原口元気、夏以降の去就については考えず…「眼中にあるのはW杯のみ」

2018.05.24 23:01 Thu
ヘルタ・ベルリンに所属する日本代表FW原口元気は、今夏以降の去就については考えていないようだ。ドイツ紙『ベルリーナ・クリーア』がコメントを伝えた。

原口は今年1月にヘルタとの契約を1年延長し、宇佐美貴史らもレンタルで加わっていた2部のデュッセルドルフに今夏までの期限付きで移籍した。フリードヘルム・フンケル監督が率いるチームで自信を取り戻し、宇佐美とともにフォルトゥナの1部昇格に大きく貢献している。

「昇格と1位の順位は僕の選手生活のなかでも大きな出来事」と今季を振り返った原口は、デュッセルドルフ市内で開催された昇格パーティーでのファンの声援に「人生であのようなことを体験したことがないです」とその時覚えた感動を語った。

一方、フォルトゥナが完全移籍での原口獲得を試みると見られるなか、ヘルタのパル・ダルダイ監督は「ゲンキをここに歓迎する」と発言。夏のロシア・ワールドカップ(W杯)での活躍次第で市場価値が跳ね上がる可能性もあり、ヘルタにとっては、原口の売却を急ぐ必要がないことと、必ずしも放出することが既定路線ではない考えもうかがわせている。

しかし、本人にとっては目標はただ一つだ。半年間2部でプレーしたことについて「目標がありますから、そう決めました」と説明する原口だが、今後については「今はまったく将来のことは考えていませんよ。眼中にあるのはW杯のみです」とコメントした。本人もクラブと同様、夏以降の去就については選択肢が広がるかもしれないW杯後に決めたいようだ。


提供:goal.com

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