先制点お膳立ての堂安律、バー&ポスト直撃シュートなど存在感発揮も…フローニンヘンは勝利ならず《エールディビジ》

2018.10.21 23:23 Sun
日本代表MF堂安律の所属するフローニンヘンは21日、エールディビジ第9節でヘラクレスと対戦した。

ここまで5勝1分け2敗で4位につけるヘラクレスと、同1勝1分け6敗で17位と苦しむフローニンヘンが激突。日本代表戦から戻ってきた堂安はトップ下で出場した。

いつも通りチームの攻撃の起点としてボールを集める堂安は、12分にビッグチャンスを迎える。マヒのボールを受けた堂安がボックス右で相手DFを翻弄してシュート。しかし、これは惜しくもクロスバー直撃でゴールとはならない。

それでも堂安は、直後の14分にゴールをお膳立てする。ボックス右手前で堂安からボールを受けたマヒが巧みな仕掛けで2選手をかわしてシュートに持ち込む。これがゴール右に決まり、フローニンヘンが先行した。

フローニンヘンは25分にダルマウにゴールを奪われて追いつかれると、34分にはウィエリクのファウルでPKを献上。しかし、VARでの検証の結果、主審はこの判定を取り消した。

すると前半終了間際、バイタルエリアでマヒからボールを受けた堂安がボックス内で仕掛けると、後方から倒されてPKを獲得。しかし、VARの判定により、堂安ではなくその直前でマヒのハンドがあったとされ、再びPKが取り消された。

迎えた後半、フローニンヘンは早々に再びダルマウにゴールを奪われて失点。そこから反撃に出たフローニンヘンは、73分にまたも“ホットライン”。ボックス右のマヒからゴールエリア右でボールを受けた堂安がすぐさまシュートに持ち込んだが、今度はポストに阻まれて得点とはならない。

結局、78分に3失点目を喫し、アディショナルタイムにも直接FKから失点したフローニンヘンはそのまま敗戦。堂安はインパクトを残したが、チームは今季7敗目を喫している。

提供:goal.com

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