日本、システム変更もスイスにノーゴールで敗戦《国際親善試合》

▽日本代表は8日、国際親善試合でスイス代表とアウェイで対戦し、0-2で敗戦した。

▽西野体制初戦となったガーナ代表戦を0-2と完敗した日本は、ロシア・ワールドカップ(W杯)登録メンバー23名を発表し、W杯初戦のコロンビア代表戦まで調整試合が残り2試合となった中、ガーナ戦のスタメンから山口に代えて酒井高のみを変更。システムを3バックから4バックに変更し、GKに川島、最終ラインに右から酒井高、吉田、槙野、長友、ダブルボランチに長谷部と大島、2列目に右から原口、本田、宇佐美と並べ、最前線は大迫が務めた。

▽一方、4大会連続のW杯出場となるFIFAランキング6位の強豪スイスは[4-2-3-1]を採用。GKにビュルキ、4バックに右からリヒトシュタイナー、シェアー、アカンジ、R・ロドリゲス、ダブルボランチにジャカとベーラミ、2列目に右からシャキリ、フロイラー、エンボロ、1トップにガブラノビッチが入った。
▽インテンシティ高く試合に入ったスイスに押し込まれる立ち上がりとなった日本は6分、長友のクロスがルーズとなってボックス内の原口がループシュート。しかし、飛び出していたGKビュルキの手にボールは収まった。

▽その後も右サイドのシャキリを起点にスイスが攻勢に出るかと思われたが、日本も徐々にボールを落ち着かせられるようになると、25分に長谷部がミドルシュートを浴びせる。▽しかし直後、R・ロドリゲスの左クロスからガブラノビッチにヘディングで合わせられたシュートがわずかに枠を外れて助かると、続く30分には右CKからガブラノビッチのヘディングシュートが枠を捉えていたが、酒井高に当たって難を逃れた。

▽さらに36分、ロングボールからガブラノビッチのヘディングシュートでゴールを脅かされた日本は、40分にアクシデント。大迫が腰を痛めて武藤との交代を強いられた。すると直後、エンボロの仕掛けでボックス左への侵入を許すと、吉田が倒したとしてPKを献上。これをR・ロドリゲスにゴール右へ決められて先制を許した。

▽1点ビハインドで迎えた後半、前半序盤同様にシャキリを起点とした攻撃で日本はスイスに押し込まれる入りとなる。そんな中55分、2選手を交代する。宇佐美と酒井高に代えて乾と酒井宏を投入した。ここから日本が押し込む展開が増えるも、シュートにつなげることはできない。

▽膠着状態が続く中、71分にカウンターからようやく原口のミドルシュートで後半の1stシュートを浴びせた日本だったが、74分に川島のスローインミスからシャキリにロングシュートを狙われる大ピンチを迎える。

▽わずかに枠を外れて助かった日本は、本田に代えて香川を投入。しかし82分、カウンターを受けた流れからシャキリの左クロスをムバンジェに折り返され、最後はセフェロビッチに蹴り込まれて追加点を許した。

▽そのまま0-2で敗戦。ガーナ戦に続くノーゴールに終わった日本は、12日にW杯前ラストマッチのパラグアイ代表戦に臨む。