【リーガエスパニョーラ前半戦総括】超WS選出の最優秀選手はメッシ!

2019.01.15 18:00 Tue
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★バルサが連覇に向け視界良好! 新生マドリー巻き返しは?

今季もバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーの3強による三つ巴のタイトルレースが予想された中、ここまでは連覇を目指すバルセロナが勝ち点5差で首位をキープ。ここに続くのが昨夏の大型補強で覇権奪還を目指すアトレティコ。その一方で、チャンピオンズリーグ(CL)3連覇中の欧州王者レアル・マドリーは監督交代や絶対的エース退団の影響で出遅れている。

開幕4連勝と好スタートを切ったバルセロナ(勝ち点43)はその後、序盤戦の大きな課題だった守備の問題で1敗3分けの4戦連続勝ちなしの急失速。それでも、絶対的エースのFWメッシ不在の中で臨んだ今季最初のクラシコで宿敵を5-1で粉砕するなど地力を見せると、メッシ復帰以降は自慢の攻撃力が爆発。さらに、2年目のMFデンベレ、新加入のMFアルトゥール、MFビダルと新たな主力候補が順調にフィットしており、直近の数試合では4試合連続クリーンシートを飾るなど、結果内容ともに改善傾向だ。
昨夏、エースFWグリーズマン、守護神オブラクの慰留に成功したうえ、MFロドリゴ・エルナンデス、MFレマル、FWジェウソン・マルティンスなど前線を中心に積極的な補強を敢行した2位のアトレティコ(勝ち点38)だが、ここまでは堅守速攻のチームスタイルに大きな変化はなく引き分けこそ多いものの、リーグ最少の1敗と“負けない”試合運びでバルセロナに食らいついている印象だ。ここまで27得点と前線の積極補強の影響は出ておらず、期待されたレマルやG・マルティンスらもチームスタイルの適応に苦しんでいる。その一方で、誰かが戻れば誰かが居なくなるという悪循環に陥った最終ラインは時にMFサウールがサイドバックを務めるなど苦しい台所事情を強いられたが、オブラクを中心にリーグ最少失点(13)をキープしている点はさすがの一言だ。

首位バルセロナと勝ち点10差の4位に甘んじているレアル・マドリーは、ジダン監督の退任及びユベントスへ旅立ったFWクリスティアーノ・ロナウドの不在を強く感じさせられる前半戦となった。ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕直前に引き抜いたロペテギ前監督の下、開幕3連勝と上々の滑り出しを見せたが、第6節のセビージャ戦で0-3の大敗を喫すると、ここから公式戦4試合連続無得点という不名誉記録を樹立するなど、大エース不在による深刻な得点力不足に陥り低迷。クラシコの大敗を受けてロペテギ前監督が更迭されると、後任にはリザーブを率い、暫定政権で結果を残したソラーリ監督を正指揮官に任命。以降はクラブ・ワールドカップ3連覇を達成するなど徐々に復調傾向を見せているが、今冬の大型補強なしに2強をまくることは難しい情勢だ。
前述の3強以外ではマチン新監督を招へいした3位のセビージャ(勝ち点33)、セティエン体制2年目の7位ベティス(勝ち点26)のアンダルシア勢と、ここまで5位と前半戦最大のサプライズを起こしているアラベス(勝ち点32)の3チームがすこぶる元気だ。

マチン監督体制で[3-4-2-1]、[3-3-2-2]の布陣を併用するセビージャでは新守護神バシリク、DFセルジ・ゴメスを加えた守備陣の安定感と、マチン監督仕込みのハイインテンシティのスタイルが見事に機能。また、MFバネガ、MFサラビアの気の利くテクニシャンコンビを起点にFWアンドレ・シウバ、FWイェデルのストライカー2人も決定的な仕事を見せており、チーム全体の機能美が光る。後半戦に向けては手薄な守備的MFにテコ入れができれば、トップ4フィニッシュは堅い。

セティエン体制2年目でポジショナルプレーを極めるベティスは高いボール支配率による守備の安定が際立つ一方、昨季同様に絶対的なストライカー不在による決定力不足が顕著だ。それでも、DFバルトラを中心とする最終ライン、MFカナレス、MFロ・セルソ、MFウィリアム・カルバーリョの中盤に、新進気鋭の左ウイングバックのジュニオル・フィルポと個々のパフォーマンスは高く、今冬にメインストライカーを獲得できれば、逆転でのトップ4フィニッシュも十分に成し遂げられるはずだ。

