川口能活氏が「サカつくRTW」の“Jリーグモード”実装発表会に登場! 気になった“J3”選手、印象深い監督は…?!
2018.12.13 23:00 Thu
▽13日、都内でスマートフォン用アプリ『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』(以下、サカつくRTW)のJリーグモード実装発表会が行われた。
▽サッカーゲームとしては初となる「J3」チームを実装した今回のJリーグモード。「J1」、「J2」も含めた54クラブが登場し、選手も900名以上が登場する。
▽発表会には、先日現役を引退し、日本代表としても活躍した川口能活氏が登場。『サカつくRTW』プロデューサーの山田理一郎氏は「同年代で、高校時代からスター選手でした。PK止められちゃうな」とコメント。同じくディレクターの宮崎伸周氏は「1つ下で、高校サッカーの頃から見ていました。すごいGKが現れたなと思っていました」と語った。

▽Jリーグモードには「J3」のクラブが搭載されていることについては、「J3でプレー経験がある選手にとって、J3の選手を取り上げられることは本当に嬉しいですし、選手にとってのモチベーションになります」と川口氏はコメント。山田プロデューサーは「サカつくは草の根、Jリーグの理念と合ったゲームなので、J3も入れないなと。J3のこの選手は良かったとか、成長したなというのをゲームから感じてもらっても良いのかな」と語った。
▽J3で気になった選手について聞かれた川口氏は、「J3のチームと戦っていたガンバ大阪U-23に2年前に居た堂安律選手ですね。対戦した時にゴールを決められてしまったんですが、衝撃を受けました。別格という感覚がありましたね」とコメント。現在はオランダのフローニンヘンで活躍し、日本代表でも活躍する堂安のJ3時代に衝撃を受けたと明かしてくれた。
▽サカつくのJリーグモードでは、育てた選手を世界の舞台で起用できる機能も搭載。これについて川口氏は「それがゲームで実現するというのは夢の様ですね。その選手が海外に飛び出していく。その選手のクラブ愛が強くなるでしょうし、Jクラブの価値が上がって、選手もさらにステップアップする。相乗効果が楽しみですね」とJリーグと世界のつながりをゲームで持てることに共感して居た。

▽また、日本と海外の良さについては「ハード面はスタジアムも新しかったりして設備が充実しています。海外の良さは、歴史ですね。スタジアムからも歴史を感じますし、街からも熱気を感じます。文化として根付いているので、プレー以外ですがそこにも歴史の違いを感じました」とし、それぞれの良さがあるということを強調した。
▽Jリーグモードでは、海外の選手をレンタル移籍で加入させることも可能となっている。川口氏が一番驚いた外国人選手は「1994年のアメリカ・ワールドカップで優勝したブラジル代表選手が来た時ですね。ドゥンガ、ジョルジーニョ、レオナルド…その辺りが来た時は、ジーコさんもそうでしたが、衝撃的でした。同じピッチに立っているだけで喜びでしかなかったです」とコメント。最近では、ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがもっとも驚いたそうで、「実は僕も凄く好きな選手です。性格も凄く良く、日本でも受け入れられる選手で、プレーは化け物の様です」とコメントした。
▽サカつくではフォーメーションコンボを搭載しており、監督特有のフォーメーションコンボを用意。選手の組み合わせでチームを最大化できるため、強い選手を集めるだけではない楽しさがある。川口氏にとっての印象的な監督は「トルシエさんですね」とコメント。「チーム内に競争を植え付けて居ました」と語り、当時の様子を明かしてくれた。「あの当時は予選がなかったので、長期に渡ってチーム作りをする必要があったので、競争を生み出していくことでチームを育てるコンセプトがあったと思います」と語った。

▽また、「選手たちは日韓ワールドカップのことが大事だったので、何を言われても気にして居ませんでした。日本代表に選ばれるために、トルシエ監督に何を言われようが、負けないという気持ちでやっていましたね」と当時の秘話も明かしてくれた。
▽『サカつくRTW』では、13日からJリーグモードを配信開始。その他、ユーザーからツイッターでレジェンド選手を募集する施策を実施。川口氏は「ディエゴ」と、元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏が欲しいとアピールした。また、ゲームには欠かせない秘書を決める、H(秘書)リーグの開催も発表。各地方を代表する8名の声優さんが秘書の座を争う戦いも始まり、声優の井上里奈さん、木村悠里さんが登場した。

