主力投入バイエルン、4部相手に1点差勝利で3回戦進出《DFBポカール》

2018.10.31 06:41 Wed
Getty Images
バイエルンは30日、DFBポカール2回戦でレーディングハウゼンとのアウェイ戦に臨み、2-1で辛勝した。

▽1回戦でドロホターゼン・アッセルを下したバイエルンは、4部のレーディングハウゼンに対し、直近のマインツ戦のスタメンから4選手を変更。レヴァンドフスキやキミッヒをベンチスタートとしたものの、多くの主力を起用した。GKにノイアー、4バックにラフィーニャ、ジューレ、ハビ・マルティネス、アラバ、中盤アンカーにゴレツカ、インサイドにチアゴとレナト・サンチェス、3トップに右からミュラー、ワグナー、リベリと並べた。
▽試合は8分にあっさりバイエルンが先制する。ショートコーナーからラフィーニャの浮き球パスをボックス左のレナト・サンチェスがダイレクトで折り返すと、最後はワグナーがボレーで蹴り込んだ。

▽さらに11分、レナト・サンチェスがドリブルでボックス左に侵入したところで相手DFに倒されてPKを獲得。これをミュラーが決めて2-0とした。

▽余裕のバイエルンは22分にもPKを獲得する。分厚い攻めを見せ、ボックス内に侵入していたゴレツカが相手DFに倒された。しかし、キッカーのレナト・サンチェスはシュートをバーに当ててしまう。
▽その後もゴレツカやミュラーのシュートで3点目に迫ったバイエルンだったが、相手GKの好守に阻まれ、前半を2点のリードで終えた。

▽すると迎えた後半開始4分、右クロスからリヌス・マイヤーにスライディングシュートを決められてバイエルンは1点差に詰め寄られてしまう。

▽余裕のなくなったバイエルンが3点目を目指して攻め立てるも、64分のアラバの直接FKは右ポストを掠め、勝負を決め切れない。

▽それでも2-1で逃げ切ったバイエルンが3回戦へ進出している。

▽また、DF酒井高徳がフル出場し、FW伊藤達哉が95分から出場したハンブルガーSVはヴェーエンとのアウェイ戦に臨み、3-0で勝利している。

▽その他の30日に行われたDFBポカール2回戦の結果は以下の通り。

レーディングハウゼン 1-2 バイエルン
BSGライプツィヒ 0-3 パーダーボルン
ハノーファー 0-2 ヴォルフスブルク
ウルム 1-5 デュッセルドルフ
ダルムシュタット 0-2 ヘルタ・ベルリン
ハイデンハイム
ヴェーエン 0-3 ハンブルガーSV
アウグスブルク 3-2 マインツ

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バイエルンは16日、ドイツ代表MFアレクサンダル・パブロビッチ(20)との契約延長を発表した。新契約は2029年夏までの5年となる。 ミュンヘン生まれの若き中盤は7歳の頃からバイエルンでプレー。今季のブンデスリーガでトップチーム初出場を果たしてから、どんどんと出番を増やし、トータルで22試合2得点2アシストをマークした。 両親の国籍がセルビアとあって、そちらの代表入りも取り沙汰されたが、今年3月にドイツ代表から招集を受け、ユーロ2024の最終メンバーに。大会前のウクライナ代表戦で初キャップもマークした。 だが、直前に扁桃炎を患って無念の離脱。パブロビッチは「残念ながら、扁桃炎で自国開催のユーロに出る夢が叶わなかった」としつつ、バイエルンとの契約延長を喜び、決意を新たにした。 「それはすごく残念だけど、バイエルンとの契約を2029年夏まで延長できて嬉しく思う。これはバイエルンが僕のことを信頼してくれている証で、その期待に応えたい。バイエルンは僕のホーム。誇りに思い、幸せで、感謝している。このチームとともにトロフィーを掴み、個人としての成長も続けたい」 2024.06.16 17:55 Sun