ヨーロッパリーグ(EL)出場権、残留争いでは昨季同様に中位以下の団子状態が続いており、最後まで熾烈な争いが予想される。今季ここまではヘタフェ、エスパニョール、バレンシアを軸とする堅守型、セルタ、レバンテの攻撃型と明確な線引きがなされている中で最終的に目標を達成するのはどちらのスタイルとなるか。残留争いに関しては戦力的に大きく劣る最下位のウエスカの浮上は厳しいが、19位のビジャレアルは今後順位を上げてくるはずだ。

最後にベティスのMF乾貴士とヘタフェのMF柴崎岳と2人の日本人選手に関しては共に前半戦でゴール、アシストという目に言える結果を残せなかったばかりか、出場機会自体を得ることができず、想定以上に厳しい立場を強いられた。共にアジアカップ参戦に伴い、1月中の出場は難しい中、2月以降の巻き返しに期待したいところだ。

【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆FWリオネル・メッシ(バルセロナ)
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前半戦のMVPは首位バルセロナを今季もけん引する絶対的エース以外にいない。前半戦終了時点でリーグダントツトップの17ゴール11アシストと異次元の得点力、チャンスメーク能力は健在だ。[4-4-2]の2トップの一角やトップ下を主戦場とした昨季と異なり、今季は[4-3-3]の右ウイングをメインポジションとして免除されている守備的なタスクを除き、ゲームの組み立てから崩しの局面、仕上げの仕事と攻撃に関わるすべての役割をハイレベルでこなしている。セビージャ戦で負った腕の骨折で2試合を欠場したものの、代表招集辞退によりバルセロナでのプレーに専念できている影響が大きく前半戦を通してコンディションも良好だ。さらに昨季から精度が増す直接フリーキックに関しては今季ここまでですでに3ゴールを記録するなど、30歳を過ぎても進化を続けている。

★最優秀監督
◆パブロ・マチン(セビージャ)
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伏兵アラベスを躍進させているアベラルド監督も捨てがたいが、就任1年目でセビージャを見事に掌握しているマチン監督を最優秀監督に推したい。サンパオリ監督退任後、ベリッソ、モンテッラとパス志向の強い指揮官の下で低迷を強いられた中、昨季ジローナでの仕事が評価されてセビージャの新指揮官に就任した43歳の若手指揮官は前半戦を通して自身の志向するハイプレスのトランジションスタイルをチームに落とし込んだ。MFエンゾンジやDFラングレら絶対的主力の流出を強いられたものの、昨季暫定指揮官を務めFDに就任したホアキン・カパロスとの密なコミュニケーションで自身のスタイルに合う後釜候補をチームに迎え入れ、ミランで不遇をかこった新戦力のFWアンドレ・シウバや前体制で思うように活躍できなかったMFフランコ・バスケスらを再生させた手腕も見事だった。

【期待以上】
★チーム
◆アラベス
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プリメーラ復帰3年目のバスク3番手のクラブが前半戦最大のサプライズに。2017年12月に途中就任したアベラルド監督の下で昨季を14位でフィニッシュしたアラベスは昨夏目立った補強がなかったこともあり、今季もプリメーラ残留が最大の目標となった。しかし、今季は初勝利を挙げた第3節から第10節までに2度の3連勝を記録するなど、開幕から圧巻のスタートを切った。[4-4-2]と[4-3-3]のシステムを併用しながら攻守両面でピッチ上の11人がハードワーク、規律を遵守し5-1で大勝したラージョ戦を除く8勝すべてが1点差での接戦をモノにしたものだった。連敗が一度もなく、最多得点者が4ゴールのFWカジェリと個に依存しない組織的サッカーによって大崩れしない点も躍進のカギとなっている。前半戦のハイライトは0-0で迎えた後半ラストプレーのCKでMFマヌ・ガルシアが決勝点を決めて勝利したレアル・マドリー戦。この劇的過ぎるホームでの大金星は対マドリー相手の87年ぶりの勝利に。

★選手
◆FWアンドレ・シウバ(セビージャ)
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初挑戦のリーガで完全復調。昨季、大きな期待を背負ってミランに加入もリーグ戦わずかに2ゴールと大きく期待を裏切った23歳は昨夏にセビージャに買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入。リーガデビュー戦となった開幕節のラージョ戦でいきなりハットトリックを記録する鮮烈なデビューを飾ると、以降もコンスタントにゴールを重ねてチームトップの8ゴールを記録している。さらに第6節のレアル・マドリー戦では2ゴールを記録し、ポルト時代に指導を受けたロペテギ前監督の解任劇のキッカケとなる活躍も見せた。さらにセビージャ移籍をキッカケにポルトガル代表でも好調を維持しており、後半戦の更なる爆発が期待される。

