ユナイテッド、ポグバの2発でスールシャールのホーム初陣飾って2連勝!《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第19節、マンチェスター・ユナイテッドvsハダースフィールドが26日にオールド・トラフォードで行われ、ホームのユナイテッドが3-1で勝利した。

▽前節、サー・アレックス・ファーガソン政権以来の5ゴールでカーディフに圧勝し、スールシャール新体制の初陣を飾った6位のユナイテッド(勝ち点29)。連勝を狙う今節は降格圏の19位に低迷するハダースフィールド(勝ち点10)と対戦。カーディフ戦からは先発3人を変更。ヤング、エレーラ、負傷のマルシャルに代わってジオゴ・ダロト、フレッジ、マタを起用した。

▽スールシャールの指揮官としての初凱旋に沸くオールド・トラフォードでスタートしたボクシングデー開催の一戦。立ち上がりからボールを保持して自陣に引くアウェイチームを押し込むユナイテッドは、積極的なポジションチェンジやサイドバックが高い位置に張り出すなど攻撃的な姿勢を見せる。
▽前半半ばを過ぎるまではリンガードやポグバの単発なシュートに留まっていたが、セットプレーからゴールをこじ開ける。28分、右CKの場面でニアに飛び込んだリンデロフと競ったDFに当たってファーに流れたボールをフリーのマティッチが右足ワンタッチで流し込んだ。

▽マティッチの今季初ゴールで先手を奪ったユナイテッドはその後も落ち着くことなく貪欲に2点目を狙う。40分には左サイドのラッシュフォードからの精度の高いクロスに反応したジオゴ・ダロトに決定機もシュートを枠に飛ばせない。それでも、相手に決定機らしい決定機を作らせぬまま前半を1点リードで終えた。▽迎えた後半はビハインドを追うハダースフィールドが立ち上がりに攻勢を仕掛ける展開に。これを受けてスールシャール監督は53分、ジオゴ・ダロト、フレッジを下げてヤング、エレーラを同時投入。だが、流れを掴み切れずにいると、61分には相手右CKの場面でプリチャードのグラウンダーパスをボックス右でフリーのドゥポワトルに枠の左隅にダイレクトシュートを打たれる。しかし、これはGKデ・ヘアが見事なワンハンドセーブではじき出し事なきを得た。

▽すると、直後の64分には右サイドでの細かい繋ぎから強引にボックス内へ切り込んだマタがゴールライン際で角度を付けたマイナスのクロスを供給。これをエレーラがボックス左でフリーのポグバにワンタッチで繋ぐと、フランス代表が地を這う右足のグラウンダーシュートをゴール左隅に突き刺した。

▽この2点目で相手の心を折ることに成功したユナイテッドは78分にもボックス手前中央でパスを受けたポグバが強烈な右足のミドルシュートを2点目と同じゴール左下隅に突き刺し、試合を決定づける3点目を奪った。

▽その後、マタに代えて18歳MFアンヘル・ゴメスを投入する余裕の采配を見せたユナイテッドだったが、88分には相手のセットプレーからマティアス・ヨルゲンセンにゴールを決められて6試合ぶりのクリーンシートはならず。それでも、モウリーニョ体制で不遇をかこったポグバの鮮烈な2ゴールで勝ち切ったユナイテッドが連勝を飾った。