レアル・マドリー、因縁のレガネスにホームで3発先勝! ディアスがデビュー《コパ・デル・レイ》

2019.01.10 07:20 Thu
Getty Images
レアル・マドリーは9日、コパ・デル・レイ5回戦1stレグでレガネスをホームに迎え、3-0で先勝した。

4回戦でメリリャに2戦合計10-1で大勝したレアル・マドリーは、0-2で敗れたレアル・ソシエダ戦のスタメンから6選手を変更。ベンゼマやセルヒオ・ラモス、カゼミロにヴィニシウスらが引き続きスタメンとなった。そして、この冬にシティから獲得したディアスがベンチ入りした。

昨季コパ・デル・レイ準々決勝で敗退に追い込まれた因縁のレガネスに対し、年明け以降のリーガで1分け1敗と躓いているレアル・マドリーは[4-3-3]を採用。GKにケイロル・ナバス、4バックに右からオドリオソラ、ナチョ、セルヒオ・ラモス、レギロン、中盤アンカーにカゼミロ、インサイドにダニ・セバージョスとバルベルデ、3トップに右からL・バスケス、ベンゼマ、ヴィニシウスと並べた。
そのレアル・マドリーがポゼッションする流れで立ち上がっていくと、10分にセバージョスが枠内シュートを浴びせる。そして、ベンゼマが際どいシュートを放ってゴールに近づいていったが、18分にCKからブラースヴァイトにヘディングシュートでGKケイロル・ナバスを強襲されると、流れが暗転していく。

26分にはピンチを迎え、ブラースヴァイトにディフェンスライン裏を取られて決定的なシュートを許してしまった。さらに37分、CKからブラースヴァイトのヘディングシュートで再びGKケイロル・ナバスを強襲されてしまう。
それでも42分、オドリオソラが右サイドで仕掛けたところでグンバウにボックス内で倒され、PKを獲得。これをセルヒオ・ラモスが決めてレアル・マドリーが先制し、前半を終えた。

迎えた後半、敵陣で試合を進める優勢のレアル・マドリーは、68分に突き放した。バックパスをベンゼマがカットして飛び出したGKを引き付けてヴィニシウスへパス。ヴィニシウスが冷静にフリーのL・バスケスへパスを送り、無人のゴールに流し込んだ。

さらに77分、右サイドからのオドリオソラのクロスをヴィニシウスがボレーでゴール左に流し込んで3-0としたレアル・マドリーは、ヴィニシウスをお役御免としてディアスを投入。

そのまま3-0で勝利したレアル・マドリーが新年初勝利を飾り、16日に敵地で行われる2ndレグに向けてアドバンテージを得ている。

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