イェデル弾でラツィオに勝ち切ったセビージャが敵地で先勝!《EL》
2019.02.15 04:55 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド32の1stレグ、ラツィオvsセビージャが14日に行われ、アウェイのセビージャが1-0で勝利した。
昨季のベスト8進出チームのラツィオとEL最多優勝を誇るセビージャによる今ラウンド屈指の好カード。
フランクフルト、マルセイユの強豪2チームと同居したグループHを2位通過したラツィオは、直近の公式戦3連勝と好調を維持。今回の一戦に向けてはインモービレ、ミリンコ=サビッチと2人の主力を欠くも古巣対戦のコレア、ルイス・アルベルトら主力が名を連ねた。
一方、クラスノダール、スタンダール・リエージュらやや力が劣る3クラブと同居したグループJを順当に首位通過したセビージャは、直近の公式戦3戦未勝利と調子を落とす。敵地で勝利を目指すチームは元ローマのDFケアーを始め、フランコ・バスケス、アンドレ・シウバ、バネガとセリエA経験者が起用された。
試合は立ち上がりから運動量と切り替えの精度で勝るアウェイのセビージャペースで進んでいく。バネガ、サラビアを中心にうまく間でボールを受けて起点を作ると、そこにイェデルやアンドレ・シウバが絡んでボックス内に侵入していく。
ペースを握られる中で我慢できずに失点したラツィオはすぐさま反撃。27分にはパローロのパスに抜け出したマルシッチがゴール右からシュート。これがGKバシリクの股間を抜けたが、元ローマのDFケアーが見事なゴールカバーでかき出す。
その後は一進一退の攻防となるが、44分には足を痛めたルイス・アルベルトがプレー続行不可能となり、ラツィオはドゥルミジの緊急投入を余儀なくされた。
セビージャの1点リードで折り返した試合。早い時間帯に追いつきたいホームチームはパローロに代えてカタルディをハーフタイム明けに投入。54分にはボックス付近でのコレアの粘りからカイセドが強烈な左足シュートを放つが、これは枠の左に外れる。しかし、この直後には内転筋を痛めたバストスがプレー続行不可能となり、ルイス・フェリペの緊急投入を余儀なくされて30分を残して3枚の交代枠を使い切ることに。
一方、後半も安定した試合運びを見せるセビージャは守備の時間が長くなったものの3バックを中心に決定機を許さず。逆にロングカウンターからアンドレ・シウバが惜しい場面に絡んでいく。
その後、イェデル、エスクデロ、サラビアと先制点を演出した3選手を下げてムニル、プロメス、アマドゥーを投入して逃げ切り態勢に入る。
試合終盤には85分にルーカス・レイバ、90分にフランコ・バスケスと互いに決定機が訪れたものの、いずれも決めきることはできず、試合はこのままタイムアップを迎えた。負傷者続出などツキに恵まれたラツィオ相手に敵地で1-0の勝利を収めたセビージャが来週行われるホームでの2ndレグに向けてアドバンテージを手にした。
昨季のベスト8進出チームのラツィオとEL最多優勝を誇るセビージャによる今ラウンド屈指の好カード。
フランクフルト、マルセイユの強豪2チームと同居したグループHを2位通過したラツィオは、直近の公式戦3連勝と好調を維持。今回の一戦に向けてはインモービレ、ミリンコ=サビッチと2人の主力を欠くも古巣対戦のコレア、ルイス・アルベルトら主力が名を連ねた。
試合は立ち上がりから運動量と切り替えの精度で勝るアウェイのセビージャペースで進んでいく。バネガ、サラビアを中心にうまく間でボールを受けて起点を作ると、そこにイェデルやアンドレ・シウバが絡んでボックス内に侵入していく。
なかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続いたアウェイチームだったが、22分に先制点を奪う。カウンターで中央を突破したエスクデロがボックス左のサラビアに縦パス。そして、サラビアからの絶妙クロスに反応したイェデルがDFの死角から飛び出してワンタッチで流し込んだ。
ペースを握られる中で我慢できずに失点したラツィオはすぐさま反撃。27分にはパローロのパスに抜け出したマルシッチがゴール右からシュート。これがGKバシリクの股間を抜けたが、元ローマのDFケアーが見事なゴールカバーでかき出す。
その後は一進一退の攻防となるが、44分には足を痛めたルイス・アルベルトがプレー続行不可能となり、ラツィオはドゥルミジの緊急投入を余儀なくされた。
セビージャの1点リードで折り返した試合。早い時間帯に追いつきたいホームチームはパローロに代えてカタルディをハーフタイム明けに投入。54分にはボックス付近でのコレアの粘りからカイセドが強烈な左足シュートを放つが、これは枠の左に外れる。しかし、この直後には内転筋を痛めたバストスがプレー続行不可能となり、ルイス・フェリペの緊急投入を余儀なくされて30分を残して3枚の交代枠を使い切ることに。
一方、後半も安定した試合運びを見せるセビージャは守備の時間が長くなったものの3バックを中心に決定機を許さず。逆にロングカウンターからアンドレ・シウバが惜しい場面に絡んでいく。
その後、イェデル、エスクデロ、サラビアと先制点を演出した3選手を下げてムニル、プロメス、アマドゥーを投入して逃げ切り態勢に入る。
試合終盤には85分にルーカス・レイバ、90分にフランコ・バスケスと互いに決定機が訪れたものの、いずれも決めきることはできず、試合はこのままタイムアップを迎えた。負傷者続出などツキに恵まれたラツィオ相手に敵地で1-0の勝利を収めたセビージャが来週行われるホームでの2ndレグに向けてアドバンテージを手にした。
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