酒井3週間ぶり復帰でフル出場もマルセイユは痛恨ドローでEL決勝に不安…《リーグ・アン》
2018.05.12 05:50 Sat
▽日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユは11日、敵地で行われたリーグ・アン第37節でギャンガンと対戦し、3-3で引き分けた。酒井は右サイドバックでフル出場した。
▽残り2試合となったリーグ・アンで2位リヨン(勝ち点75)、3位モナコ(勝ち点74)と三つ巴のトップ3争いを繰り広げる4位マルセイユ(勝ち点73)。来週ミッドウィークにアトレティコ・マドリーとのヨーロッパリーグ(EL)決勝を控えるチームは、出場停止のグスタボとラミ、コンディション不良のパイエと一部主力が欠場。その一方で、第34節リール戦でヒザを痛めて欠場が続いていた酒井が右サイドバックで先発に復帰した。
▽試合は開始早々に動く。2分、右サイドでボールを受けたトヴァンが余裕を持って浮き球のクロスを入れると、ゴール前でDFに競り勝ったジェルマンのヘディングシュートがゴール右隅に決まり、アウェイチームが早々にリードを手にした。
▽勢い付くマルセイユは14分、左サイドでうまくDFと入れ替わってスペースに飛び出したオカンポスが絶妙なクロスを供給。これをジェルマンの後方から飛び出したトヴァンがダイビングヘッドでゴール左隅に突き刺した。
▽立ち上がりの2ゴールで余裕の展開となったマルセイユだが、その後はテュラムとブリアンの仕掛けとグルニエの攻撃センスを生かして反撃を試みるギャンガンに対して、急造の最終ラインが苦戦を強いられる。とりわけ、復帰明けの酒井はテュラムのアジリティと1トップながらファジーなポジショニングでかく乱を図るブリアンに後手の対応が続く。
▽1点を返されて後半に臨んだマルセイユは引き続き守勢を強いられると、52分にボックス内でオカンポスのハンドを取られて痛恨のPK献上。これをキッカーのグルニエに右隅へ決められ、2点のリードを追いつかれて試合を振り出しに戻された。
▽それでも、すぐさま勝ち越しに向けて攻勢を強めるマルセイユは59分、ボックス手前右角のトヴァンから短いスルーパスを受けたサンソンがゴール右でシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。続く62分にはロングカウンターからトヴァンとサンソンで2対2の状況を作るが、ここはトヴァンがボールをこねてしまい、ボックス内で相手DFに絡め取られる。
▽その後、64分にマキシム・ロペスを下げてエンジエを投入し、より前がかるマルセイユだったが、直後の66分に試合の流れを大きく左右するミスを犯す。前線に攻め残っていたブリアンへの縦パスに対して、まずいポジショニング、不用意なスライディングカットを試みたDFセルティクがボールに触れず、ブリアンに独走を許す。そして、難なくボックス内に侵入したブリアンをGKマンダンダが倒してしまい、PK献上に加えて一発退場。守護神退場を受けてジェルマンを下げてGKプレを投入するも、ブリアンのPKを止めることはできず、逆転ゴールを献上した。
▽数的不利とはいえども何とか勝ち点1を持ち帰りたいマルセイユは73分にオカンポスを下げて、最後の交代カードとしてブナ・サールを投入。その後も苦しい展開が続くも、頼れるエースがチームを救う。81分、相手陣内中央でボールを奪ったサンソンが右サイドに展開。ここでB・サールがグラウンダーのクロスを入れると、難しいバウンドながらもゴール前のトヴァンが利き足とは逆の右足で見事なダイレクトシュートをゴール左に流し込み、同点に追いつく。さらに84分には右CKの流れからセルティクに名誉挽回のチャンスも、ここは相手DFの決死のブロックに遭い、劇的勝ち越しゴールとはならない。
▽その後、試合終盤にかけて白熱の攻防が繰り広げられる。マルセイユは途中投入のB・サールが脱臼でプレー続行不可能となり9人での戦いを強いられるが、91分にはロングカウンターからボックス左に持ち込んだトヴァンにハットトリックのチャンスも、ここはシュートを枠に飛ばせない。逆に、試合終了間際にはギャンガンの波状攻撃からGKプレがつり出された中でケルブラに無人のゴールへシュートを許すが、ここはDFアマヴィの値千金のゴールカバーで凌いだ。
▽結局、試合は3-3のままタイムアップ。2点リードから一時試合を引っくり返されるも、数的不利から何とか追いついたマルセイユは何とか勝ち点1を持ち帰ることに成功。しかし、翌日に試合を控えるモナコとリヨンにプレッシャーをかけることはできず、リーグ戦での来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が厳しくなった。そのため、16日に行われるEL決勝が持つ意味がより強くなった。
