【インタビュー】プレーの幅を広げた遠藤渓太が感じる成長と危機感
2019.02.09 19:00 Sat
サイドをドリブルで切り裂き、チームの攻撃を活性化させる遠藤渓太。プロ3年目の2018年は、チームとしても個人としても新たなことに取り組んだ。
取材協力:アディダスジャパン
◆様々な悔しさを2019シーズンへ
──2018シーズンを振り返ってください
その中で、チームとしても個人としてもそこから目を逸らさずに挑んだ結果が、残留という結果に繋がったと思います。それ以外にも、チームとしての成長や2019シーズンに繋がるものもあったと思います。
──監督が代わり、やり方も大きく変わり、遠藤選手としてもポジションを含めて大きな変化
があったシーズンだったと思います
監督に求められることが大きく変わりましたし、監督が求めているプレーをみんなも分かったと思います。監督が求める通りに動くことで、得点が生まれるシーンもありました。ただ、試合中はボードゲームのように動くものではないので、その場で臨機応変に動けることが大事だと思います。
新しい監督になって1年目でしたし、大きな変化があった中で、残留できたことは2019年に向けて良かったことかなと思います。
──ドリブルのイメージが強いですが、2018シーズンは味方を生かすプレーや時間を作るプレーなども多かったと思います。プレーの幅が広がったという感覚はありますか
僕の周りに活かすと良い選手がたくさんいますし、横(天野純選手)にも後ろ(山中亮輔選手)にも日本代表の選手がいました。良いタイミングでしっかり動いてくれますし、パスを出すとそれに応じたプレーを見せてくれます。だからこそ、そこは信頼関係ですね。パスを出せるようになりました。
天野選手は、「パスが出てくるようになったから、俺も走るようになった」と言ってくれたこともあったので、少しずつ周りを見ることができる様になったのかなと思います。
──YBCルヴァンカップではニューヒーロー賞を受賞されましたが、受賞に対しての思いというのを改めて
◆代表は最後に呼ばれなければ意味がない
──2018年はU-20、U-21日本代表としての活動も多くありました
ポジションがまず違いますし、今までやったことのないポジションだったので、手探りの中で最初はやっていました。チャンスをもらえていた部分があったので、そこで結果を残せれば良かったですが、なかなか結果を残せず、手応えもない感じでした。
代表は呼ばれる度に結果を残して、次はないという気持ちでやらなければいけないと思っています
──ウイングバックという普段やっていないポジションでしたが、クラブでの役割との切り替えなどは難しかったですか
攻撃の部分はあまり変わらないですが、守備の部分は大変でした。元々守備はそれほど得意ではないので、その中でしっかりポジショニングや声を掛けるなどが難しかったです。
──2020年の東京オリンピックに向けて、もう1つ下の世代はU-20ワールドカップもあり、競争が激化すると思いますが
ずっと代表に呼ばれていても、最後に呼ばれなければ意味が無いと思っています。ポジションを取られて出られなくなる可能性は常にありますし、下の世代で調子の良い選手がいれば、自ずとそういったことは起こると思います。その競争に勝ってこその東京オリンピックだと思いますし、しっかり選ばれてこそ代表選手だと思うので、まずはチームで結果を残すことですね。
──2018シーズンのチームでの活躍、成長が代表にも繋がっているという意識はありますか
それは監督も言ってくれました。チームで試合に出られなくなったら、きっと代表にも呼ばれなくなるので、危機感を持ってやっていきたいなと思います。
◆足は凄く敏感、馴染むことが大事
個人的には結構好きなタイプの色ですね。
──派手なスパイクが好みですか?
派手なスパイクが好きですね。
──機能面も含めて、スパイクへのこだわりはありますか
やっぱりフィット感は大事だなと思います。最初に履いた時の感覚も大事ですし、しばらく履いて足に馴染む感じも大事ですね。
──プレーをする上で、スパイクの影響は大きいと思いますが、違いには敏感ですか?