人気銘柄オリーズ狙うチェルシー、バイエルンやニューカッスルと共にパレスに接触か…契約解除金約120億円準備の構え

クリスタル・パレスのU-23フランス代表MFマイケル・オリーズ(22)の獲得に向け、チェルシーなど複数クラブが動きを見せているようだ。『The Athletic』が報じた。 チームメイトのイングランド代表MFエベレチ・エゼ(25)と共に、ビッグクラブからの関心が絶えないオリーズ。今シーズンは2度の負傷離脱もあり、プレミアリーグで19試合のプレーにとどまったが、10ゴール6アシストと自己最高の成績を残した。 今夏のパリ・オリンピックを戦う25名のU-23代表候補メンバーに入ったなか、そんなオリーズ獲得に本格的に乗り出しているのが、昨夏も動いていたチェルシー。代理人との交渉の許可を求めるべく、パレスにコンタクトを取ったという。 また、チェルシーは6000万ポンド(約120億6000万円)程度とみられる契約解除金を用意する準備もあるとのこと。ほかにはバイエルンとニューカッスルもパレスに接触済みで、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティも22歳の俊英に関心を示している。 昨夏のオリーズは、チェルシー行きが迫っていたなかでパレスとの契約延長を決断。現行契約を2027年6月まで残す一方、今夏も自らの将来について考えを巡らせることになりそうだ。 2024.06.14 16:11 Fri

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来季DFBポカール1回戦の組み合わせ決定! 連覇狙うレバークーゼンは4部と激突

2024-25シーズンのDFBポカール1回戦の組み合わせが決定した。 今シーズンはブンデスリーガに続きレバークーゼンの優勝に終わったポカール。 大会連覇を狙う王者レバークーゼンは4部のカールツァイス・イェーナとの対戦が決定。覇権奪還を目指すバイエルンやドルトムント、RBライプツィヒといった強豪チームはSSVウルム(2部)、フェーニクス・リューベック(4部)、ロートヴァイス・エッセン(3)といったクラブと激突することになった。 なお、1回戦は2024年8月16~19日の期間に開催予定。ただ、DFLスーパーカップに出場するレバークーゼンとシュツットガルトの試合は同月27.28日に行われる。 ◆2024-25 DFBポカール1回戦 ▽8/16~19 ディナモ・ドレスデン(3) vs デュッセルドルフ(2) アルミニア・ビーレフェルト(3) vs ハノーファー(2) ヤーン・レーゲンスブルク(2) vs ボーフム ブラウンシュヴァイク(2) vs フランクフルト エルツゲビルゲ・アウエ(3) vs ボルシアMG シュポルトフロインデ・ロッテ(5) vs カールスルーエ(2) ブレーマーSV(4) vs パーダーボルン(2) SVメッペン(4) vs ハンブルガーSV(2) ヴュルツブルガー・キッカーズ(4) vs ホッフェンハイム フェーニクス・リューベック(4) vs ドルトムント ヒルデスハイム(5) vs エルフェアスベルク(2) FC08フィリンゲン(5) vs ハイデンハイム ザールブリュッケン(3) vs ニュルンベルク(2) エネルギー・コットブス(3) vs ブレーメン TuSコブレンツ(4) vs ヴォルフスブルク ロートヴァイス・エッセン(3) vs RBライプツィヒ ヴェーエン・ヴィースバーデン(3) vs マインツ インゴルシュタット(3) vs カイザースラウテルン(2) SVザントハウゼン(3) vs ケルン(2) SSVウルム(2) vs バイエルン キッカーズ・オッフェンバッハ(4) vs マクデブルク(2) VfRアーレン(4) vs シャルケ(2) ハンザ・ロストック(3) vs ヘルタ・ベルリン(2) ハレシャーFC(4) vs ザンクト・パウリ オスナブリュック(3) vs フライブルク グライフスヴァルトFC(4) vs ウニオン・ベルリン ショット・マインツ(4) vs グロイター・フュルト(2) テウトニア・オッテンセン(4) vs ダルムシュタット(2) ヴィクトリア1889ベルリン(4) vs アウグスブルク アレマニア・アーヘン(4) vs ホルシュタイン・キール ▽8/27.28 プロイセン・ミュンスター(2) vs シュツットガルト カールツァイス・イェーナ(4) vs レバークーゼン 2024.06.04 15:22 Tue

国内無敗で2冠達成のレバークーゼン、シャビ・アロンソ監督は誇らしげ「大成功の物語」

レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が2つ目のタイトル獲得を振り返った。ブンデスリーガ公式サイトが伝えた。 ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げたものの、ヨーロッパリーグ(EL)決勝ではアタランタに敗れたレバークーゼン。今シーズンの公式戦無敗記録が「51」で途絶えたなか、2冠を目指して25日のDFBポカール決勝に臨んだ。 相手は2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)所属ながら決勝まで勝ち上がってきた名門カイザースラウテルン。レバークーゼンは17分、スイス代表MFグラニト・ジャカのミドルシュートで先制する。 しかし、前半終了間際には足裏で相手を踏みつけてしまったコートジボワール代表DFオディロン・コヌスが2枚目のイエローカードを受けて退場に。数的不利で後半を迎えたが、1点を最後まで守りきり、国内無敗を維持して1992-93シーズン以来2度目の優勝を果たした。 アロンソ監督は退場者を出しながら2つ目のタイトルを勝ち取ったチームを称賛。今シーズン全体も振り返り、「大成功」と評価した。 「1人退場しながらも、クラブ、ファン、コーチ陣、そして選手たち自身のために我々はよく戦った。ハーフタイム中に話し合い、試合にさらなるスピードをもたらした。まさにチーム全体で見せたパフォーマンスだった」 「最も重要なのは選手たちの信念だ。彼らは戦う準備ができていたし、見事にそれをやり遂げた。私は本当に誇りに思っている。我々は2冠に大いに値するし、大成功の物語だ」 「今シーズンがいかに素晴らしかったかを理解するにはもう少し時間が必要だ。今はこの瞬間を楽しまなければならない。選手全員が自分の役割を果たした。それは私にとって非常に重要なことだった」 2024.05.26 10:11 Sun

“国内無敗”のレバークーゼンがシーズン2冠! 退場者出すも“ジャカ砲”で奪った1点守り抜く【DFBポカール】

DFBポカール決勝のカイザースラウテルンvsレバークーゼンが25日にベルリン・オリンピアシュタディオンで行われ、0-1で勝利したレバークーゼンが1992–93シーズン以来2度目の優勝を果たした。 1990年代に2度のブンデスリーガ、DFBポカール制覇を成し遂げた名門カイザースラウテルン。2011-12シーズンの降格以降は2部、3部で苦闘が続き、今季の2.ブンデスリーガでも13位フィニッシュ。それでも、今大会はケルンを除き同カテゴリーか下部カテゴリーと組み合わせに恵まれた中、準決勝ではバイエルン、フランクフルト、ボルシアMGを連破したザールブリュッケンの快進撃をストップ。見事にファイナル進出を果たした。 一方、先日にブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げたレバークーゼン。直近のヨーロッパリーグ決勝でアタランタに0-3で敗れ、開幕からの公式戦無敗が「51」でストップした中、シーズン2冠を目指して1992–93シーズン以来2度目の同タイトルを狙った。シャビ・アロンソ監督はアタランタ戦から先発5人を変更。アンドリッヒやコスヌを復帰させ、前線は1トップのシックの下にヴィルツ、ホフマンを並べた。 立ち上がりは臆せずにアグレッシブに入ったカイザースラウテルンのぺースに。4分にはボックス右のハンスリックが際どいシュートを放つが、ここはGKフラデツキーの好守に阻まれた。 これに対して時間の経過と共にエンジンがかかり始めたブンデスリーガ王者は、自慢の両ウイングバックを起点に2シャドーが絡む形でチャンスを作り始める。そして、17分にはペナルティアーク付近で仕掛けたヴィルツが引っかけられたこぼれに反応したジャカが圧巻の左足ミドルシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺し、自分たちの流れの中で先制に成功した。 “ジャカ砲”によって先手を奪ったレバークーゼンは、以降も安定したボール保持でゲームをコントロール。ライン間でボールを引き出す2シャドーが良い形でアクセントを付けると、ボックス付近で駆け引きを繰り返すシックが幾度となく際どいシーンに顔を出す。 ただ、カイザースラウテルンが最後の局面で粘りの対応をみせて1点差を維持すると、前半終了間際に試合の流れを左右するアクシデント発生。 立ち上がりに1枚イエローカードをもらっていたコスヌが故意ではなかったものの、相手の足を足裏で踏みつける形で2枚目のイエローカードをもらって退場に。これで数的優位を手にしたカイザースラウテルンは前半アディショナルタイムに厚みのある攻撃からボックス右のラシュルが決定的なシュートを放ったが、これはわずかに枠の左へ外れた。 迎えた後半、シャビ・アロンソ監督はハーフタイムで2枚替えを敢行。シックに代えてスタニシッチ、ホフマンに代えてアドリを投入。これでアドリを最前線に配した[4-4-1]に変更し、フリンポンとヴィルツが中盤のサイドに入った。 後半も数的不利のレバークーゼンがボールの主導権を握ったが、カイザースラウテルンも決定機を創出。59分、ペナルティアーク付近でボールを受けた途中投入のアヘが鋭い右足のシュートを枠の左に飛ばすが、これはGKフラデツキーのビッグセーブに遭う。 後半半ば以降は試合が膠着。75分にはレバークーゼンの鋭いカウンターが発動するが、ボックス右に持ち込んだフリンポンはシュートではなく中への折り返しを選択してしまい、絶好の追加点のチャンスを逃した。 その後、カイザースラウテルンは攻撃的な選手を次々に投入して最後の勝負に出るが、高い集中力を示すレバークーゼンの堅守を最後までこじ開けることはできず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、アタランタ戦での今季初黒星を払しょくしたレバークーゼンが国内無敗締めでシーズン2冠を達成した。 2024.05.26 05:05 Sun

レバークーゼンが田中碧欠場のデュッセルドルフに快勝、国内2冠に迫る【DFBポカール】

DFBポカール準決勝、レバークーゼンvsデュッセルドルフが3日に行われ、4-0でレバークーゼンが快勝した。デュッセルドルフのMF田中碧とDF内野貴史は欠場している。 準々決勝でシュツットガルトを下したレバークーゼンと、ザンクト・パウリをPK戦の末に下した2部デュッセルドルフによる決勝進出を懸けた一戦。 田中が急性虫垂炎で欠場となったデュッセルドルフに対し、シック、ヴィルツ、アドリの1トップ2シャドーで臨んだレバークーゼンが立ち上がりから押し込むと7分に先制する。ジャカのパスが流れ、ボックス右のフリンポンがダイレクトで蹴り込んだ。 さらに20分、ロングカウンターに転じたレバークーゼンはヴィルツのパスを受けたアドリがボックス左まで持ち上がってシュートを決めきり追加点。 そして36分には3点目。相手GKのパスをアンドリッヒがカットした流れから、アドリのラストパスを受けたヴィルツがシュートを蹴り込んだ。 前半で勝負を決めたレバークーゼンが迎えた後半も押し込む流れとした中、54分にツォリスに枠内シュートを打たれたもののGKコヴァルがセーブ。 すると57分、シックのヘディングシュートが相手DFの手に当たってVARの末にPK判定に。これをヴィルツが決めて4-0とした。 余裕のレバークーゼンは65分にヴィルツやシックをお役御免とし、負傷明けのボニフェイスを投入。終盤にかけても危なげなく試合を締め、4-0で快勝。 カイザースラウテルンの待つ決勝に進出し、国内2冠に迫っている。 2024.04.04 05:43 Thu

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ユーロ開幕直前でドイツ代表に変更、扁桃炎のパブロビッチに代わりベテランのジャンを招集…ナーゲルスマン監督「6番が欲しかった」

ドイツサッカー連盟(DFB)は12日、ユーロ2024に臨むドイツ代表に招集されていたMFアレクサンダル・パブロビッチ(20)の離脱を発表した。 なお、代わりにドルトムントのMFエムレ・ジャン(30)を追加招集することも発表されている。 パブロビッチは、これまでも悩まされていた扁桃炎を患っており、チームから離脱。ユーロ本大会も間に合わないとされ、チームを離れることが確定した。 2023-24シーズンはブンデスリーガで19試合に出場し2ゴール2アシスト。チャンピオンズリーグ(CL)でも3試合に出場し、その才能が高く評価。ユリアン・ナーゲルスマン監督に指名され、ユーロ本大会メンバーに入ることとなった。 しかし、7日に行われたギリシャ代表との試合後に宿舎には戻らず、トレーニングも欠席。扁桃炎のために復帰ができないことが決定した。 一方で、追加招集を受けたジャンは、ドイツ代表として43キャップを持つベテラン。2023-24シーズンはブンデスリーガで25試合2ゴール2アシスト。CLではチームが決勝に進出するのを助け11試合に出場していた。 ナーゲルスマン監督はジャンの追加招集について「我々はチームに6番(アンカー)の選手が欲しかったのでエムレ・ジャンを指名することにした。彼はすぐに熱意とチームへの参加意欲を示した。我々はチームにもう1人、多くのプレーができる選手が欲しかった」とコメント。チームの穴を補うに余りある選手と評価した。 2024.06.13 00:32 Thu
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期待の新鋭パブロビッチがユーロ初戦欠場へ…3月にも苦しんだ扁桃炎が再発

