ウィリアン弾でチェルシーが公式戦6連勝! モラタ筆頭に決定力欠くもEL白星スタート《EL》

2018.09.21 04:18 Fri
Getty Images
▽ヨーロッパリーグ(EL)のグループL第1節のPAOKvsチェルシーが20日に行われ、アウェイのチェルシーが1-0で勝利した。

▽2012-13シーズン以来、2度目のEL制覇を目指すチェルシーは国内リーグで開幕5連勝とサッリ新監督の下でロケットスタートを飾った。絶好調のチームはギリシャの強豪PAOKとの今季EL初戦に向けてアザールとダビド・ルイスの主力2選手を招集外としたものの、守護神ケパやカンテ、マルコス・アロンソ、ジョルジーニョ、ウィリアン、モラタなど主力を起用してきた。

▽開始直後こそ相手のプレッシャーに晒されたチェルシーだったが、開始7分にいきなり先制点を奪う。最後尾のリュディガーからの縦パスをスイッチに中盤へ下りてきたモラタ、ジョルジーニョのダイレクトパスで中央の密集をすり抜けたバークリーが中央突破。そして、ボックス手前で左を並走するウィリアンにラストパスを通すと、ウィリアンの右足シュートはGKに触られるもボールはそのままネットを揺らした。
▽幸先良く先制に成功したチェルシーは相手のプレスを巧みなボール回しでいなしながら試合をコントロール。遅攻と背後へのフィードを効果的に使い分けながら追加点を目指す。しかし、モラタが再三のシュートチャンスを枠に飛ばせない。38分にはマルコス・アロンソのスルーパスに抜け出したペドロがボックス右でGKと一対一になるが、今度は相手GKの好守に阻まれた。

▽圧倒的に試合を支配しながらも追加点を奪えずに後半を迎えたチェルシーは立ち上がりから攻勢を仕掛けるが、ウィリアンやバークリーのシュートはゴールに繋がらない。65分にはジョルジーニョ、マルコス・アロンソを下げてセスク、アスピリクエタを同時投入し、週末のリーグ戦を睨みつつ選手交代で流れに変化を加えようとする。

▽その後もアタッキングサードで苦戦が続くチェルシーは81分に精彩を欠いたモラタを下げてジルーを投入する。だが、終盤にかけてようやく攻勢を見せたPAOK相手に逆に押し込まれる展開を強いられる。さらに試合最終盤にはカウンターで相手ゴールに迫ったペドロが相手選手との交錯で肩を痛めるアクシデントも発生。すでに交代枠を使い切ったアウェイチームは10人での戦いを強いられたが、相手の攻撃を無難に凌ぎ切った。
▽モラタを筆頭に決定力不足を露呈したものの敵地で勝ち切ったチェルシーが開幕から公式戦6連勝を達成し、今季ELを白星でスタートした。

▽また、同日行われたグループLのもう1試合、ヴィディvsBATEボリソフは、アウェイのBATEボリソフが2-0で勝利した。

▽ハンガリーの強豪とベラルーシの強豪による東欧勢同士の一戦は、拮抗した攻防が繰り広げられたが、27分にトゥオミネン、85分にフィリペンコがゴールを挙げたBATEボリソフが試合終了間際に退場者を出したものの敵地で2-0の勝利を収めた。

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