【ELプレビュー】崖っぷちのガナーズ、難攻不落メトロポリターノ攻略で指揮官を母国に連れて行けるか《アトレティコ・マドリーvsアーセナル》
2018.05.03 18:00 Thu
▽ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグ、アトレティコ・マドリーvsアーセナルが日本時間3日28:05にエスタディオ・メトロポリターノでキックオフされる。早々の数的不利、指揮官の退席処分という逆境を跳ね除けて価値あるドローに持ち込んだアトレティコと、寸前で勝利を逃した崖っぷちのガナーズがリヨンへの切符を懸けて激突する運命の第2戦だ。
▽先月26日にアーセナル・スタジアムで行われた1stレグではアトレティコが開始10分でDFヴルサリコが退場、直後にシメオネ監督が退席処分という、アクシデントに見舞われた。そして、ホームの利と数的優位を手にしたアーセナルがここから猛攻に出るも相手の堅守をこじ開けられない。それでも、後半立ち上がりの61分にFWラカゼットのゴールでアーセナルが先制に成功。その後もホームチームが2点目に迫るものの決め切れずにいると、82分にロングボール一本に抜け出したFWグリーズマンが値千金の同点ゴールを奪い、試合は1-1でタイムアップ。10人のアトレティコが敵地でアウェイゴールを奪い、良い形でマドリード帰還を果たした。
▽80分近くを指揮官不在、10人での戦いを強いられながらも持ち味の堅守でドローに持ち込んだ試合巧者のアトレティコ。先週末に行われたアラベス戦では多くの主力を温存した中、FWトーレスがPKを失敗するなど苦戦を強いられるもFWガメイロがこの試合2本目のPKを決め切って公式戦4試合ぶりとなる1-0の勝利を収めた。なお、同節でバルセロナが優勝を果たしたため、すでに来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしているアトレティコはここからELに全精力を注ぐ構えだ。その一方で、気がかりは審判への執拗な抗議でベンチ入り禁止処分を受けた闘将シメオネ監督の不在だ。代役はアトレティコの“山のフドウ”ことブルゴスコーチが担うが、戦況に応じた的確な采配が求められるところだ。
▽一方、決定力不足と守備の緩さと長年の課題を払拭できず、数的優位を得たホームでの1stレグで敗戦に等しい1-1のドローで試合を終えたアーセナル。先週末に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのビッグマッチでは多くの主力を温存した中、MFナイルズやMFムヒタリアンらの好パフォーマンスで一時同点に追いついたものの、最後の最後でMFフェライニに決勝点を許して1-2の敗戦。主力不在で難所オールド・トラフォードでのゲームというエクスキューズはあったものの、2戦連続で試合終盤に失点した事実は今回の一戦に向けて大きな不安材料だ。また、アトレティコは直近のホームゲーム10試合で9勝1分け且つ失点はわずかに「1」と、圧倒的なスタッツを残しており逆転での決勝進出には120パーセントの力が必要となるはずだ。
▽両チームの勝ち上がりの条件はアトレティコが勝利で文句なし。また、0-0のドローでも突破が決まる。一方のアーセナルは勝利か、2点以上奪ってのドローで逆転突破となる。なお、1-1のドローで終わった場合のみ、延長戦に突入する。(延長戦でもアウェイゴールルールは適用)
▽アトレティコ・マドリー予想スタメン
DF:トーマス、ホセ・ヒメネス、ゴディン、リュカ
MF:コレア、ガビ、サウール、コケ
FW:グリーズマン、ジエゴ・コスタ
負傷者:GKオブラク、DFフィリペ・ルイス、フアンフラン
出場停止者:DFヴルサリコ
▽1stレグで退場したヴルサリコが出場停止によって欠場となる。負傷者に関してはフアンフランと、練習復帰したもののコンディション不良のフィリペ・ルイスが引き続き欠場となる。その一方で、筋肉系のトラブルで直近のアラベス戦を欠場したオブラクは2日前の練習で復帰しており、起用可能な模様だ。
▽スタメンに関しては本職不在の右サイドバックにトーマス、ピボーテにガビが入る見込みだ。また、アラベス戦で温存されたグリーズマンやサウールと共に1stレグに間に合わなかったジエゴ・コスタが復帰するはずだ。その一方で、右サイドバック不在とビトロの好調を受けて、シメオネ監督が3バックを採用する可能性も伝えられている。
▽アーセナル予想スタメン

DF:ベジェリン、ムスタフィ、コシエルニー、モンレアル
MF:ラムジー、ジャカ、ウィルシャー
MF:エジル、ムヒタリアン
FW:ラカゼット
負傷者:MFカソルラ、エルネニー
出場停止者:FWオーバメヤン
