甲府、大量4発で上野展裕体制初勝利! コーチ代行指揮の京都は連敗…《J2》

▽明治安田生命J2リーグ第13節の全11試合が6日に行われた。

▽えがお健康スタジアムで行われたロアッソ熊本vsヴァンフォーレ甲府は、4-1で甲府が勝利している。

▽連敗中の12位・熊本(勝ち点17)と、5試合未勝利の18位・甲府(勝ち点12)の一戦。2012年以来の対戦となった同カードは、上野展裕監督体制初勝利を目指す甲府が開始早々の4分に、新井の左サイドからのカットインシュートが小塚に当たってゴールに吸い込まれて先制に成功する。
▽幸先良く先制した甲府はさらに24分、後方からのロングパスを堀米がボックス手前やや左で収めると、GKの位置を見てループシュートを選択。これがGK畑の頭上を越えてゴールネットを揺らした。

▽後半に入ると勝利を手繰り寄せたい甲府は、56分にジュニオール・バホスが追加点。さらに76分にも小塚のスルーパスに抜け出した途中出場の金園がボックス中央やや左からゴールに叩き込んで試合を決定づけた。▽一矢報いたい熊本は86分にPKを獲得し、キッカーの安柄俊がJ2リーグ戦通算17000ゴール目を記録して1点を返したが、反撃はここまで。4-1で勝利した甲府が上野体制初白星。一方の熊本は、3連敗となった。

▽京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で行われた京都サンガF.C.vsレノファ山口FCは、2-1で山口が勝利している。

▽前節連勝を逃した21位・京都(勝ち点9)と、2試合未勝利の4位・山口(勝ち点21)の一戦。試合は前節まで指揮を執った布部陽功監督の退任が確実視される中で、コーチのボスコ・ジュロブスキー氏が暫定的に指揮を執る京都が押し込む展開で試合が進む。

▽しかし先制点は山口。前半アディショナルタイム、池上の右CKをボックス中央やや左でオナイウ阿道が競り勝って頭でゴールへ押し込んだ。

▽1-0で試合を折り返すとリードする山口が京都を突き放す。65分、敵陣中央やや右でボールを受けた前がゴール前へ浮き球を供給。走りこんだ山下が右足で合わせ、ゴール左隅へと流し込んだ。

▽苦しい状況となった京都は77分、仙頭のパスをボックス右で受けた岩崎がダイレクトでクロス。ニアサイドに走りこんだ田中マルクス闘莉王がゴールネットを揺らして点差を1点に縮めた。しかし、最後まで京都に同点ゴールは生まれずに試合終了。山口は3試合ぶり白星を飾った。

◆明治安田生命J2リーグ第13節 結果
▽5/6(日)
モンテディオ山形 2-0 カマタマーレ讃岐
ロアッソ熊本 1-4 ヴァンフォーレ甲府
水戸ホーリーホック 0-1 徳島ヴォルティス
東京ヴェルディ 0-1 ツエーゲン金沢
アルビレックス新潟 1-2 大分トリニータ
京都サンガF.C. 1-2 レノファ山口FC
大宮アルディージャ 0-1 ジェフユナイテッド千葉
FC町田ゼルビア 1-0 横浜FC
ファジアーノ岡山 2-2 アビスパ福岡
愛媛FC 1-1 栃木SC
FC岐阜 2-0 松本山雅FC