【期待外れ】
★チーム
◆バレンシア
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深刻な得点力不足で一時降格圏を彷徨う体たらくの前半戦に。昨季、マルセリーノ監督の下で素早い攻守の切り替えを生かしたトランジションスタイルで4位に躍進したバレンシア。古豪復活を印象付けるシーズンを経て今季は更なる躍進が期待されたものの、前半戦を期待外れの11位で終えることになった。FWゴンサロ・ゲデスの買い取りに成功するなど、昨季の主力をほぼ残留させたうえ、手薄な前線にFWガメイロ、MFチェリシェフといったリーガで実績のある選手、チェルシーからFWバチュアイを獲得も、前半戦ではその攻撃陣が低迷の最大の要因に。昨季16ゴールを記録したエースFWロドリゴはわずか2ゴールに留まり、ゲデスも指揮官と衝突するなど散々な出来に。昨季同様にソリッドなパフォーマンスを見せる守備陣は1試合平均1失点以下の好パフォーマンスを披露も、わずか16得点では上位進出は不可能だ。後半戦に向けてはリーグ最多の11引き分けをいかに勝ち点3に繋げられるかが重要となる。

★選手
◆MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)
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ロシアW杯MVPとバロンドールの2冠獲得もマドリー加入以降最低の前半戦に。昨季、CL3連覇の大きな原動力となったモドリッチはロシアW杯でも鬼気迫る圧巻のパフォーマンスを披露し、クロアチア史上最高位となる準優勝に貢献。この活躍を受けて、ロペテギ新体制の牽引車としての活躍が期待されたが、昨夏のインテル移籍を巡るゴタゴタやW杯での消耗の影響もあり、まるで燃え尽き症候群のようにも映る覇気のないプレーに終始。もちろん、チームの不調の原因は前線の得点力不足や最終ラインの集中力の欠如もあるが、攻守両面で存在感に欠ける大黒柱不振の影響が大きかった。

【後半戦展望】
★バルサ優位もアトレティコ逆転もあるか

後半戦に向けては首位を走るバルセロナの優位は間違いないが、最終的にはアトレティコ、セビージャ、レアル・マドリーの4強による争いになりそうだ。

今冬の移籍市場で負傷者続出の最終ラインにバレンシアからDFムリージョを獲得したバルセロナはメッシやスアレス、ブスケッツらに大きなケガがなければ大崩れの可能性は低い。覚醒の気配を見せるデンベレに触発される形でここまで今一つのコウチーニョがより存在感を示せば、前線の攻撃力は増すはずだ。さらに中盤ではブスケッツの勤続疲労が懸念されるが、インテリオールに関してはビダル、アルトゥールのフィットに加え、大器リキ・プイグ、アレーニャらカンテラーノの台頭が期待されており、質の高いターンオーバーが期待できそうだ。

アトレティコに関しては後半戦で最も伸びしろが期待できるチームだ。前半戦にフィットし切れなかった前線の新戦力、2月以降に復帰予定のジエゴ・コスタの復調、最終ラインのケガ人の問題を解決できれば、バルセロナをまくってワンダ・メトロポリターノでの初戴冠の可能性も十分にあるはずだ。

セビージャとレアル・マドリーに関しては今冬の移籍市場での補強や若手のブレイクなど、何らかの刺激が加わらなければ、逆転での優勝は難しい。セビージャに関してはバネガらの守備負担を減らせる守備的MFと前線の補強、レアル・マドリーに関してFWヴィニシウスやMFマルコス・ジョレンテの覚醒、FWアセンシオの復調、マンチェスター・シティから加入したFWブラヒム・ディアスら若手のプレーがカギを握りそうだ。

最後に2人の日本人選手に関してはひとまずアジアカップでいかに印象的なパフォーマンスを見せられるかが重要になりそうだ。とりわけ、ヘタフェからの移籍が噂される柴崎に関してはより好条件の移籍先を選ぶためにW杯のような活躍を期待したい。また、ドルトムントで構想外のMF香川真司に関して今冬のリーガ移籍の可能性が期待されており、仮に移籍が実現した場合、初のリーガでのプレーに注目が集まるところだ。

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