どん底の2年間を経て最高の1年に! 2点目演出の青森山田MFバスケス・バイロン「嘘偽りなく頑張ってきて良かった」《全国高校サッカー選手権》

2019.01.14 22:11 Mon
©超ワールドサッカー
14日に埼玉スタジアム2002で行われた第97回全国高等学校サッカー選手権大会決勝の青森山田高校(青森)vs流通経済大学付属柏高校(千葉)は、青森山田が3-1の勝利を収め、優勝を果たした。

試合後、鋭いドリブルから2点目をアシストしたいわきFCへの加入が決定している青森山田高校のMFバスケス・バイロンがミックスゾーンでの取材に応対。2年間試合に出ることができなかったところから名門校の右サイドを務めるまでなった成長に「嘘偽りなく頑張ってきて良かった」と語った。

◆MFバスケス・バイロン(青森山田高校・3年)
──2点目のドリブルシーンについて
「自分の得意な切り返しなので、見事相手が引っかかってくれて監督からも『切り返しはどんどんひっかかる』と言われていて、自分も自信持って楽しくやっていました。本当に2点目が入ってよかったです」
──緊張とかはなかったか
「いや、特になかったです。ピッチに立った時すごく人も多くて、楽しかったです」

──地元・埼玉でのプレーとなったが
「そうですね。小学校や中学校の時にいろいろお世話になった人が観に来てくれました。応援メッセージとかもいっぱい貰っていたので、昨日のサッカーノートにも書きましたけど、みんなが応援してくれているということを胸に入れてました」
──サッカーノートは何冊目か
「2冊目で今日書いてちょうど終わるくらいです」

──選手権中も書いていたのか
「書いていました。昨日も自分の想いをびっしり書いて今日臨みました」

──今日書きたいことは
「今日の試合を振り返って、そしてこの1年間を自分の中で総括したいです。次のステージは福島県のいわき(いわきFC)でやるんですけど、それまでは少し頭を整理したいです。やっと日本一という偉業を成し遂げることができたので、まずはまだ実感が沸いてこないので、いっぱい優勝を味わいたいです」

──高校の頂点に立って、自身の成長はどのように感じるか
「2年間は何も試合に出ることができず、どん底に落ちてすごく苦しかったです。3年生になって自覚も出てきて、サッカーノートも書き始めて、プロの夢を持っていて自分が変わらなきゃいけないと努力をしてきたつもりです。1年間ずっとサッカーノートを書いていますけど、本当に長いようで短い1年間でした。嘘偽りなく、いろいろなことを頑張ってきて良かったなと思います」

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