▽レギュレーションの問題でオーバメヤンが登録メンバー外となり引き続き欠場する。負傷者に関してはカソルラとエルネニーが引き続き欠場する。
▽スタメンに関しては直近のユナイテッド戦で戦列復帰を果たし好パフォーマンスを見せたムヒタリアンが先発に復帰し、ウェルベックがベンチスタートになる見込みだ。仮に、ムヒタリアンのコンディションに問題があれば、ジョーカーとして後半からの出場になる。
★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:FWジエゴ・コスタ
▽ケガの影響で1stレグに間に合わず、久々のロンドンで躍動する姿を見せられなかったものの、メトロポリターノで戦う2ndレグでは復帰が濃厚だ。今季ややナイーブな対応が目立つ相手センターバックコンビに対して、持ち味のハードなプレーで駆け引きを行い、チームを勝利に導くゴールを奪いたいところだ。なお、チェルシー時代の対アーセナル通算成績は4勝2敗で合計3ゴールを記録している。
◆アーセナル:MFヘンリク・ムヒタリアン
▽負傷明け2試合目となる今回の一戦では先発かジョーカーのいずれかの役割を担うことになるが、その中で引いた相手を崩す個の仕掛けや好連係を見せるエジルとのコンビプレーでゴールをこじ開けたいところだ。その一方で、インテンシティの高いビッグマッチでは消されてしまうことも少なくないだけに、プレーの継続性という部分でも改善を見せたい。
▽先月26日にアーセナル・スタジアムで行われた1stレグではアトレティコが開始10分でDFヴルサリコが退場、直後にシメオネ監督が退席処分という、アクシデントに見舞われた。そして、ホームの利と数的優位を手にしたアーセナルがここから猛攻に出るも相手の堅守をこじ開けられない。それでも、後半立ち上がりの61分にFWラカゼットのゴールでアーセナルが先制に成功。その後もホームチームが2点目に迫るものの決め切れずにいると、82分にロングボール一本に抜け出したFWグリーズマンが値千金の同点ゴールを奪い、試合は1-1でタイムアップ。10人のアトレティコが敵地でアウェイゴールを奪い、良い形でマドリード帰還を果たした。
▽80分近くを指揮官不在、10人での戦いを強いられながらも持ち味の堅守でドローに持ち込んだ試合巧者のアトレティコ。先週末に行われたアラベス戦では多くの主力を温存した中、FWトーレスがPKを失敗するなど苦戦を強いられるもFWガメイロがこの試合2本目のPKを決め切って公式戦4試合ぶりとなる1-0の勝利を収めた。なお、同節でバルセロナが優勝を果たしたため、すでに来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしているアトレティコはここからELに全精力を注ぐ構えだ。その一方で、気がかりは審判への執拗な抗議でベンチ入り禁止処分を受けた闘将シメオネ監督の不在だ。代役はアトレティコの“山のフドウ”ことブルゴスコーチが担うが、戦況に応じた的確な采配が求められるところだ。
▽両チームの勝ち上がりの条件はアトレティコが勝利で文句なし。また、0-0のドローでも突破が決まる。一方のアーセナルは勝利か、2点以上奪ってのドローで逆転突破となる。なお、1-1のドローで終わった場合のみ、延長戦に突入する。(延長戦でもアウェイゴールルールは適用)
◆アトレティコ・マドリー◆
【4-4-2】
【4-4-2】
▽アトレティコ・マドリー予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オブラクDF:トーマス、ホセ・ヒメネス、ゴディン、リュカ
MF:コレア、ガビ、サウール、コケ
FW:グリーズマン、ジエゴ・コスタ
負傷者:GKオブラク、DFフィリペ・ルイス、フアンフラン
出場停止者:DFヴルサリコ
▽1stレグで退場したヴルサリコが出場停止によって欠場となる。負傷者に関してはフアンフランと、練習復帰したもののコンディション不良のフィリペ・ルイスが引き続き欠場となる。その一方で、筋肉系のトラブルで直近のアラベス戦を欠場したオブラクは2日前の練習で復帰しており、起用可能な模様だ。
▽スタメンに関しては本職不在の右サイドバックにトーマス、ピボーテにガビが入る見込みだ。また、アラベス戦で温存されたグリーズマンやサウールと共に1stレグに間に合わなかったジエゴ・コスタが復帰するはずだ。その一方で、右サイドバック不在とビトロの好調を受けて、シメオネ監督が3バックを採用する可能性も伝えられている。
◆アーセナル◆
【4-3-2-1】
【4-3-2-1】
▽アーセナル予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オスピナDF:ベジェリン、ムスタフィ、コシエルニー、モンレアル
MF:ラムジー、ジャカ、ウィルシャー
