堂安律はフローニンゲンで欠かせぬ存在…ロシアから高額オファーも断固拒否

2018.08.23 12:53 Thu
フローニンヘンにとって、MF堂安律は欠かせない存在となっているようだ。今夏CSKAモスクワがオファーを送ったものの、拒絶していたという。

昨シーズン、ガンバ大阪からフローニンヘンへローンで加入した堂安。欧州挑戦1年目ながら、全公式戦31試合に出場して2桁得点を記録するなど目覚ましい活躍を残した。そして5月、同クラブは200万ユーロ(当時約2億6500万円)での買取オプションを行使し、20歳の同選手を完全移籍でチームにとどめている。

オランダ・エールディヴィジの注目の若手選手の1人として評価を高める堂安は、買取オプションを行使する際にマンチェスター・シティが保有権の獲得に動くなど、世界中のビッグクラブも注目している。さらに、今夏の移籍市場で本田圭佑が活躍したロシアの強豪CSKAが獲得に動いたことが明らかに。ロシアのクラブは高額なオファーを送ったものの、フローニンゲン側は堂安の放出を拒否したようだ。

CEOを務めるハンス・ナイラント氏は、オランダ『RTV Noord』で「堂安で大きな資金を得られる可能性はあるが、我々は彼を売ったりはしない」とヨーロッパ各国から脚光を浴びる同選手の売却を全面的に否定した。

「堂安はエールディヴィジで最高のタレントの1人で、ビッグクラブであるCSKAが我々の選手に興味を持ってくれたことはスカウト陣への最高の賛辞だ。1人の選手に1000万ユーロ(約12億8000万円)ものオファーが届いたとき、いつでも心が揺らいでしまう。しかし、完全移籍で獲得した選手が同じ移籍市場でクラブから離れるなんて奇妙なことだ」

「この移籍を議論する必要は今のところないと私は考えている。堂安と彼の代理人と話し、この移籍話はゲームオーバーだと伝えた。堂安も今はフローニンゲンと日本代表のことだけを考えたいと話してくれた」

フローニンゲンで確固たる地位を築く堂安。開幕戦でいきなりゴールを奪った20歳は、昨季を上回る活躍を残せるだろうか。


提供:goal.com

フローニンヘンの関連記事

オランダ1部・エールディビジでも有数のGKに、中東イランの強豪クラブから好条件で契約オファーが届いたという。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 欧州5大リーグに準ずるオランダのトップディビジョン、エールディビジ。この舞台で今季確かな評価を確立し、王者PSVやフェイエノールトも獲得 2024.06.21 12:30 Fri
10日、エールステ・ディビジ(オランダ2部)の最終節が行われた。 既にヴィレムⅡの優勝とエールディビジ昇格が決まっていたエールステ・ディビジ。2位の座を争うローダとフローニンヘンが最終節で直接対決するという異例の事態が起きた。 2位で最終節を迎えたローダは、勝ち点75、得失点差「+35」という成績。3位のフ 2024.05.11 23:12 Sat
ミランが補強に成功した。オランダ『Algemeen Dagblad』が報じた。 メジャーリーグ・サッカー(MLS)行きが加速しているフランス代表FWオリヴィエ・ジルーの後釜探しなど、来シーズンに向けた選手補強を画策しているミラン。その一方、スカウト陣の強化に成功したようで、フローニンヘンのスカウト部長を務めるオル 2024.03.26 17:37 Tue
日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトはKNVBカップで決勝進出を果たした。 2017-18シーズン以来の優勝を目指すフェイエノールトは2月29日の準決勝でフローニンヘン(オランダ2部)と対戦。上田に先発チャンスが巡った試合となるなか、先制を許したが、後半の2ゴールでひっくり返し、2-1で勝利した。 2024.03.01 18:45 Fri
IFKヨーテボリは25日、元スウェーデン代表FWマルクス・ベリ(37)が現役引退を決断したことを発表した。 クラブの発表によれば、現役引退の理由は背中のケガによるもので、今以上に悪化した場合は手術が必要となり、メディカル的にサッカー選手としての活動を続けることが不可能となったからだという。 ヨーテボリの下部 2023.09.26 06:30 Tue

