イニエスタ、ラ・ロハに別れのメッセージ「今からファンとして支える」

▽スペイン代表からの引退を発表したヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタが、感謝を述べている。自身公式ツイッターアカウント(@andresiniesta8)を通じて伝えた。

▽イニエスタは1日、ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦のロシア代表戦に途中出場。しかし、延長の末もつれ込んだPK戦では1人目のキッカーを担当してしっかりと決めたものの、結果的には3-4でチームは敗退することに。試合終了後のインタビューに応じたイニエスタは、「僕のスペイン代表での仕事はもう終わった」と語り、代表引退を表明していた。

▽3日、ツイッターを更新したイニエスタが、改めて代表チームに対する感謝を伝えている。
「皆さんこんにちは。14年前、僕はナショナルチームのあのシャツを始めて着用した。僕は15歳で、あの瞬間のことは決して忘れないだろう」

「母国のカラーを背負えるようになることは、人生の夢だった。夢としてだけでなく、責任も非常に特別なんだ」「何年もの間、それが何を意味するのかを知ろうと全力を尽くし、君たちが誇りに思ってくれるよう努力したよ」

「スペインフットボールの1つの絶頂期を過ごせたことは、とてもラッキーだったと思う。とてもとても特別な世代の選手たちと一緒にね」

「僕らは大成功を収めた。若い頃に皆が夢を見たこと、大きな失望もあったし、非常に困難な時も経験した」

「全ての人々へ。僕を良きチームメートにしてくれて、良きサッカー選手にしてくれて、本当にありがとう。何年間も皆さんと全てを分かち合うことができたのは、僕の誇りだった」

「今、脇道を歩む時が来た。簡単な決断ではなかったよ。それどころか、何カ月もそれについて考えたんだ」

「将来はエキサイティングだ。信じられないような選手たちがいて、今から僕はファンとして彼らを無条件に支えるだろう」

「この先が素晴らしいことは間違いないし、大きな成功を収めることになるだろう。印象的なグループとしてね」

▽2006年5月にスペイン代表デビューを飾ったイニエスタは、歴代3位タイの133試合に出場。2010年に行われた南アフリカW杯決勝のオランダ代表戦では、延長後半に決勝ゴールを決めるなど、スペイン代表のW杯初優勝に大きく貢献した。