涙のカリウス、CL決勝から一夜…「本当に眠ることができなかった」

2018.05.28 09:44 Mon
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リバプールのGKロリス・カリウスが、悔しさを味わったチャンピオンズリーグ(CL)決勝から一夜、今の胸の内を明かした。

▽リバプールは26日、CL決勝でレアル・マドリーと対戦。GKカリウスはこの日先発出場を果たしたが、後半立ち上がりにスローイングミスからFWカリム・ベンゼマに先制点を許してしまう。その後、チームは1-1と同点に追いついたが、途中出場のMFガレス・ベイルに圧巻のオーバーヘッドシュートを決められると、試合終盤にはベイルの無回転のミドルシュートを弾き損ねてしまい、最終的に1-3の敗戦を喫した。

▽試合後、カリウスは涙を流してサポーターへ謝罪。「今は何も考えることができない。今日、僕のせいでチームが負けてしまった」と落胆した姿で語っていた。
▽それから一夜が明けた27日にカリウスは自身のインスタグラム(lorisk21)を更新。自身の心境を明かし、ミスについて改めて謝罪すると共に、ファン・サポーターに感謝を告げた。

「これまで本当に眠ることができなかった。失点シーンが何度も何度も頭によぎる。チームメイト、ファン、そしてスタッフ、すべての人に本当に申し訳なく思っている。僕は2つのミスで試合を台無しにしてしまい、失望させてしまった。前にも言ったように時間を戻したいけど、それは不可能なこと。レアル・マドリーを倒せると信じて戦ってきたからこそ辛い。キエフまで来て、試合後にも僕の背中を押してくれた素晴らしいファンの方々に感謝している。それは当たり前のことではない。改めてビッグファミリーであることを教えてもらったよ。ありがとう。強くなって帰ってくる」

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