凄く敏感ですね。足裏が痛くなったり、側面が痛くなってしまうことがあるので、練習でしっかり履いて馴染ませてというのが必要になりますね。
──今履いている「X」はフィット感を含めて合っているんですね
長く履いていると足に馴染んでくれるので、そこはとても良いなと思います。
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U-21日本代表としてもこれまでにない役割を与えられた遠藤。順風満帆とはいかなかったシーズンだが、得たものは大きい。プレー機会を増やしながらも、危機感を持ったシーズンを終えた遠藤からは、手応えとともに今後への固い決意を語ってくれた。取材・文・写真:菅野剛史取材協力:アディダスジャパン
──2018シーズンを振り返ってください
プロ3年間の中で一番試合に絡めたシーズンだと思います。シーズン序盤は、なかなかチャンスを作れなかったり、良い場面を作っても得点に繋がらないシーンも多くあって、チームも下降気味になる時間が多かったです。調子が悪い時期もありましたし、残留争いまでしてしまい、苦しいシーズンでした。
その中で、チームとしても個人としてもそこから目を逸らさずに挑んだ結果が、残留という結果に繋がったと思います。それ以外にも、チームとしての成長や2019シーズンに繋がるものもあったと思います。
──監督が代わり、やり方も大きく変わり、遠藤選手としてもポジションを含めて大きな変化
があったシーズンだったと思います
監督に求められることが大きく変わりましたし、監督が求めているプレーをみんなも分かったと思います。監督が求める通りに動くことで、得点が生まれるシーンもありました。ただ、試合中はボードゲームのように動くものではないので、その場で臨機応変に動けることが大事だと思います。
新しい監督になって1年目でしたし、大きな変化があった中で、残留できたことは2019年に向けて良かったことかなと思います。
──ドリブルのイメージが強いですが、2018シーズンは味方を生かすプレーや時間を作るプレーなども多かったと思います。プレーの幅が広がったという感覚はありますか
僕の周りに活かすと良い選手がたくさんいますし、横(天野純選手)にも後ろ(山中亮輔選手)にも日本代表の選手がいました。良いタイミングでしっかり動いてくれますし、パスを出すとそれに応じたプレーを見せてくれます。だからこそ、そこは信頼関係ですね。パスを出せるようになりました。
天野選手は、「パスが出てくるようになったから、俺も走るようになった」と言ってくれたこともあったので、少しずつ周りを見ることができる様になったのかなと思います。
──YBCルヴァンカップではニューヒーロー賞を受賞されましたが、受賞に対しての思いというのを改めて

(C)J.LEAGUE PHOTOS
大会では点を取っていないですし、手応えがあったのは準決勝の鹿島アントラーズ戦だけです。無得点でニューヒーロー賞を獲っていいのかという気持ちはあったのですが、そこは今後のプレーで表現できれば良いかなと思いました。決勝に出られない悔しさもあったので、そういったものも2019シーズンに繋げていければと思います。◆代表は最後に呼ばれなければ意味がない
──2018年はU-20、U-21日本代表としての活動も多くありました
ポジションがまず違いますし、今までやったことのないポジションだったので、手探りの中で最初はやっていました。チャンスをもらえていた部分があったので、そこで結果を残せれば良かったですが、なかなか結果を残せず、手応えもない感じでした。
代表は呼ばれる度に結果を残して、次はないという気持ちでやらなければいけないと思っています
──ウイングバックという普段やっていないポジションでしたが、クラブでの役割との切り替えなどは難しかったですか
攻撃の部分はあまり変わらないですが、守備の部分は大変でした。元々守備はそれほど得意ではないので、その中でしっかりポジショニングや声を掛けるなどが難しかったです。
──2020年の東京オリンピックに向けて、もう1つ下の世代はU-20ワールドカップもあり、競争が激化すると思いますが
ずっと代表に呼ばれていても、最後に呼ばれなければ意味が無いと思っています。ポジションを取られて出られなくなる可能性は常にありますし、下の世代で調子の良い選手がいれば、自ずとそういったことは起こると思います。その競争に勝ってこその東京オリンピックだと思いますし、しっかり選ばれてこそ代表選手だと思うので、まずはチームで結果を残すことですね。
──2018シーズンのチームでの活躍、成長が代表にも繋がっているという意識はありますか
それは監督も言ってくれました。チームで試合に出られなくなったら、きっと代表にも呼ばれなくなるので、危機感を持ってやっていきたいなと思います。
◆足は凄く敏感、馴染むことが大事

(C)CWS Brains,LTD.
