロスを送ると、大外の松田が頭で押し込んだ。
試合は1-1のまま終盤に。すると迎えた73分、琉球に勝ち越しのチャンス。味方のスルーパスに反応した田中がボックス内で輪湖に倒されてPKを獲得する。これをキッカーの鈴木孝司が落ち着いて決めて2-1と勝ち越しに成功する。
その後、琉球は82分にも小松のシュートが富所に当たってコースが代わり追加点。琉球が3-1で福岡を下し、J2初勝利を挙げた。
トランスコスモススタジアム長崎で行われたV・ファーレン長崎vs横浜FCは、1-0で長崎が勝利した。
1年でのJ1復帰を目指す長崎と、昨シーズンのJ2リーグを3位で終え、13年ぶりのJ1昇格を目指す横浜FCの一戦。試合は序盤から互いに積極的な姿勢を見せる。長崎は19分、高い位置まで上がっていたGK南のパスを奪ったイ・ジョンホがボックス付近まで侵攻。そのままシュートを放ったが、必死に戻ったGK南にセーブされてしまう。
その後も激しい攻防が繰り広げられる中、長崎は56分に島田の左CKをイ・ジョンホがヘディングシュート。しかし、これはクロスバーに直撃し、ゴールとはならない。
62分にも強烈なミドルシュートがクロスバーに嫌われるなど、あと一歩のところでゴールを奪えない長崎。すると87分、長谷川が最終ラインでボール持った田代にスライディングを見舞うと、田代が長谷川に報復行為。このプレーでレッドカードが提示され、田代は退場となる。
このプレーで得た長崎のボックス右手前からのFK。キッカーの大竹のクロスは味方に合わなかったが、相手がクリアしきれなかったボールを角田がダイレクトシュート。これが相手DFに当たってゴール前左に跳ねると、素早く反応した長谷川がダイレクトで左足を合わせてゴール左に突き刺した。
結局、これが決勝点となり1-0で試合終了。長崎が横浜FCを下して白星発進に成功した。
◆明治安田生命J2リーグ開幕節
▽2/24(日)
鹿児島ユナイテッドFC 4-3 徳島ヴォルティス
栃木SC 0-0 ツエーゲン金沢
大宮アルディージャ 0-0 ヴァンフォーレ甲府
FC町田ゼルビア 1-0 東京ヴェルディ
FC岐阜 2-0 モンテディオ山形
京都サンガF.C. 0-0 アルビレックス新潟
ファジアーノ岡山 0-1 水戸ホーリーホック
V・ファーレン長崎 1-0 横浜FC
レノファ山口FC 1-2 柏レイソル
愛媛FC 0-0 ジェフユナイテッド千葉
FC琉球 3-1 アビスパ福岡
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