MF:エジル、ムヒタリアン
FW:ラカゼット
負傷者:MFカソルラ、エルネニー
出場停止者:FWオーバメヤン
▽レギュレーションの問題でオーバメヤンが登録メンバー外となり引き続き欠場する。負傷者に関してはカソルラとエルネニーが引き続き欠場する。
▽スタメンに関しては直近のユナイテッド戦で戦列復帰を果たし好パフォーマンスを見せたムヒタリアンが先発に復帰し、ウェルベックがベンチスタートになる見込みだ。仮に、ムヒタリアンのコンディションに問題があれば、ジョーカーとして後半からの出場になる。
★注目選手
◆アトレティコ・マドリー:FWジエゴ・コスタ

Getty Images
▽アトレティコの注目プレーヤーはかつてのチェルシーのエースストライカーのジエゴ・コスタだ。昨夏、チェルシーから愛する古巣に3年ぶりの復帰を果たしたスペイン代表FWは、クラブがFIFAからの補強禁止処分(登録禁止処分)が明けた今年1月から戦列に復帰。ケガによって幾度か離脱を強いられるも、屈強なフィジカルを生かしたボールキープやスマートなオフ・ザ・ボールの動きを生かしたスペースメークなど、相棒グリーズマンや中盤の攻撃参加を促すポストプレーで存在感を示す。▽ケガの影響で1stレグに間に合わず、久々のロンドンで躍動する姿を見せられなかったものの、メトロポリターノで戦う2ndレグでは復帰が濃厚だ。今季ややナイーブな対応が目立つ相手センターバックコンビに対して、持ち味のハードなプレーで駆け引きを行い、チームを勝利に導くゴールを奪いたいところだ。なお、チェルシー時代の対アーセナル通算成績は4勝2敗で合計3ゴールを記録している。
◆アーセナル:MFヘンリク・ムヒタリアン

Getty Images
▽アーセナルの注目プレーヤーは、同じく復帰したばかりのムヒタリアンだ。今冬のアーセナル加入以降、公式戦13試合で3ゴール6アシストとまずまずの成績を残しているアルメニア代表MF。ヒザの負傷が癒え、復帰戦となった直近のユナイテッド戦では古巣初対戦でゴールを挙げるなど、軽快なプレーが光った。▽負傷明け2試合目となる今回の一戦では先発かジョーカーのいずれかの役割を担うことになるが、その中で引いた相手を崩す個の仕掛けや好連係を見せるエジルとのコンビプレーでゴールをこじ開けたいところだ。その一方で、インテンシティの高いビッグマッチでは消されてしまうことも少なくないだけに、プレーの継続性という部分でも改善を見せたい。
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ユニフォームのボディペイントでノースロンドン・ダービーに訪れたつわものがいるようだ。イギリス『デイリー・スター』が伝えた。 24日にエミレーツ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第6節、アーセナルvsトッテナムは、アーセナルが2度先行するも、ソン・フンミンの2ゴールでトッテナムも譲らずドローでタイムアップ。白熱の一戦は引き分けで幕を閉じた。 好調な両チームがピッチで火花を散らす中、ピッチ外でも大きな注目を集めた人物がいるようだ。 アーセナルのファンであるアラベラ・ミアさんは、上下ユニフォームのボディペイントを施してスタジアムに足を運んだ。 身に付けているのは面積の少ないショーツとニプレス、靴下とシューズのみ。あとは絵の具のみという非常に過激な格好だ。 大作の準備には4時間を要すとのこと。ミアさんは昨季のホーム最終戦にも同様のスタイルで来場しており、大きな反響を巻き起こしていた。 この日も盛況だったようで、「今回たくさんの人が私を認識して写真を撮りに来てくれて、試合前の雰囲気はとても良かったです」と、同紙に語っている。 「(試合は)思うような結果を得られませんでしたが、またたくさんの素晴らしいファンに出会えました!さらに盛り上げて、アーセナルを推していきましょう!」と、自身のインスタグラムで綴ったミアさん。 「美しい」、「アーセナルファンはきっとそのユニフォームを着た君を高く評価したと思う」、「ホットだね」、「素敵な女性」、「これを見たら勝ちだと思います」などの賛辞が寄せられるなど、インターネット上でも賑わいを見せた。 <span class="paragraph-title">【写真】布率ほぼ0%!アーセナルユニのボディペイントを施した女性サポーター</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CxlhkwmoDqi/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; 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