──今度新たに登場する「X」はカラーが赤ですが、見られた時の感想はどうでしたか?個人的には結構好きなタイプの色ですね。
──派手なスパイクが好みですか?
派手なスパイクが好きですね。
──機能面も含めて、スパイクへのこだわりはありますか
やっぱりフィット感は大事だなと思います。最初に履いた時の感覚も大事ですし、しばらく履いて足に馴染む感じも大事ですね。
──プレーをする上で、スパイクの影響は大きいと思いますが、違いには敏感ですか?
凄く敏感ですね。足裏が痛くなったり、側面が痛くなってしまうことがあるので、練習でしっかり履いて馴染ませてというのが必要になりますね。
──今履いている「X」はフィット感を含めて合っているんですね
長く履いていると足に馴染んでくれるので、そこはとても良いなと思います。
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ヒジ打ちで一発退場の広島FWジャーメイン良がACL2で3試合の出場停止処分に…アル・ナスル戦で退場の横浜FM・渡辺皓太は1試合の出場停止
アジアサッカー連盟(AFC)は、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)に関する処分を発表した。 ACLEでは横浜F・マリノスのMF渡辺皓太が、準々決勝のアル・ナスル戦で2度の警告を受けて退場。すでにチームは敗退しているが、ACLEで1試合の出場停止処分が残るという。 また、罰金1500ドル(約21万8000円)の処分も科されるとのことだ。 ACL2ではサンフレッチェ広島のFWジャーメイン良に処分が。ジャーメインは3月12日に行われたACL2準々決勝2ndレグのライオン・シティ・セーラーズ戦に先発出場。しかし、51分にベイリー・ライトとのポジション争いで小競り合い。主審はジャーメインのヒジ打ちを取ってジャーメイン良にレッドカードを出して一発退場の処分を下していた。 AFCはレッドカードによる1試合の出場停止に加えて、合計3試合の出場停止となることを発表。また1500ドルの罰金も併せて支払うこととなる。 また、繰り返しの違反があった場合は、さらに厳しい処分が下される可能性もあると忠告されている。 <span class="paragraph-title">【動画】ジャーメイン良の退場シーン…相手と小競り合い</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="HGE7Au_LWIs";var video_start = 241;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.02 14:40 Fri2
J1で低迷する横浜FM、暫定指揮官のパトリック・キスノーボ氏が正式監督に就任「私にとって夢のよう」
横浜F・マリノスは5日、暫定指揮を執っていたヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏(43)が正式に監督に就任することを発表した。 横浜FMは今冬、ガレス・サウスゲイト監督の下でアシスタントコーチを務めていたスティーブ・ホーランド氏を新監督に招へい。しかし、チームはAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)ではグループステージとラウンド16で4連勝を収めてベスト8に進出するも、明治安田J1リーグでは11試合を戦って1勝5分け5敗の勝ち点8で19位と低迷。 4月16日に行われた明治安田J1リーグ第12節の清水エスパルス戦では、2点のリードを奪いながらも、後半に3失点し逆転負け。今季2勝目を前にまさかの結果となり、その2日後に解任が発表されていた。 後任には、母国のメルボルン・シティやメルボルン・ヴィクトリー、フランスのトロワで監督を歴任し、今季からヘッドコーチに就任したキスノーボ氏が暫定監督として就任。 