エールディビジの関連記事

フェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)が夏の移籍市場の舞台裏を語った。 昨シーズンは公式戦26ゴールを記録し、今シーズンもここまで7試合4ゴールを奪っているヒメネス。日本代表FW上田綺世のライバルでもあるエースストライカーは、夏の移籍市場でのステップアップも取り沙汰された。 9月2 2024.10.05 21:52 Sat
フェイエノールトは24日、メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが長期離脱になることを発表した。 ヒメネスは22日に行われたエールディビジ第6節のNACブレダ戦に先発出場したが、29分に太ももを負傷。プレー続行不可能となり、担架でピッチを後に。上田綺世は緊急投入された。 クラブの発表によれば、ヒメネスは24 2024.09.25 00:30 Wed
アヤックスの元イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンは、クラブの夏の補強戦略に落胆の姿勢を示した。イギリス『ミラー』が伝えている。 昨シーズンはエールディビジで5位に終わるなど、不本意な成績に終わったアヤックス。今シーズンは巻き返しを図りたいところだったが、リーグ戦4試合2勝1分け1敗の成績となっており、消 2024.09.24 10:10 Tue
フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世が、今シーズンのエールディビジで初ゴールを記録した。 上田は22日に行われたエールディビジ第6節のNACブレダ戦で、FWサンティアゴ・ヒメネスが負傷したため29分から途中出場。するとその5分後、左サイドのハイス・スマルからのクロスに強烈なダイビングヘッドを放ち、今シー 2024.09.23 12:50 Mon
NECナイメヘンFW小川航基がエールディビジで今季2ゴール目をマークした。 NECは21日の第6節でヘラクレスとホームで対戦。1-2で敗れ、今季2度目の連敗となったが、先発した小川が一矢報いた。 2点ビハインドの45分、小川は左CKからのクロスにニアのスペースでヘッド。相手のディフレクションがありながらもゴ 2024.09.22 09:35 Sun

フローニンヘンの人気記事ランキング

1

サウジでもUAEでもなく…オランダ1部有数のGKにイラン強豪から突如好条件オファー、PSV&フェイエノールトも獲得本腰の実力者

オランダ1部・エールディビジでも有数のGKに、中東イランの強豪クラブから好条件で契約オファーが届いたという。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 欧州5大リーグに準ずるオランダのトップディビジョン、エールディビジ。この舞台で今季確かな評価を確立し、王者PSVやフェイエノールトも獲得を望むGKに、中東イランからオファーが届いたとのこと。 男はオランダ人GKエティエンヌ・ファーセン(28)。かつてオランダの植民地だった南米スリナムに在住歴があり、今月に入ってスリナム代表デビュー…即座に正GKの地位を得た。 クラブキャリアは20歳からRKCヴァールワイクに所属。チームは今季18チーム中15位でギリギリ残留、自身は30試合49失点というなかでも、セービングを始めとするスキル全般が高く評価され、国内トップクラブへの移籍が噂に。 6月30日付けでフリーエージェントとなることもあり、PSVやフェイエノールト、AZアルクマール、NACブレダ、ヴィレムII、フローニンヘンから、すでに契約オファーがあるという。 ただ、そこへ中東イランの最強クラブ、ペルセポリスも介入。ファーセンは前述のスリナム代表デビュー後、休暇中に突如スマホが鳴り、ペルセポリスからPSVやフェイエノールトを遥かに凌駕する好条件を提示されたとのことだ。 “イラン勢がオランダ1部有数のGKに関心” この噂は以前から中東発信で存在したそうだが、ついにペルセポリスが本腰を入れ始めた格好。サウジアラビアでもUAEでもなくイラン…興味深く捉えたサッカーファンは、ファーセンのSNSに「いい一歩だよ」などとコメントし、イラン行きを後押ししているそうだ。 これまでファーセン獲得の最有力とされたのはフローニンヘン。ただ、トップクラブではない故、普遍的な年俸しか提示できず、ペルセポリスが脅威の存在に。ファーセンの去就はいま、オランダで小さくない注目を浴びている。 2024.06.21 12:30 Fri
2