▽残り2試合となったリーグ・アンで2位リヨン(勝ち点75)、3位モナコ(勝ち点74)と三つ巴のトップ3争いを繰り広げる4位マルセイユ(勝ち点73)。来週ミッドウィークにアトレティコ・マドリーとのヨーロッパリーグ(EL)決勝を控えるチームは、出場停止のグスタボとラミ、コンディション不良のパイエと一部主力が欠場。その一方で、第34節リール戦でヒザを痛めて欠場が続いていた酒井が右サイドバックで先発に復帰した。
▽試合は開始早々に動く。2分、右サイドでボールを受けたトヴァンが余裕を持って浮き球のクロスを入れると、ゴール前でDFに競り勝ったジェルマンのヘディングシュートがゴール右隅に決まり、アウェイチームが早々にリードを手にした。
▽立ち上がりの2ゴールで余裕の展開となったマルセイユだが、その後はテュラムとブリアンの仕掛けとグルニエの攻撃センスを生かして反撃を試みるギャンガンに対して、急造の最終ラインが苦戦を強いられる。とりわけ、復帰明けの酒井はテュラムのアジリティと1トップながらファジーなポジショニングでかく乱を図るブリアンに後手の対応が続く。
▽すると、マルセイユは守勢に回った前半終了間際の42分に1点を返される。カウンターから左サイドで仕掛けたテュラムからパスを受けたブリアンがシュートを放つと、クロスバーを叩いたこぼれ球をブリアンがタップインした。
▽1点を返されて後半に臨んだマルセイユは引き続き守勢を強いられると、52分にボックス内でオカンポスのハンドを取られて痛恨のPK献上。これをキッカーのグルニエに右隅へ決められ、2点のリードを追いつかれて試合を振り出しに戻された。
▽それでも、すぐさま勝ち越しに向けて攻勢を強めるマルセイユは59分、ボックス手前右角のトヴァンから短いスルーパスを受けたサンソンがゴール右でシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。続く62分にはロングカウンターからトヴァンとサンソンで2対2の状況を作るが、ここはトヴァンがボールをこねてしまい、ボックス内で相手DFに絡め取られる。
▽その後、64分にマキシム・ロペスを下げてエンジエを投入し、より前がかるマルセイユだったが、直後の66分に試合の流れを大きく左右するミスを犯す。前線に攻め残っていたブリアンへの縦パスに対して、まずいポジショニング、不用意なスライディングカットを試みたDFセルティクがボールに触れず、ブリアンに独走を許す。そして、難なくボックス内に侵入したブリアンをGKマンダンダが倒してしまい、PK献上に加えて一発退場。守護神退場を受けてジェルマンを下げてGKプレを投入するも、ブリアンのPKを止めることはできず、逆転ゴールを献上した。
▽数的不利とはいえども何とか勝ち点1を持ち帰りたいマルセイユは73分にオカンポスを下げて、最後の交代カードとしてブナ・サールを投入。その後も苦しい展開が続くも、頼れるエースがチームを救う。81分、相手陣内中央でボールを奪ったサンソンが右サイドに展開。ここでB・サールがグラウンダーのクロスを入れると、難しいバウンドながらもゴール前のトヴァンが利き足とは逆の右足で見事なダイレクトシュートをゴール左に流し込み、同点に追いつく。さらに84分には右CKの流れからセルティクに名誉挽回のチャンスも、ここは相手DFの決死のブロックに遭い、劇的勝ち越しゴールとはならない。
▽その後、試合終盤にかけて白熱の攻防が繰り広げられる。マルセイユは途中投入のB・サールが脱臼でプレー続行不可能となり9人での戦いを強いられるが、91分にはロングカウンターからボックス左に持ち込んだトヴァンにハットトリックのチャンスも、ここはシュートを枠に飛ばせない。逆に、試合終了間際にはギャンガンの波状攻撃からGKプレがつり出された中でケルブラに無人のゴールへシュートを許すが、ここはDFアマヴィの値千金のゴールカバーで凌いだ。
▽結局、試合は3-3のままタイムアップ。2点リードから一時試合を引っくり返されるも、数的不利から何とか追いついたマルセイユは何とか勝ち点1を持ち帰ることに成功。しかし、翌日に試合を控えるモナコとリヨンにプレッシャーをかけることはできず、リーグ戦での来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が厳しくなった。そのため、16日に行われるEL決勝が持つ意味がより強くなった。
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