ローマ主将デ・ロッシが違反覚悟で無言の抗議…今季セリエA導入の共通腕章を着用せず

2018.08.21 15:35 Tue
セリエA開幕戦において、ローマの主将MFダニエレ・デ・ロッシが指定されているキャプテンマークを巻いていなかったとして問題になっている。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が20日、報じている。

デ・ロッシは19日、アウェーで行われたトリノ戦(1-0でローマが勝利)に先発フル出場した。だが35歳MFは、主将として巻くはずのキャプテンマークが規定に違反していたと指摘されている。

セリエAでは、今シーズンからプレミアリーグに倣い、全チームに共通のキャプテンマークを導入することが決定。レーガ・セリエAは、白地に紺色で縁取られ、「カピターノ(キャプテン)」と記された公式の腕章を着用するように規定で義務付けた。昨シーズンまでは、選手が自由に腕章を選び、カスタマイズすることが可能で、試合ごとに変更することもできた。このため決定の発表後には、アタランタの主将パプ・ゴメスことMFアレハンドロ・ゴメスがインスタグラム上で抗議の声を発信。ジェノアのDFドメニコ・クリッシトなど一部の選手の支持を受けた。

デ・ロッシはA・ゴメスのように言葉でメッセージを発信することはなかったが、昨年に使用したローマカラーの赤色のキャプテンマークを左腕に巻いて開幕戦のピッチに登場。90分間プレーし、無言の抗議を行った。翌日に開催されたアタランタ対フロジノーネ戦(4-0)では、A・ゴメスも同様にカスタマイズされた腕章を着用してプレーした。レーガ・セリエAは現在、デ・ロッシらに処分を科すことは検討していないようだが、次節ではローマとアタランタの対戦が予定されており、両主将が規定の腕章を巻くかどうか注目されている。

提供:goal.com

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