【CLグループ第2節プレビュー②】スパーズvsバルサ、ナポリvsリバプールのビッグマッチ開催

2018.10.03 17:00 Wed
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▽チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージの第2節が3日に開催される。ここではA~Dの第2節のマッチプレビューを紹介していく。

★CLグループステージ第2節
▽10/3(水)

《25:55》
◆グループC
パリ・サンジェルマン vs ツルヴェナ・ズヴェズダ
◆グループD
ロコモティフ・モスクワ vs シャルケ

《28:00》
◆グループA
アトレティコ・マドリー vs クラブ・ブルージュ
ドルトムント vs モナコ
◆グループB
トッテナム vs バルセロナ
PSV vs インテル

◆グループC
ナポリ vs リバプール

◆グループD
ポルト vs ガラタサライ
◆グループA:2位を争うドルトムントvsモナコ開催
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▽グループの本命と見られるアトレティコ・マドリーが、モナコに2-1と逆転勝利を飾って白星スタートとし、ドルトムントがグループ最弱と見られるクラブ・ブルージュに1-0と辛勝したグループA。迎える第2節では2位の座を争うであろうドルトムントとモナコが激突する。

▽クラブ・ブルージュとの初戦では終盤に生まれたプリシッチの幸運弾で辛勝スタートとしたドルトムントは、その後のブンデスリーガで2勝1分けと好結果を残している。とりわけ攻撃陣が好調を維持しており、ニュルンベルク戦で7ゴール、直近のレバークーゼン戦で4ゴールと爆発している。この勢いのままモナコを飲み込めるか。クラブ・ブルージュ戦で途中出場したものの、その後のリーグ戦で出番を失った香川は負傷のため欠場とのことだ。

▽対するモナコはアトレティコ相手に先制しながらも実力差を示されて逆転負けを喫した。その後のリーグ・アンでも1分け2敗と苦戦が続いており、不振から抜け出せずにいる。ここで落とすとグループ突破が厳しくなるが、持ち堪えられるか。

▽順当に白星スタートとしたアトレティコは、徐々に調子を上げ、その後のリーガで2勝1分けと好調。とりわけ守備陣が昨季の堅守を取り戻しており、リーグ戦ここ3試合で無失点となっている。直近のレアル・マドリーとのダービーで疲弊しているだろうが、グループ最弱のクラブ・ブルージュ戦は確実に勝利したい。

◆グループB:不調バルサvs復調スパーズ
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▽本命のバルセロナが順当にPSVを下した中、そのバルセロナを追うインテルとトッテナムのビッグマッチは、終盤に生まれたイカルディのスーパーボレーと追加タイムのヴェシーノ弾でインテルが逆転勝利を飾った。迎える第2節ではトッテナムとバルセロナが激突する。

▽インテル相手に敵地で主導権を握りながらも1-2と逆転負けを喫したトッテナムは、その後の公式戦3試合を内容こそ芳しくないものの、3連勝と好結果を残している。とりわけエースのケインはリーグ戦ここ2試合で3ゴールと復調しており、バルセロナ戦に向けて期待が持てる状況だ。チャンスメーカーのデレ・アリとエリクセンを負傷で欠く中、ケインはゴールを奪えるか。ここで敗れるとグループステージ突破が苦しくなるだけに勝ち点を取っておきたい。

▽対するバルセロナはメッシのハットトリックでPSVを4-0と撃破し快勝スタートを切った。しかし、その後のリーガ3試合ではジローナやレガネスといった格下相手に2分け1敗とまさかの躓きを見せている。とりわけ守備陣が集中を欠く場面が散見されて安い失点を与えており、トッテナム戦に向けて改善が求められる状況となっている。悪い流れを断ち切るためにもここで好結果を残しておきたい。

▽トッテナム戦を制して白星スタートを切ったインテルは、その後のセリエAを3連勝と波に乗っている。内容こそ芳しくないが、サンプドリアやフィオレンティーナといった難敵を撃破し、直近のカリアリ戦ではイカルディやシュクリニアルを温存した中、新戦力のL・マルディネスとポリターノ弾で勝利と、良い流れとなっている。その勢いのまま、アウェイでのPSV戦を制したい。

◆グループC:打ち合い必至のナポリvsリバプール
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▽開幕節屈指の注目カードだったリバプールとパリ・サンジェルマン(PSG)のビッグマッチは、フィルミノの追加タイム弾でリバプールが3-2と制した。一方、2強を追うナポリはツルヴェナ・ズヴェズダにまさかのドローに終わり、早くも暗雲が垂れ込めている。迎える第2節ではナポリvsリバプールのビッグマッチが開催される。

▽必勝のツルヴェナ戦を引き分けたナポリは、その後のセリエAでトリノ、パルマにインシーニェとミリクの活躍で連勝とした。しかし、直近のユベントスとのビッグマッチでは1-3と完敗し、良い流れを断ち切られた。そんな中で迎えるリバプールとのホームゲームで結果を残しておきたいところだが、打ち合いが予想される一戦を制すことはできるか。

▽対するリバプールはPSGに内容で上回り、順当な勝利を手にした。その後の公式戦ではチェルシーとの連戦があった中で1勝1分け1敗とまずまずの成績を残し、好調を維持している。とりわけ直近のチェルシーとのリーグ戦では終盤に生まれたスタリッジのスーパーミドル弾で同点に追いついており、良い流れでナポリ戦を迎えられている。ここで勝利できれば今後のグループ内での主導権を握れるだけに叩いておきたいところだ。

▽クロップ監督との師弟対決に敗れてリバプールに黒星スタートとなったトゥヘル監督率いるPSGは、その後のリーグ・アンでは全て3ゴールを挙げての3連勝と、リバプール戦の敗戦を感じさせない戦いぶりを見せている。まずはグループ最弱のツルヴェナを下して1勝を挙げておきたい。

◆グループD:長友ガラタサライは連勝懸けてポルトとのアウェイ戦
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▽今大会最も地味なグループは、DF長友佑都の所属するガラタサライがロコモティフ・モスクワを下して白星スタートを切り、ポルトとシャルケが引き分けスタートとなった。迎える第2節、連勝を目指すガラタサライはポルトとアウェイで対戦する。

▽ロコモティフ相手に長友の守備面での活躍もあって終わってみれば3-0と快勝したガラタサライは、CL常連のポルトを下せばグループステージ突破が近付くだけに、勝利が欲しい一戦となる。MFフェルナンド、DFマイコンら古巣対戦となるブラジル人プレーヤーの活躍に期待だ。

▽不運なPK2本で1-1の引き分けスタートとなったシャルケは、ブンデスリーガでは直近のマインツ戦を1-0と辛勝して開幕からの連敗を5で止めた。悪い流れを断ち切った中、リーグ戦ここ3試合で2勝1敗と復調気配のロシア王者ロコモティフを下して初勝利となるか。

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