ガーナ戦で躊躇は禁物…FW岡崎慎司「中途半端な試合になったら意味がない」《キリンチャレンジカップ》

▽日本代表は29日、翌30日に行われるキリンチャレンジカップ2018のガーナ代表戦に向けて試合会場の日産スタジアムで最終調整を行った。

▽トレーニング終了後、FW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)がミックスゾーンでメディア陣による質疑に応答。西野朗新体制での初の試合に課題を見つけるためにも「迷わずに思い切ったプレーができないといけない」と主張した。

◆FW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)
──ガーナ戦に向けて
「今新しい監督で、コミュニケーションが取れると言ってもいきなりフィーリングを合わせるのは難しいと思います。だからこそ迷わずに思い切ったプレーができないといけないんじゃないかなと思います。うまくいっていないということをプレーに出したらダメだと思うので、そういう部分でやり続けることの精神が明日は必要なのかなと思います」
「やり続けてこそ、ワールドカップでどう戦えば良いのかという明確な課題が出てくると思います。そこで中途半端な試合になってしまえば意味がありません。それが一番避けなくてはいけないこと。そのためには勝ちにいかなくてはいけないですし、そこに対して一人一人が責任感を持つことだと思います」

──ガーナ戦では得点を奪いにいくプレーと、チームに合わせたプレーのどちらを出してアピールしていくか
「もちろん両方ですね。誰も自分のアピールのためだけにやっている選手はいないと思います。ワールドカップでチームが勝つためにどうしたら役に立てるか、どっちが優先的に出るかという部分では難しいですけど、チームが勝つためにプレーすることが日本代表が勝っていくためのプレーにつながると思います。そういう意味ではゴールを奪えばチームの役に立ちますけど、全てはチームのためだと思うので、それが良い方向に出ればと思います」──最前線での決まりごとは
「ないですね。今まで3トップというのはやってきましたし、それが2シャドーなのか、ワイドに開くのかという部分では選手の対応力が必要になります。言ってしまえば選手一人一人がその状況に応じて選択していく部分が必要になってきます。攻めるときには、一人一人の選手たちの特徴が生きるようなサッカーになっていかなくてはいけません」

──ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の時には、クラブでやっていたことと違うことを求められていた。そういう意味では自分らしくプレーできるか
「やり方というのもそこまでないので、そういう意味では自分が思うようにプレーすれば良いのかなと思います。それがうまくいけば、間違いなくチームの役に立てると思います。そういう部分はやってみなきゃわからないですけど、それができなければ窮屈なサッカーになってしまいます。明日のガーナ戦もワールドカップでもそうですけど、相手が強くなればなるほど、自分たちがやりたいことができなくなるということは想定しなくてはいけません。そういった時に今までやってきたような速い攻撃も必要になると思います。そこはいろいろなことを想定しなくてはいけないと思います」