▽井上さんは岐阜県出身で、FC岐阜のホームスタジアムである岐阜メモリアルセンター長良川競技場の近くが実家であると明かし、川口氏も所属した岐阜を追いかけているとのこと。一方の木村さんは岩手県出身で、サッカーが苦手だったものの、ベガルタ仙台の本拠地であるユアテックスタジアムに行ったことがキッカケで、サポーターの熱を感じ、ハマったと明かしていた。
▽サッカーゲームとしては初となる「J3」チームを実装した今回のJリーグモード。「J1」、「J2」も含めた54クラブが登場し、選手も900名以上が登場する。
▽発表会には、先日現役を引退し、日本代表としても活躍した川口能活氏が登場。『サカつくRTW』プロデューサーの山田理一郎氏は「同年代で、高校時代からスター選手でした。PK止められちゃうな」とコメント。同じくディレクターの宮崎伸周氏は「1つ下で、高校サッカーの頃から見ていました。すごいGKが現れたなと思っていました」と語った。

(C)CWS Brains,LTD
▽川口氏はサカつくについて、「サッカーゲームは自分でコントロールして選手を動かしますけど、サカつくは選手を選ぶ、チームを作るということが全然違うので、他の選手がやっているのを非常に興味深く見ていました」と明かした。▽J3で気になった選手について聞かれた川口氏は、「J3のチームと戦っていたガンバ大阪U-23に2年前に居た堂安律選手ですね。対戦した時にゴールを決められてしまったんですが、衝撃を受けました。別格という感覚がありましたね」とコメント。現在はオランダのフローニンヘンで活躍し、日本代表でも活躍する堂安のJ3時代に衝撃を受けたと明かしてくれた。
▽サカつくのJリーグモードでは、育てた選手を世界の舞台で起用できる機能も搭載。これについて川口氏は「それがゲームで実現するというのは夢の様ですね。その選手が海外に飛び出していく。その選手のクラブ愛が強くなるでしょうし、Jクラブの価値が上がって、選手もさらにステップアップする。相乗効果が楽しみですね」とJリーグと世界のつながりをゲームで持てることに共感して居た。
▽ポーツマス(イングランド)やノアシェラン(デンマーク)といった海外でもプレー経験がある川口氏。海外でのプレーは「世界は広いなと感じました。ただ、全てが日本が劣っているわけではないです。それぞれの良さがあるので、そこを尊重しつつ日本も自信を持って良いなと感じました」と語った。

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▽また、日本と海外の良さについては「ハード面はスタジアムも新しかったりして設備が充実しています。海外の良さは、歴史ですね。スタジアムからも歴史を感じますし、街からも熱気を感じます。文化として根付いているので、プレー以外ですがそこにも歴史の違いを感じました」とし、それぞれの良さがあるということを強調した。
▽Jリーグモードでは、海外の選手をレンタル移籍で加入させることも可能となっている。川口氏が一番驚いた外国人選手は「1994年のアメリカ・ワールドカップで優勝したブラジル代表選手が来た時ですね。ドゥンガ、ジョルジーニョ、レオナルド…その辺りが来た時は、ジーコさんもそうでしたが、衝撃的でした。同じピッチに立っているだけで喜びでしかなかったです」とコメント。最近では、ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがもっとも驚いたそうで、「実は僕も凄く好きな選手です。性格も凄く良く、日本でも受け入れられる選手で、プレーは化け物の様です」とコメントした。
▽サカつくではフォーメーションコンボを搭載しており、監督特有のフォーメーションコンボを用意。選手の組み合わせでチームを最大化できるため、強い選手を集めるだけではない楽しさがある。川口氏にとっての印象的な監督は「トルシエさんですね」とコメント。「チーム内に競争を植え付けて居ました」と語り、当時の様子を明かしてくれた。「あの当時は予選がなかったので、長期に渡ってチーム作りをする必要があったので、競争を生み出していくことでチームを育てるコンセプトがあったと思います」と語った。

(C)CWS Brains,LTD
▽また、「選手たちは日韓ワールドカップのことが大事だったので、何を言われても気にして居ませんでした。日本代表に選ばれるために、トルシエ監督に何を言われようが、負けないという気持ちでやっていましたね」と当時の秘話も明かしてくれた。
▽『サカつくRTW』では、13日からJリーグモードを配信開始。その他、ユーザーからツイッターでレジェンド選手を募集する施策を実施。川口氏は「ディエゴ」と、元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏が欲しいとアピールした。また、ゲームには欠かせない秘書を決める、H(秘書)リーグの開催も発表。各地方を代表する8名の声優さんが秘書の座を争う戦いも始まり、声優の井上里奈さん、木村悠里さんが登場した。

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▽井上さんは岐阜県出身で、FC岐阜のホームスタジアムである岐阜メモリアルセンター長良川競技場の近くが実家であると明かし、川口氏も所属した岐阜を追いかけているとのこと。一方の木村さんは岩手県出身で、サッカーが苦手だったものの、ベガルタ仙台の本拠地であるユアテックスタジアムに行ったことがキッカケで、サポーターの熱を感じ、ハマったと明かしていた。
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日本人6人目を獲得したサウサンプトン/六川亨の日本サッカー見聞録
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