ヘッド2発のDF板倉滉「建英から凄く良いボールが入ってきた」、田中碧とのコンビは「邪魔するより一個前の位置に」

U-24日本代は29日、SAISON CARD CUP 2021でU-24アルゼンチン代表と対戦。3-0で快勝を収めた。 26日に東京スタジアムで行われた試合では0-1で敗れていたが、この日はスタメン9名を入れ替えてプレー。前半から出しの早い、インテンシティの高いプレーを見せると、45分にDF瀬古歩夢(セレッソ大阪)のフィードに抜け出たFW林大地(サガン鳥栖)が初ゴールを奪い先制する。 後半はアルゼンチンも選手を変えて強度を高めた中、68分と73分にMF久保建英(ヘタフェ)のCKからMF板倉滉(フローニンヘン)がヘディングで2ゴールを奪取。そのまま逃げ切って勝利を挙げた。 試合後のメディア取材に応じたMF板倉滉(フローニンヘン)は2ゴールについて「本当に建英から凄く良いボールが入ってきたのが1つと、あとは凄く相手のマークが激しく自分を掴みたがっていたので、僕と相手のマークの間に(古賀)太陽に入ってもらって、ブロックしてもらいました」と振り返り、「そのおかげで自分が走るコースを見つけることができましたし、建英から毎試合毎試合良いボールが入ってくるので、2つゴールに繋げられたのは良かったです」とコメント。2ゴールを喜んだ。 1戦目で負けた状態で臨んだこの試合については「前回の試合は負けてしまったんですけど、守備のところをどうやっていこうかという声掛けはできていましたし、今回はさらに試合中からみんなで声を掛けながら、行くところ行かないところ、球際の一対一もそうですし、そういったところは前の試合と比べて修正できたと思います」と語り、チームとして修正できていたと手応えを語った。 また、久々のボランチでの出場となり、川崎フロンターレの下部組織で共に育ったMF田中碧とのコンビだったが「碧が基本真ん中に入って、ボールをさばけていましたし、碧自身はボールが持てる選手で、周りもよく見えて、チームを回してくれる存在でした」と後輩のプレーぶりを評価。「僕はいつもあの位置に入りますが、今日は前目のポジションに立って、相手も嫌がっていましたし、なるべくボランチとディフェンスの間に立とうと意識していて、そうすることで碧がフリーになる時間もありました」と語り、田中を生かすためにポジションどりを変えていたとコメント。「碧があそこで結構ボールを持てていたので、自分はそこを邪魔するというよりは一個前の相手が嫌がるポジションを取ろうと意識していました」と語った。 また「碧自身のことは小学校から知っていますし、ユースの時も一緒にやっていますけど、碧は上手い選手ですし、周りが見えている、凄く気がきく選手なので、邪魔しないようにというか、碧自身があそこでプレーできるので、1つ前の相手が嫌なポジションを取ることだけを意識していました」と成長を大きく感じていたとし、「守備も試合前に碧と確認していましたし、そこを上手くボランチから中盤に伝えるとか、中盤からFWに伝えることができていたので、そこは良かったと思います」と、チームとしての意思疎通も問題なくできていたと語った。 前回の試合では失点シーンでクロスを上げさせてしまった板倉。この試合に向けては「前の試合で負けていますし、僕自身ずっと言っていますが、東京五輪では金メダル以外考えていないので、強豪相手にしっかり勝っていかないといけないというのがその気持ちの部分に出たと思います」とコメント。「今回こうやってコロナのある中でアルゼンチンという良い相手と2試合できたのは凄く良いですし、負けて終わりじゃなく、勝って追われたのも良かったと思います」と語り、目標に掲げている金メダルへ良い2試合だったと語った。 今日はボランチで出場したが、本来はCBでプレーしている板倉。「CBに入っても相手にやらせないようにしないといけないですし、自チームではCBをやっているのでそこに自信は持っていますし、今日は凄く久々のボランチだったので、多少心配はありましたけど、碧が真ん中に入って、ボールを受けて、チームのリズムを作ってくれていたので、自分はその1つ前のポジションに入ってチームを助ける動き、あとは守備のところで自分が潰せるようにと考えていました」と語り、CBとしての気概は高まったと語った。 チームへの意識付けについても「チーム全員が東京五輪で金メダルというのは絶対意識していると思いますし、自分自身練習からとにかくこういう相手に勝たないといけない、負けちゃいけないというのを見せてきたつもりですし、今日も本当に試合の入りから全面に出て、一対一の激しい競り合いだったりで勝てていたので、それが勝利に繋がったと思っています」と語り、プレーで意識付けができていると語った。 攻撃でうまくいっていた部分についても「初戦はなかなか縦パスが入らなかったり、2列目に凄く良い選手がいる中で、その選手たちに預けることができていなかったので、そこをちょっと意識はしていました」と1戦目からの修正をコメント。「自陣というより高い位置でボールを回せていたと思いますけど、繋ぐところとハッキリ相手の裏に出すことはできていたので、前の選手もハードワークして戦ってくれていたので、セカンドボールを中盤の自分たちが回収しながらと意識していました」と語り、「ボールを回しながらも縦パスで建英や(相馬)勇紀、(食野)亮太郎のところもそうですけど、そこを上手く使えていたところが前と違って良かったところだと思います」と1戦目よりも2列目の選手を有効に使えていたと語った。 チームで組織的に対抗したことについても「組織的に戦うところは日本の良さでもありますし、みんなで攻撃してみんなで守るというのは引き続きやらないといけないところです」と語り、「今日の試合では一対一の局面でも負けていないというところが凄く多かったし、そこでマイボールにできるシーンも多かったので、帰ったところで個々でレベルアップして集まれればと思います」と、個々の成長が必要だとした。 2021.03.30 02:10 Tue
3

