ロ・セルソの1G1Aで乾不出場のベティスがミランを敵地で撃破し首位浮上《EL》

2018.10.26 03:56 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)・グループF第3節、ミランvsベティスが25日に行われ、1-2でベティスが勝利した。ベティスのMF乾貴士はベンチ入りも出場はしなかった。

▽前節オリンピアコス戦を3-1と逆転勝利してグループステージ2連勝としたミランは、0-1で敗れた直近のインテルとのミラノ・ダービーのスタメンから6選手を変更。スソやチャルハノール、GKドンナルンマらに代えてカスティジェホやボリーニ、バカヨコといった控えメンバーがスタメンとなった。

▽一方、前節デュドランジュ戦を3-0と快勝して1勝1分けとしたベティスは、0-1と敗れた直近のバジャドリー戦のスタメンから4選手を変更。乾やブデブス、負傷したハビ・ガルシアらに代えてサナブリアやセルヒオ・レオン、ロ・セルソらを起用した。
▽3トップに右からカスティジェホ、イグアイン、ボリーニと起用したミランに対し、 [3-5-2]を採用したベティスがポゼッションする流れで推移した中、17分にバラガンのヘディングシュートでミランゴールに迫った。

▽すると30分、押し込むベティスが順当に先制した。ボックス左に侵入したロ・セルソのクロスをサナブリアが押し込んだ。続く33分にも左クロスを受けたサナブリアがネットを揺らすも、これはオフサイドに阻まれる。
▽攻勢に出るベティスは38分、サナブリアが左クロスに対してボレーで合わせたが、シュートは枠を外してしまう。

▽見せ場のないミランは前半終了間際の45分、イグアインがディフェンスラインの裏を取ってGKと一対一となり、交わしてシュートに持ち込んだが、戻ったDFに対応されてブロックされてしまった。

▽劣勢を強いられたミランは後半からバカヨコとボリーニに代えてスソとクトローネを投入。カスティジェホがインサイドMFに下がり、クトローネが左ウイングに、スソが右ウイングに入った。

▽それでも後半開始4分にフィルポのミドルシュートで牽制したベティスが、55分に突き放した。ボックス手前中央でボールを持ったロ・セルソが左足でゴール左上に見事なコントロールシュートを蹴り込んだ。

▽意気消沈して攻撃に移れないミランは、73分に個人技でゴールに迫る。ボックス手前中央でボールを持ったカスティジェホが左足を一閃。強烈なシュートが右ポストを直撃した。

▽すると83分、ミランが1点を返す。ボックス右で縦へ仕掛けたカスティジェホのクロスをクトローネが押し込んだ。

▽終盤にかけてミランが攻勢に出る流れとなったが、追加タイム4分に悪質なスライディングタックルを見舞ったカスティジェホが一発退場となり、万事休す。ベティスが逃げ切り、首位に浮上している。

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