トッティ氏「獲得タイトルは多くないが、ローマで生涯プレーできたことが最大の勝利」

2018.09.24 18:25 Mon
ローマで幹部を務めるフランチェスコ・トッティ氏が23日、イタリア国営放送『Rai』のテレビ番組『ケ・テンポ・ファ』に出演した。トッティ氏は、キャリアを通してローマでプレーできたことを誇った。

27日に42歳の誕生日を迎えるローマのレジェンドは、まもなくイタリアで出版される自伝本の宣伝のためにテレビ番組に出演し、昨年5月の現役引退の日を振り返った。約25年間にわたったローマでのキャリアだが、引退の日は特別なものだったようだ。

「25年のキャリアを過ごした中でも、別れの日は別物だった。唯一、ローマのユニフォームを着てキャリアを終えたいと願っていた通り、終わりのときが来たと自覚していた。移籍をするチャンスはあったが、最終的にローマへの愛が勝った。タイトルはあまり獲得できなかったが、(ローマで生涯プレーできたことこそ)最大の勝利だと思う。私は恵まれていると思う」

「(別れの挨拶は)1カ月前から(妻の)イラリーと話し合って、簡単なものにしたいと思っていた。結局、内容を少し削って、サポーターへの私の愛が伝わるようにした。読み上げるのは簡単ではなかった。家に1人でいるときでも、読みながら泣いてしまったよ。子供たちに見られないようにしていたが、無理だったよ」

またトッティ氏は、ローマの下部組織でプレーする長男のクリスティアン・トッティ君にも言及している。クリスティアン君は先日、試合中に相手チームのGKが倒れこんだ際、シュートチャンスをあきらめ、相手を気遣ったとして各紙から称賛された。ローマのレジェンドは、息子が「やるべきことをしただけ」と説明したが、「私だったら先にゴールを決めてしまっただろう」と明かしている。


提供:goal.com

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