ドイツ代表MFアレクサンダル・パブロビッチが、ユーロ2024開幕戦を欠場する見通しとなったようだ。 バイエルンの下部組織出身であるパブロビッチは、昨年10月にファーストチームデビュー。確かな技術と戦術眼によって瞬く間にポジションを掴むと、今シーズンは公式戦25試合2ゴール2アシストの成績を残した。 こうした活躍もあり、パブロビッチは母国開催となるユーロ2024に向けたドイツ代表のメンバーにも選出。14日に行われるスコットランド代表との開幕戦でも、活躍が期待されていた。 しかし、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、パブロビッチは扁桃炎によってスコットランド代表戦は欠場する予定とのこと。選手は3月にも扁桃炎で代表デビューが先送りとなっていたが、再び再発する形となってしまったようだ。 パブロビッチ自身もこの問題の解決に動いており、先週にはユーロ後に扁桃腺摘出の手術を検討しているともコメント。スコットランド戦以降については現時点で定かになっていないが、少しでも早くチームに復帰することが期待されている。 2024.06.12 12:00 Wed
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バイエルンはなぜ伊藤洋輝を獲得した? クラブ幹部が高評価「我々が望む全てを備えている」「更なる可能性があると確信」

バイエルンは13日、シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(25)を完全移籍で獲得。2028年夏までの4年契約を結んだ。 電撃的に決定した伊藤の移籍。突如としてバイエルンが移籍先に浮上すると、あっという間の契約締結となった。 2021年夏にジュビロ磐田からシュツットガルトにレンタル移籍で加入すると、U-23チームに合流するはずがプレシーズンのパフォーマンスを受けてファーストチームに帯同。そのままポジションを掴むと、ブンデスリーガで成長しながらシュツットガルトの守備を支えていく。 2022年夏には完全移籍。加入から2シーズン続けて厳しい残留争いを経験したが、2023-24シーズンはチームが好転。最終的には2位でフィニッシュし、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。伊藤もブンデスリーガで26試合に出場し2アシストを記録していた。 センターバックとサイドバックでプレーできる伊藤。バイエルンは契約解除金の3000万ユーロ(約50億8000万円)を支払ったとされているが、クラブ幹部が伊藤を高く評価していると語った。 スポーツ部門の責任者を務めるマックス・エバール氏は伊藤について言及。過去3年間の経験が生きるとした。 「バイエルンとして、伊藤洋輝を獲得できたことを嬉しく思う。我々は新鮮なエネルギーをもたらしてくれる、ハングリー精神のある選手を求めている」 「ヒロキは、我々が望む全てを備えている。彼はチャレンジを受け入れ、それを克服し、ゲームの中で自分の道を歩み続けられる選手だ」 「25歳にしてすでに多くの経験があり、降格プレーオフであろうと、チャンピオンズリーグであろうと、プレッシャーに耐えることができる。彼はすぐに我々のチームを強くしてくれるだろう」 また、同じくスポーツ・ディレクターのクリストフ・フロイント氏も伊藤を高く評価。守備の万能ぶりと、更なる成長を期待した。 「ヒロキはシュツットガルトで信頼性の象徴だった。トップレベルで安定したパフォーマンスを発揮し、いくつかのビッグクラブの注目を集めた」 「ヒロキは背が高く、アグレッシブで、左足の強みがあり、パスゲームにも優れている。左サイドでも中央でもプレーできるため、守備でも万能だ」 「若い選手としてドイツに来て、大きな成長を遂げており、彼にはまだ更なる可能性があると確信している」 3バックでも4バックでもプレーでき、中央でもサイドでもプレーできる伊藤。ヴァンサン・コンパニ監督率いる新たなバイエルンで、どのような存在感を見せるのか注目が集まる。 2024.06.14 09:35 Fri

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