初陣となったJ1リーグ第11節の浦和レッズ戦は1-3で敗れると、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)ファイナルズの準々決勝でもアル・ナスル(サウジアラビア)に1-4と敗戦していた。 正式に横浜FMの指揮官に就任することとなったキスノーボ監督は、クラブを通じてコメントしている。 「横浜F・マリノスの監督に就任することになり、本当に光栄であり、とても興奮しています。歴史があり、熱狂的なファン・サポーターを持つ、このような名門クラブの指揮をすることは、私にとって夢のようです。この場を借りて、ファン・サポーターの皆さんのこのクラブに対する揺るぎない忠誠心と献身性に感謝したいと思います。皆さんのその情熱こそが横浜F・マリノスを特別なものにしているのであり、思い出に残る瞬間を皆さんと一緒に作れることを楽しみにしています」 「私の目標は、魅力的で競争力のあるサッカーをするだけではなく、皆さんが大切にしている価値観を体現できるチームを育むことです。チームとそれを支えるマリノスファミリーとの強い結びつきを築きながら、ともに成功を目指していきたいと考えています。サッカーは私たち全員を結びつけることができます。皆さんと関わりながら、クラブに成功をもたらすことができるような良い環境をつくっていければと思っています。これから始まる旅にワクワクしていますし、待ちきれません。ともに闘いましょう!」 また、西野努スポーティングダイレクターもクラブを通じてコメントしている。 「このたび、パトリック・キスノーボ氏に横浜F・マリノスの新監督に就任していただくことにしました。勝つ、そして魅力的なアタッキングフットボールを展開していくために、シーズン途中ではありますが、新しい監督のもとリスタートすることになります。今シーズンのチームとしての課題を次の成長につなげ、今まで期待してもらっていたものを上回るパフォーマンスをお魅せしたいと思います」 2025.05.05 10:31 Mon3
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue4
選手のパフォーマンスに満足感を示すピオリ監督「いい試合だった」
アル・ナスルのステファノ・ピオリ監督が26日に行われ、4-1で勝利したAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)準々決勝の横浜F・、マリノス戦を振り返った。 3大会ぶりの4強入りを目指すアル・ナスルは、クリスティアーノ・ロナウドやサディオ・マネ、オタビオ、ブロゾビッチらが先発。立ち上がりから横浜FMを圧倒すると、27分にマネのイージーな左クロスがDFトーマス・デンのクリアミスを誘うと、左ポストに当たったボールをデュランに押し込んだ。 先制したアル・ナスルは、31分にもカウンターからサネがゴールネットを揺らすと、38分にはブロゾビッチのシュートのこぼれ球をC・ロナウドが押し小見、3-0で前半を終える。 3枚替えを敢行し後半を迎えた横浜FMに対し、アル・ナスルは49分にオタビオが斜めのパスをボックス左で受けたアル・ハッサンがシュート。さらにGK朴一圭が弾いたボールをデュランに押し込み、4点目を奪った。 その後、53分に渡辺皓太のゴールで横浜FMに1点を返されたアル・ナスルだが、73分に渡辺が2枚目のイエローカードで退場。終盤にかけても攻勢を強めたアル・ナスルだが、追加点は生まれず4-1で勝利した。 ピオリ監督は試合を振り返り、選手のパフォーマンスに満足感を示した。 「いい試合だった。多くのチャンスを作り、試合をコントロールできた。結果にも選手のパフォーマンスにも満足している。我々は次のステージへの準備ができている」 「今日はファンの存在が大きかった。ポジティブなエネルギーを与えてくれたし、試合でも大いに助けてくれた。これからの試合でも彼らの存在は大きな力になる」 「今はリカバリーと次の試合への準備を整えている。我々は1つでも上目指してここに来ているし、選手たちは準備万端だ」 2025.04.27 10:20 Sun5