ロッベンの息子が父親と同じ道へ!フローニンヘンのアカデミー入団、世界的へと羽ばたけるか

元オランダ代表FW、快足ウインガーのアリエン・ロッベン氏の息子も父親と同じ道を歩むようだ。 チェルシーやレアル・マドリーでプレーし、バイエルンでは一時代を築き上げたロッベン氏。育成年代時代はフローニンヘンに所属し、トップチームへ昇格してプロキャリアをスタートさせた。 ヨーロッパのビッグクラブで活躍し、多くのタイトルを獲得したのち、2021年7月に現役を引退。キャリアの最後も自身が育ったフローニンヘンで終えた。16日にはロッテルダムのフルマラソンに出場して2時間58分33秒のサブ3を達成するなど、引退してシューズは変わってもさすがのスピードを誇っている。 そのロッベン氏の息子も同じくフローニンヘンでプレーするようだ。 フローニンヘンの育成部門が24日にツイッターで公表。2人の息子、ルカくんとカイくんが揃ってユニフォームを手にする姿を公開した。 なお、ルカくんはU-16部門、カイくんはU-12部門に所属することとなる。2人が父親と同じよう、世界的へと羽ばたけるか、今後の成長が楽しみだ。 <span class="paragraph-title">【写真】目元などは父親似?ロッベンの息子2人がフローニンヘンのユニフォーム手にツーショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="nl" dir="ltr"> Kai Robben (O12) en Luka Robben (O16) stromen komend seizoen in bij de opleiding.<br><br>Welkom boys!<a href="https://twitter.com/hashtag/WordGroter?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WordGroter</a> <a href="https://t.co/epP6HPF9mp">pic.twitter.com/epP6HPF9mp</a></p>&mdash; FC Groningen Opleiding (@fcgopleiding) <a href="https://twitter.com/fcgopleiding/status/1650464872172273667?ref_src=twsrc%5Etfw">April 24, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.04.26 15:50 Wed
4

古橋亨梧のライバル、得点王争ったファン・フェーンがフローニンヘンへ完全移籍

フローニンヘンは20日、マザーウェルからオランダ人FWケビン・ファン・フェーン(32)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2026年夏までの3年間となる。なお、背番号は「9」を背負うこととなる。 ファン・フェーンはオランダでキャリアをスタート。その後、イングランドへと渡り下部リーグで長らくプレー。2021年7月にマザーウェルへと完全移籍した。 すると、今シーズン一気に飛躍。スコティッシュ・プレミアシップで38試合に出場し25ゴールを記録。セルティックの日本代表FW古橋亨梧と最後まで得点王を争い、27ゴールに続く得点ランキング2位に輝いた。 リーグでは11試合連続ゴールを記録し、137年ぶりにクラブの記録を更新し、公式戦では総得点のほぼ半分を占めるなど、飛躍のシーズンとなり、母国に復帰する形となった。 フローニンヘンはかつて堂安律(フライブルク)や板倉滉(ボルシアMG)がプレー。しかし、今シーズンはエールディビジで最下位に終わり、エールステディビジ(オランダ2部)への降格が決定していた。 2023.06.21 10:40 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly